ユメバクラ

「御大将の言い付けだ。黙って寝んねちな!」

【名前】 ユメバクラ
【読み方】 ゆめばくら
【声】 小杉十郎太
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第二十五幕「夢世界(ゆめせかい)」
第二十六幕「決戦大一番(けっせんおおいちばん)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 迷妄凶夢剣(めいもうきょうむけん)
【伝承のルーツ】
【モチーフ】 獣(ゾウトラサイウシ)、悪夢
【名前の由来】 夢枕(ゆめくら)+獏

【詳細】

混じった獣のような、渦巻く悪夢のような姿を持つアヤカシ。

左手からの催眠効果を持つ息で人間を眠らせ、様々な夢を見させる。
自身は夢の世界に自由に出入りができ、夢の中で人間を食べる事を好み、夢の中で食べられてしまった者は2度と目覚めず、その姿は醜悪で起こす悪事は残酷だが、口調は子供のようにあどけなく、それが返って不気味となっている。

腑破十臓の暗殺命令に背いた薄皮太夫への刺客として血祭ドウコクに送り込まれ、左手からの息で人々を眠らせていく。
その過程で源太も眠らせると彼の夢の中に侵入し、ピンクと交戦する太夫の前に出現すると2人を眠らせ、夢の中に侵入する。

モヂカラを駆使して追い掛けるブルーやグリーンと交戦し、自在に世界を変化させて翻弄する。
しかし、「2人にも同様の事ができる」と気付かれた為に夢から追い出されてしまい、2人のシンケンマルの斬撃で左手を失った為に撤退を余儀なくされる(それと同時に眠らされた人々も目覚めた)。

その後、人々を直接食べようと再度出撃するが、十臓と交戦するレッド以外のシンケンジャーが駆け付け、スーパーシンケンブルーのシンケンマルの斬撃を受け倒される。

その直後、二の目となる。
ダイカイシンケンオーを奇妙な動きで翻弄するが、スーパーシンケンブルーの指揮で他の4人は奮起した為に攻撃を止められてしまい、最期は折神大開砲を受け爆散した。

現代の伝承で『獏』という妖怪がいるとされている。
『獏』は上記の4匹の動物などが合わさったような姿を持ち、夢を食べる化け物らしく、ユメバクラの姿と夢に誘う能力が『獏』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】

彼を最後にドウコク配下のアヤカシはほとんど登場しなくなる。

第四幕のアヤカシもトラがモチーフ、第二十三・二十四幕のアヤカシもウシがモチーフになっている。

獏をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『忍者戦隊カクレンジャー』のバクキ以来の登場となる。

声を演じる小杉氏は『超力戦隊オーレンジャー』のバラビルダー以来、14年振りにスーパー戦隊シリーズの怪人の声を演じている。
更に次作準レギュラー出演している。

最終更新:2014年06月09日 17:36