フタガワラ

「お前らぁ、食事の邪魔をするな!」

【名前】 フタガワラ
【読み方】 ふたがわら
【声】 小谷津央典
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第三十五幕「十一折神全合体(じゅういちおりがみぜんがったい)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 二の目での両腕の盾による絶対的な攻撃と防御
【伝承のルーツ】 塗り壁
【モチーフ】 鬼瓦、埴輪
【名前の由来】 2(ふた)つの

【詳細】

鬼瓦のような、埴輪のような姿を持つアヤカシ。筋殻アクマロの5人目の部下。

両手が口になっており、文字通りに手当たり次第に何でも食べるが、これは後に本領を発揮する為に過ぎない。

二の目になった後、それまでに食べた栄養によって両腕を身の丈を超えた頑強な鬼瓦に変貌させる。
この鬼瓦を固く閉じる事であらゆる攻撃から身を守り、その両目からの不気味な光線で周囲を焦熱地獄にする事もできる。

ひたすらに食べ続け、腑破十臓薄皮太夫のサポートもあり、満腹になるまで食事を続けていく。
その過程で流ノ介のショドウフォンを食べてしまうが、満腹になったところで十臓達の攻撃を受け倒される(その直前、スーパーシンケンレッドが右腕を切り落とし、ショドウフォンは取り戻せた)。

その直後、二の目となる(その際に両腕が巨大な鬼瓦となった真の姿へと変貌した)。
ダイカイシンケンオーの攻撃を完璧に防御し、鬼瓦の打撃と両腕のパンチで圧倒するが、全ての折神を全侍合体させたサムライハオーが誕生し、虎ドリルと海老バサミを耐え切るが、ダイシンケン覇王斬りには耐え切れずに怯み、最期はモヂカラ大弾円を受け爆散した。

現代の伝承で『塗壁』という妖怪がいるとされている。
『塗壁』は正体の不明な人間を遮る壁のような化け物らしく、フタガワラが二の目となった際に不動の壁そのものとなった姿が『塗壁』伝承のルーツになったと思われる。

彼はアクマロが真の狙いを血祭ドウコク達に悟られない為の囮だった。

【余談】

巨大化すると姿が大きく変化する例は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴレムサイマ獣以来となり、「命を落とさないと巨大化できない」という点も共通しているが、あちらは巨大化後に自我を失うのに対し、こちらは失っていない(同作にも巨大化の為にわざと味方に倒される怪人が登場している)。

塗壁をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『忍者戦隊カクレンジャー』のヌリカベ以来の登場となる。

同幕で『時空警察ヴェッカーシグナ』の覚/覚良亮二役の鯨井康介氏が流之介の歌舞伎時代の相方・松川新太郎役としてゲスト出演している。

最終更新:2018年02月07日 22:58