海東純一 > 仮面ライダーグレイブ

「いい台詞だ、感動的だな。だが無意味だ」

【名前】 海東純一
【読み方】 かいとうじゅんいち
【声/俳優】 黒田勇樹
【登場作品】 仮面ライダーディケイド
【分類】 人間
【変身】 仮面ライダーグレイブ
【出身世界】 ディエンドの世界
【登場世界】 ディエンドの世界

【詳細】


仮面ライダーグレイブに変身する青年で、大樹の兄。
フォーティーンの側近のほか、謎の組織の施した改造手術を受け感情を失った人間たちを特定の区域で監視する役割を持っている。
普段は常に笑みを絶やさない温厚な性格だが、内には野心と情熱を秘めている。

以前はローチによる世界の支配を覆すべく、禍木慎、三輪春香と共に仮面ライダーとしてフォーティーンと戦っており二人から強く慕われていた。
平和を愛した男で、フォーティーンの部下として働いていた大樹に仮面ライダーの必要性を問い、自身がダークローチ達に捕らえられた後も仲間達を逃がしてまで仮面ライダーの存在を絶やすことは無かった。
しかし、大樹の「ライダー狩り」によって捕らえられ、その後はフォーティーンに忠誠を誓う側近になっており、洗脳を受けてフォーティーンに操られていると思われていた(この事件を機に、大樹は改心してフォーティーン一派を抜け、兄を助ける力を求めて大ショッカーからディエンドライバーを盗み出して仮面ライダーディエンドとなった)。

しかし、それは表の顔で、本来の目的は慎や春香のような反乱分子である仮面ライダーやそれに味方をする者を誘き寄せて根絶するためであった。

士が巨大邪神14を撃破した後、フォーティーンに従っていたのも自身の意思であると大樹達に話し、自分が第二のフォーティーンとして世界に君臨すると宣言して大樹と戦うが、互いに兄弟を討つことができず、姿を消した。
しかし、士は純一が大樹を斬れなかったことから「あいつは14にはなれない」と言い、大樹も一応の目的は達したことで以後は士に積極的に協力するようになる。

【余談】

劇中での彼の行動には極めて不可解な点が多く、例を挙げれば
  • 自身がダークローチの軍勢に捕らえられた際、慎と春香に逃げるよう指示を出している(本来ならいっぺんに邪魔なライダーを捕らえられたチャンスであったにも関わらず)。
  • 自分の意思で14に従っていたと言っていたが、それなら14の前で洗脳された芝居をする必要が無い。
  • 14が倒された直後に自分の本性を暴露する必要性がどこにも無かった(むしろ最悪のタイミングで暴露した事になる)。

これについて、黒田氏と親交の深い古田新太は、「昭和ライダーを出すという事で何度も設定が変更された」という理由を劇団新感線の舞台で明かしている。
この作品の少し後に黒田氏は俳優を引退している。

最終更新:2012年01月31日 15:48