【詳細】
外道衆と呼ばれる組織は首領や幹部、一般怪人まで全てがこれに分類される。
普段は三途の川の底、つまり水中で過ごし、この世(人間界)にある隙間を通る事で次元間を移動して、この世へ現れる。
あまり長時間現世で活動することは出来ず、三途の川から長く離れすぎた場合体に蓄えた水分が抜けて身体が干上がってしまう「水切れ」という現象が起きるため、定期的に三途の川に戻らねばならないが、完全に水を喪ってしまった場合アヤカシがどうなってしまうのかは描写されていないため定かではない。
アヤカシの姿は全く関係のない2つの物を混ぜ合わせている(テレビ朝日公式サイトでは「○○のような、△△のようなアヤカシ」と表記されている)というもので、外見からどんな妖怪として伝承を残した存在であるのかを看破するのは難しい。
しかし多くは戦国時代あたりから生き続ける長寿の存在であるため、度々目撃されておりその記述が文献としてまとめられ、志波家に残された文献からアヤカシの能力を知り対抗策を立てる場面も多く見られる。
生粋のアヤカシは2つ命を持ち、等身大で倒されて死亡しても巨大な姿の
二の目と呼ばれる状態で蘇る。
骨のシタリの能力によって一度だけ「
三の目」と呼ばれる姿が登場した事がある(
オボロジメ)が、巨大化した姿が最後の命であるためその状態で倒されることでようやくアヤカシは完全に消滅する。
しかし裏を返せばアヤカシである限りは倒されても1回は復活するということでもあり、自動蘇生であるため例外は無い…ものの、後述する元人間であるはぐれ外道のみが例外となっている。
二の目となると巨大化してしまい、一の目に戻れるのかは不明だが、
二の目となった状態の情報が知られていたりする個体も存在するため、時間経過でもとに戻れる(あるいは水切れで縮む、萎む?)か、フタガワラの場合同族が居てそれの記録が残されている可能性もある。
現世で死んだことであの世に行く途中、三途の川に戻ってきた…とか?
あまりに外道を働く人間もまたアヤカシ側に堕ちる場合があり、その元人間は
はぐれ外道と呼ばれ人間としての姿とアヤカシとしての姿を切り替える事が可能。
元々三途の川の生き物ではないため水切れも起きないが、ニの目を持たないため巨大化出来ず、等身大で死亡した場合そのまま消滅してしまう点が通常のアヤカシと異なる。
更に首領や幹部などを除き、名前はカタカナ5文字(或いは五音)となっている。
【余談】
多くのアヤカシの声はエコーで二重に加工されている。
それぞれのモチーフは日本の妖怪だが、上記の通り「◯◯のような△△のようなアヤカシ」として紹介されている通り、2種類の器物等が混ぜ合わされたような姿をしている。
例えば日本妖怪「オオカムロ」のルーツであるとされるアヤカシ第1号の
カゲカムロは「鎧兜のような、人間を食った巨大な笑い顔のような姿を持つアヤカシ」として紹介され、顔のようになった印象的な下半身の目撃例が巨大な顔を持つ妖怪「オオカムロ」として伝わることになったという設定となっている。
そのため外見から日本妖怪のモチーフを判別するのはかなり難しいが、
アゼミドロ(泥田坊がモチーフ)のようにわかりやすいものも多い。
仮面ライダー響鬼に登場する
魔化魍もまた日本妖怪をモチーフとした怪人が登場するが、そちらは魔化魍本体よりもそれの世話をしている童子と姫の目撃例が広まった結果、魔化魍自体とは異なる形で伝承に残っている個体も多い。
エイとツバメが合成された姿を持つ
魔化魍イッタンモメンは童子らの人間態の姿の目撃例から「ひらひらとした布の妖怪」として広まる、等。
最終更新:2023年09月12日 17:27