バラダーツ

「こざかしい女狐めが、地獄へゆけ!」

【名前】 バラダーツ
【読み方】 ばらだーつ
【声】 小林清志
【登場作品】 超力戦隊オーレンジャー
【登場話】 第9話「突然!!裏切り者」
【所属】 マシン帝国バラノイア
【分類】 マシン獣
【モチーフ】 サソリ

【詳細】

バラノイアが開発したマシン獣。

街中で暴れている最中に駆け付けた吾郎達の前に、頭にリンゴを乗せた3体のバーロ兵を呼び出し、頭部のサソリの尻尾を模した部分からの「ポイズンダーツ」でウィリアム・テルのように見事に撃ち抜く。
次はレッド・ブルー・イエローが描かれた3つの扇子を那須与一のように撃ち抜くふりをして、レッド・ブルー・グリーンにダーツを刺す。
このダーツには刺さった生物を錆び付かせる力があり、地球の生物を錆び付かせようと目論む。

駆け付けた桃達の前に解毒剤のカプセルを見せびらかし、それを手に入れようとされて戦闘するも圧倒し、イエローに腰のチューブ付きの針を刺し電撃を浴びせる。
変身解除した樹里は何と彼の仲間に成ると言い出し、忠誠の証としてピンクの首を差し出すと言い桃と戦闘。樹里は桃を羽交い絞めし、ダーツを刺すように言われる。
言われるがままに発射するが、桃が逃れたため樹里に刺さってしまい、急いで解毒剤を投げ渡すが忠誠云々は全て芝居で、まんまと解毒剤は手に渡る。
だが、元々樹里を信用しておらずそれは偽物だが、「既に解毒剤は完成した」と嘘を言われると、回復した男性陣の立体映像のトリックもあって悔しさから本物を投げ捨ててしまい、回収されてしまう。
全員揃ったオーレンジャーには敵わず、レッドの秘剣・超力ライザーを受け敗北。

その直後、巨大化エネルギーを注入されて巨大化する。
オーレンジャーロボを頭突きや腰の針からの電撃で苦しめるが、超力ドグバルカン・ドグスカイキック・超力モアキャノンの連続攻撃に翻弄され、最期はクラウンファイナルクラッシュを受け爆散した。

【余談】

頭部はサソリそのものになっており、「ダーツを発射する」というのはサソリの針からきている。

同話は同じ井上敏樹氏の執筆する『高速戦隊ターボレンジャー』第20話の換骨奪胎となっており、そこでもサソリがモチーフのモードクボーマがブルーターボ/浜洋平に毒を打ち込み、救う為にピンクターボ/森川はるなが暴魔に味方する芝居をする。
作戦を行う普段は卑怯三昧のズルテンが騙されて解毒剤を渡してしまうのが印象的で、モードクボーマ自身にキャラ性がないのが異なっている。

バラダーツは幹部陣と会っていないが、作戦経過を聞いた皇帝バッカスフンドが「女は裏切る」と言って皇妃ヒステリアを怒らせる一幕がある。

声を演じる小林氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となり、次作味方役として出演している。

最終更新:2012年07月13日 18:02