【詳細】
夜道で人間の歩行を阻み、姿の見えない壁のような妖怪。
日本の福岡県・遠賀郡の海岸地帯に伝承として残されており、通行人の目の前に突然見えない壁が出現する。
押しても引いても前に進む事ができずに通行人はパニックに陥るが、落ち着いてから歩き出したり、棒で下の方を払う事により壁は消える場合がある。
イメージ的には『ゲゲゲの鬼太郎』の塗壁をイメージすると分かりやすいが、この妖怪はあくまで伝承を元に作られたキャラクターである。
2007年に発見された資料では全く異なり、
イヌのような謎の生物が「ぬりかべ」だと言われている。
塗り壁をモチーフにした怪人は日本妖怪のメジャーな部類とされている為、妖怪を題材にした作品に採用されている。
『
仮面ライダー響鬼』の魔化魍ヌリカベは
カタツムリ(或いはナメクジ)のような頭部とハマグリの殻のような身体を持つ化け物として登場し、足となっている触手を操って攻撃するが、幼体時はここが弱点となっており、「下の方を払うと壁が消える」という伝承はここから来ているとされている。
最終更新:2016年02月10日 21:25