ガシャドクロ

「バカな…私がやられるなんて…父上ーー!」

【名前】 ガシャドクロ
【読み方】 がしゃどくろ
【声】 遠藤憲一
【登場作品】 忍者戦隊カクレンジャー
【登場話】 第19話「暗闇の地獄罠!!」
第23話「電撃!!白い怪鳥」
第24話「あァ 一巻の終り」
第30話「再会 裏切りの父」
第31話「見たか!!新将軍」
【所属】 妖怪軍団/大魔王一族
【分類】 妖怪
【妖怪モチーフ】 がしゃどくろ
【その他のモチーフ】 軍人

【詳細】

貴公子ジュニアが変化した姿にして、彼の正体。

ウミボウズの敗北後にカクレンジャーと交戦し、巨大戦では大魔王の力も借りた為に獣将ファイターを苦戦させる。
妖怪大魔王が復活する直前に再び姿を変え、カクレンジャーに最後の決戦を挑むが、ツバサマルから雷鳴剣ヒカリマルを授かったレッドの隠流・雷鳴斬を受け敗北。

その直後、妖怪エネルギーの落雷を浴びて3度目の巨大化を果たす。
ゴッドサルダーの剣術に圧倒されるが、ユガミ博士が「最大の発明」と自負するジェットブースターとバズーカ砲を転送し、それらを背中と左腕にそれぞれ装備して、左腕のバズーカ砲からの火炎放射でゴッドサルダーを苦戦させ、更に左腕からの破壊光線「クラッシュビーム」でゴッドカークを攻撃する。

しかし、致命傷を負いながらも最後の力を振り絞った百地三太夫が助言し、5体の超忍獣は隠大将軍に五神合体する。
クラッシュビームで迎え撃つも通用せず、鉄拳ゴッドフィニッシュで左腕のバズーカ砲を叩き落された挙句に吹っ飛ばされてしまう。

更に隠大将軍はツバサマルと翼合体した事によりスーパー隠大将軍となり、最後の勝負として空中戦を挑む。
しかし、大した抵抗もせずにスーパー隠大将軍の回し蹴りで地上に落下してしまい、最期は鉄拳フライングフィニッシュを受け爆散した(上記の台詞はその際のもの。その際にバラを咥えた自身の顔が出現し、顔が消えた後にバラは散っていった)。

ユガミ博士もスーパー隠大将軍に破壊された封印の扉の下敷きになった(それと同時に石にされた人々も元に戻った)。
しかし、三太夫が息を引き取った後、封印の扉が修復され、遂に妖怪大魔王が2000年の封印から復活した。

「がしゃどくろ」は妖怪の中でも1位と2位を争う程の凶悪さを持ち、人間を相手に誰だろうと構わずに取り殺してしまう恐ろしい妖怪でもある。

【余談】

頭部にメットを被っており、左半身は迷彩模様となっている。
死した軍人の骸骨がなおも動き出したかのよう。

モチーフとなったガシャドクロは実は昭和中期に作られた創作の妖怪であり、日本古来に伝わる妖怪とは出自がやや異なる。
戦死者や野垂れ死にしたりなど、死者が埋葬されなかったことによる怨念やその骸骨が集まって巨大な骸骨になったとされ、夜中に歩き回り生者を握り潰して食べるともされている。
妖怪漫画の第一人者である水木しげる氏のゲゲゲの鬼太郎シリーズに登場したり、他の文献にも紹介されたことで知名度が高まった。

骸骨単体での妖怪はガシャドクロくらいで他には見られないが、「歌う骸骨」等に代表される喋る頭蓋骨という怪談話はいろいろある。

デザイン担当の篠原保氏によれば、「元々は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドーラモンスターとしてデザインし、ミリタリー要素は後に付け加えた」とのこと(『百化繚乱[上之巻]』より)。
当時を振り返るに、骸骨の色が左右に分かれているデザインに多少のミリタリー要素を足して完成させたものとのこと。

声を演じる遠藤氏は怪人役としては今作が初となり、『バトルフィーバーJ』の村野義雄以来、15年振りにスーパー戦隊シリーズに出演している。

最終更新:2024年02月13日 23:28