ドロタボウ

「何でや!?何でワイがテレビに映らんと、アイツらが映るんや!」

【名前】 ドロタボウ
【読み方】 どろたぼう
【声/俳優】 松村明
【登場作品】 忍者戦隊カクレンジャー
【登場話】 第9話「ドッキリ生中継」
【所属】 なし
【分類】 妖怪
【妖怪モチーフ】 泥田坊
【その他のモチーフ】 案山子

【詳細】

妖怪の1人。
人間態はアパート暮らしで関西弁を喋る小太りのダサい男性「泥田 坊」。

開発の影響で水田が消えていったため居場所を失った結果引きこもりと成り、テレビを極度に好んで没頭した結果時代劇の主人公であるお助け侍に扮し、自身も映ろうと生中継中のラーメン屋に押し入る。
その場に居合わせたジライヤとサイゾウに襲い掛かるもジライヤの返り討ちに遭い、天気予報の撮影に乱入すると正体を現し、
変身したブラックとブルーに「泥んこ玉」を投げ付けていき、親子でクイズ番組『スーパーバトルクイズ』に出演する予定だった利夫という少年の父親に怪我を負わせ、ブラックの攻撃に怯むと撤退する。

その後、「勇敢に妖怪に立ち向かった若者」としてテレビに中継されるジライヤ達を妬み、何としてでもテレビに映ろうと目論む。
街中で泥んこ玉を人々に投げ付け、両目からの光線で高層ビルを破壊していき、駆け付けたジライヤ以外の4人から逃走し、利夫の父親の代わりに利夫と共に出演したジライヤが全問正解したところに乱入して、ジライヤに「金網デスマッチ」での3ラウンド勝負(空手、剣術、ボクシング)を挑むも敗北。

その直後、妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化する。
両目からの光線でサスケ達に襲い掛かり、片手を翳すと同時に発生させる爆発で獣将を迎え撃ち、ブラックガンマーと激戦を繰り広げるが、隠流忍法・砂嵐で飛ばされる無数の岩石に怯み、最期は無敵将軍の火炎将軍剣を受け爆散した。

昔の「泥田坊」は田んぼや畑に出る妖怪だったが、畑があまりなくなった現代の泥田坊は惨めな存在らしい。

【余談】

西洋風の案山子がモチーフになっており、デザイン画の時点では1本足だった(『百化繚乱[上之巻]』より)。

同話で『電撃戦隊チェンジマン』のチェンジペガサス/大空勇馬役や『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャー/ブライ役の和泉史郎氏がお助け侍役、『鳥人戦隊ジェットマン』のホワイトスワン/鹿鳴館香役の岸田里佳氏がリポーター役、スーパー戦隊シリーズで多く怪人の声を演じる西尾徳氏が『スーパーバトルクイズ』の司会者役(俳優としての出演は『太陽戦隊サンバルカン』の松原正助以来となる)としてゲスト出演している。

ドロタボウモチーフの怪人第1号。
他には『侍戦隊シンケンジャー』でクサレ外道衆アゼミドロの逸話のルーツ先として、『仮面ライダー響鬼』では夏にのみ出没する等身大魔化魍の1体として魔化魍ドロタボウが登場している。

最終更新:2020年04月12日 16:44