天下御免の侍戦隊!
【あらすじ】
この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪、
外道衆は遥かな昔から人間達を襲い苦しめてきた。
その外道衆と代々戦ってきたのが、殿とその家臣で構成される侍戦隊シンケンジャーである。
志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は当初はシンケンレッドとして1人で外道衆と戦っていた。
しかし、後見役の日下部彦馬は外道衆の本格的な攻勢が始まる事を察知しており、いずれ殿1人での戦いに限界が来る事を危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集し、侍戦隊シンケンジャーを結成した。
こうして「殿」と「家臣」達は外道衆との戦いに身を投じていく。
スーパー戦隊シリーズ33作目。
モチーフは初めて「侍」を採用し、スーツそのものも和服のデザインに近く頭部もそれぞれのメンバーが扱う属性の漢字一文字があしらわれるというある種奇抜なものとなった。
この作品から通例のキャスト表記が仮面ライダーの様な表記になっている。
上記のとおり、初期メンバーは「殿(レッド)」と「家臣達(それ以外のメンバー)」で構成されており明確な上下関係が存在する。
この上下関係が"時代錯誤"であることは作中でもしょっちゅう取り上げられるが、それが物語に深みを与える結果となった。
また、本作の世界観の基礎として「真面目に馬鹿なことをやろうとする」が取り入れられている。
作中では徹底的に「和風」が取り入れられ、シンケンジャーの拠点はもちろんモヂカラと呼ばれる特殊な力を駆使する。
仮面ライダーディケイドと本編中で共演を果たす。
これは異世界を渡り歩くディケイドならではの企画と言えるが、異世界からの来訪者の影響でシンケンジャーの世界にも
異変が生じており単なるお祭り企画のみならず本編とリンクしている(シンケンジャーの世界の脚本は同作のメインライターの小林靖子氏である)。
シリーズ終盤で初めて「女性レッド」が登場する作品でもある。
最終更新:2020年04月21日 03:43