鳴滝

「全てを破壊し、また新たな何かを生み出したか。おのれ、ディケイド！ お前がいる限り、私の旅も終わらない」

【名前】	鳴滝
【読み方】	なるたき
【俳優】	奥田達士
【登場作品】	仮面ライダーディケイド 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
【出身世界】	不明
【登場世界】	すべての世界
【分類】	不明

【詳細】

『仮面ライダーディケイド』に登場する謎の男。

自身を「預言者」と称し、単独で時空に干渉し世界を渡り歩いたり、異世界の仮面ライダーをオーロラを通し呼び出す能力を持つ。

「ディケイド」という存在を異常なまでに敵視しており、士達が訪れた先の世界の仮面ライダー達にディケイドの事を「悪魔」、「破壊者」だと吹き込み、敵対するよう煽っている。
また、「ディケイドを止められるのは君だけだ」と言っては、光夏海にも積極的に接触を持っていた。
彼がディケイドを敵視しているのかはTV本編及び、全ての劇場版でも明かされることはなく仮面ライダーディケイドの物語は幕を閉じている。

大ショッカーの事はかなり前から知っていて敵対していたようだが、『MOVIE大戦2010』ではディケイドを倒すためにスーパーショッカーへと入りゾル大佐となる。
しかし、あくまで服装を変えていただけで、彼の正体が『1号の世界』に登場するゾル大佐本人ではない（実際、ドラスの攻撃に巻き込まれた次のシーンには元の姿に戻っている）。

TV最終回では「ディケイドはすべてを滅ぼす。全ての仮面ライダーを、門矢士をも滅ぼすのだ。」と口にし、どうやら「ディケイド」というシステムそのものを嫌悪しているだけで、変身者である門矢士に関しては特に敵意はないようにも見受けられる。
しかし、『ファイズの世界』では士を抹殺するべく仮面ライダーリュウガをけしかけていたりするなど、行動に一貫性がないため多くの謎が残る。

ディケイドのシステムを開発したのは大ショッカーであったため、オールライダーVS大ショッカーにて組織と敵対していたかのように描かれた鳴滝が、ディケイドを敵視するのも「ディケイド＝大ショッカーの戦力」とするのなら納得がいく。

【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】

ドクトルGの正体として姿を見せ、カニレーザーへの変身も披露。
しかしヒーローたちに破れ、ディケイドに上記の捨て台詞を残し逃走した。

【小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~】

小説独自の設定ではあるが、本編では明かされる事が無かった正体及び真の目的が明らかとなった。

自分の暮らしている世界に絶望し、数々のパラレルワールドを渡り歩いたが理想郷が見つからず絶望。
さらに複数の世界を移動した影響で自分の存在を失いかけてしまい、それを補うため人々から生命エネルギーを奪い取っていた。

【MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-】

ホビージャパンにて連載されたS.I.C. HERO SAGAシリーズの一つに登場。

ストロンガーの世界に介入し城茂の役割を与えられた門矢士一行と敵対する。
本作品では「ディケイドが物語に介入することでその世界の歴史が変化し、それが他の世界に与える影響を防ぐ」役割を持つのが鳴滝であるとされた。

【MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-】

同じくS.I.C. HERO SAGAシリーズの別作品にも登場。

ゾル大佐の姿で登場し、黄金狼男としての怪人態も披露した。

何故鳴滝がこうも幾つもの怪人や敵幹部の姿に変身できるのかの理由も語られている。
仮面ライダーディケイドが「世界の破壊者」と呼ばれ他の仮面ライダーに変身できる能力を持つのに対して、鳴滝は他の怪人に変身できる「世界の創造者」であるが故。

【RIDER TIME 仮面ライダーディケイド VS ジオウ ディケイド館のデス・ゲーム】

王様ゲームを主催したピエロの風貌をした謎の人物として登場。

真実のソウゴことオーマジオウの支配下におかれており、孤島で繰り広げられるゲームに嫌気がさしその状況を打開するために門矢士を呼び寄せていた。

【余談】

何かとディケイドのせいにしては「おのれディケイド！」と叫んでいる印象が強いキャラクター。
初めて第2話で登場した際には服装から仮面ライダー電王に登場した桜井侑斗を思った視聴者も居た模様。

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