カネダマ

「ユガミ博士、負けちゃったじゃないのよ~!」

【名前】 カネダマ
【読み方】 かねだま
【声/俳優】 篠田薫(未表記)/斉藤清六
【登場作品】 忍者戦隊カクレンジャー
【登場話】 第13話「ブッとばせ不幸」
【所属】 なし
【分類】 妖怪
【妖怪モチーフ】 金霊
【その他のモチーフ】 ブリキのロボット、スロットマシン

【詳細】

妖怪の1人。人間態は妖怪払いエクソシスト・福王大吉。

真夜中にプレゼントされた家に不幸がやって来る金色の「カネダマコイン」を「コイン、コイン~」と言いながら家々に投げ飛ばす。
その最中に出現したレッドと交戦し、「投げ銭アタック」(本人曰く「銭形平次も真っ青」)で攻撃するも全く通用せず、レッドスライサーを顔面に受けるが、ユガミ博士の手助けでレッドが退けられた為に難を逃れる。

翌朝、コインによって主人が眠ったケーキ屋へ人間の姿で出現し、「お祓いで呪いを解く」などと嘯く。
そこでは奥さんに断られるが、他の犠牲者の家でデタラメな呪文を唱え、コインを消し去って不幸を無効化し、「人々からの謝礼が足りない」と払いのけ、身ぐるみを剥がしたり、ヘソクリを巻き上げていく。

ケーキ屋にもお祓いを受けさせる為、ゴミ捨て場から磁力を発し、店がメチャクチャになったところに再登場するが、やはり断られる。
それでもお祓いを諦めず、ケーキを売るサスケ達を邪魔する為に貼り付けたコインで猫丸を暴走させるが、姿を見られるとカクレンジャーと交戦し、シノビナックルを装備したレッドのパンチで後頭部にコブができてしまうと撤退を余儀なくされる。

その後、返済に悩んでいる奥さんの所へ現れるが、サスケに隠していたコブを見られ、自作自演の金儲けもバレてしまう。
正体を現し、「究極の不幸」(息子を失う事)を起こそうと家に無数のコインを貼り付けて撤退する。

ケーキ屋の息子・ヒロシがトラックに轢かれそびれた光景を見届け、カクレンジャーに決戦を挑む。
右手に装着した磁石を振り回し、「磁力盗みの術」という技でブルーとイエローから奪い取ったカクレイザーで攻撃するが、シノビナックルを装備したレッドのパンチに再度怯み、隠流・満月斬りを受け敗北。

その直後、妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化する。
獣将ファイターと交戦するも大した抵抗もできず、最期はファイタークラッシュを受け爆散し、梵字の形になったまま昇天していく妖怪エネルギーも消え去った(上記の台詞はその際のもの。それと同時にコインも消え去った)。

昔の「金霊」は「住みついた家が金持ちになる」という縁起の良い妖怪だったが、時代の変化により人間に不幸をもたらす妖怪となった。

【余談】

「カネダマコイン」はユガミ博士と共同で作り上げ、人間態の名前「福王(ふくおう)」は言い方を少し変えると「不幸(ふこう)」になる。

声を演じる篠田氏は次々作でも硬貨を扱う怪人の声を演じている。

最終更新:2014年06月03日 17:34