エラスモテリウムオルフェノク

村上「君達は再三の警告にも関わらず、私の期待を裏切った。終わりです」

【名前】 エラスモテリウムオルフェノク
【読み方】 えらすもてりうむおるふぇのく
【登場作品】 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
【所属】 スマートブレイン
【分類】 オルフェノク/激情態
【特色/力】 規格外の大きさ、巨大な角、鼻腔から発射される針
【生物モチーフ】 エラスモテリウム

【詳細】

更新世前期から中期のユーラシアに広域に棲息した古代のサイの一種、「エラスモテリウム」の特質を備えた超巨大なオルフェノク。

一部のオルフェノクが可能にした激情態の姿を維持し続けているが、これは心を失うことで可能にしたものであり、他者のコントロールを一切受け付けず本能のままに破壊を撒き散らす存在と化している。
全身を覆うアイアンスキンは並の攻撃では傷一つつかず、ファイズのグランインパクトはおろかブラスターフォームのブラッディキャノン(1発がフォンブラスター300発分の威力を持つ)の連射も全く効果がなく、怯みすらしなかったほど強靭。

攻撃手段はその途方も無い巨体による突進の他、鼻腔から発射される無数の針。
仮面ライダーオーガの装甲を易易と貫通して致命傷を与える威力を持ち、突進自体も14tにも及ぶ巨体から繰り出されるため、直撃してしまえばそれだけでお陀仏である。
角の一振りでクレインオルフェノク激情飛翔態を壁に叩きつけ、踏みつけではホースオルフェノク激情態に大ダメージを与えるなど、その巨体そのものが必殺の凶器。

頭部の一部にかつて人間だった頃のものと思われる「等身大のエラスモテリウムオルフェノク」の名残が確認できるものの、彼?に関するバックボーンは一切明かされていない。

「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」に登場。
スマートブレイン社の番犬」ともいえる存在であり、上記の通り既に人間の心は残っておらず、動物的な本能で敵対する存在を滅ぼし尽くす。
心がないため他者のコントロールを一切受け付けず、スマートブレインすらこのオルフェノクの扱いには手を焼いていた模様。

スマートブレイン社に侵入した3人(勇治直也結花)に襲い掛かり、クレインオルフェノクを針で射抜き、スネークオルフェノクを喰い殺す。
最終決戦でもファイズブラスターフォームがオーガと戦っている隙に解放され、真理に襲い掛かり観客席にいる一般人(オルフェノク)も意に介さず突撃して観客席ごと吹き飛ばすなど、
理性がない故にその行動には破壊がつきものとなっている。

ブラスターフォームとオーガの戦いに決着がついた直後、真里が閉じ込められていた檻を破壊して襲いかかろうとするも、巧との戦いで勇治はかつての心を取り戻しており、
オーガストラッシュで抑え込まれたため毒針を多数打ち込んで致命傷を与えるものの、最後の力で大きく投げ飛ばされてしまう。

何とか起き上がり体制を立て直すも、そこへブラスターフォームのフォトンバスターを食らい灰化し消滅した。

【555】

劇場版ノベライズ『555』ではスマートブレイン社の女性社員の変身する複数体が登場。

設定上では映像作品に比べるとスケールは幾分か縮んでいるが、それでも通常のオルフェノクとは比べられない程の巨体を持つ。
更に映像作品と同様の巨大な個体も登場し、ファイズと交戦するが、扱いはオーガの前座に過ぎなかった。

【余談】

エラスモテリウムとは更新世前期から中期のユーラシアにおいて生息していた古代のサイの一種。
その化石が発掘された際にユニコーンが実在していたと騒がれたことも。
体は頑丈で疾走にも適した長い四肢を持っていたとされている。草食で硬いイネ科の植物を食べるための進化を遂げていたらしい。

『パラダイス・ロスト』で『仮面ライダーアギト』の河野浩司役の田口主将氏と『仮面ライダー龍騎』の神崎沙奈子役の角替和枝氏が八百屋役、『龍騎』の大久保大介役の津田寛治氏がミナの父親役としてゲスト出演している(クレジットでは「友情出演」)。

仮面ライダー図鑑では「エラスモテリウムオルフェノク 激情態」として登録されている。

最終更新:2023年12月17日 20:12