「ゼイハブ。ワシは知っとるぞ、お前を倒す方法を…黒騎士を使って、いつか必ずお前を倒す!」
【名前】 |
樽学者ブクラテス |
【読み方】 |
たるがくしゃぶくらてす |
【声】 |
茶風林 |
【スーツアクター】 |
藤田健次郎 |
【登場作品】 |
星獣戦隊ギンガマン |
【登場話】 |
第一章「伝説の刃(やいば)」~第四十九章「奇跡の山」 |
【所属】 |
宇宙海賊バルバン |
【分類】 |
魔人 |
【モチーフ】 |
樽、本、学者 |
【名前の由来】 |
本(英:book)+ソクラテス |
【詳細】
3000年前の初代ギンガマンや星獣達との戦いで
ゼイハブ船長が重傷を負った際、彼を救う為に星の命を埋め込む手術を施した。
作戦参謀的ポジションだが、あまり役に立っておらず、他のメンバーからは酷く扱われ、
闇商人ビズネラの登場以降は更に顕著になった。
ドレッドレッダーの力を強化した小型の樽、
タグレドーの放つ毒を消したスプレー、ゴウタウラスを閉じ込めた樽などのアイテムを所有している。
銃頭サンバッシュが
行動隊長を務めた際は彼にど突かれながらも助言を行い、
剣将ブドーに対しては「サンバッシュの方が未だに可愛げがあった」と発言する程に煙たがり、サンバッシュに対してはそれなりに気に掛けていた模様。
「金貨と手柄を取られたくない」と泣き付く姪のイリエスと共にブドーを陥れるが、ギンガマンに倒された彼女を復活させようとした為に背後からゼイハブに急襲される。
ブドーを陥れたのを見抜きつつも見逃していた事をゼイハブに告げられた後、身体を鎖で縛られた状態で海中に沈められてしまうが、自身も星の命を仕込んでいた事で生還する(それ以降は以前と代わって顔色が悪くなり、頭髪も乱れている)。
「長い付き合いながら追放され、かつて自身の星もゼイハブに滅ぼされた」という事への憎しみから復讐の鬼と化し、
邪帝イリエスとの戦いで重傷を負っていたゴウタウラスを人質に取り、ゼイハブへの復讐の道具として黒騎士/ヒュウガの利用を目論む。
ギンガの森における禁断の薬草「沈み草」を飲ませたヒュウガにアースを捨てさせ、ヒュウガと共に作り上げた斧「ナイトアックス」を彼に授ける。
「寝首を掻かれては困る」という理由でゼイハブの弱点をヒュウガに教えず、自身の星の命を練習台にし、ゼイハブの体内にある星の命を破壊できるように修練させる。
当初はヒュウガを「目的の為の道具」としか見ていなかったが、暫く苦楽を共にしている内に確かな信頼感情(絆)が生まれていた。
操舵士シェリンダに致命傷を負わされた事で自身の最期を悟り、ヒュウガにゼイハブの弱点を教えてからゴウタウラスを解放し、最期は
賊兵ヤートットを道連れに自爆した。
【余談】
第一章ではシェリンダが剣を樽に突き刺した際にその樽から飛び出し、そのシーンは「黒ひげ危機一発」を思わせる。
ゼイハブからは「先生」(追放前)、サンバッシュからは「樽ジジイ(樽学者の大先生)」、ブドーからは「御老体」、イリエスからは「叔父様」、
破王バットバスからは「爺さん」と呼ばれている。
バルバンを追われた事で顔付きが変わった状態の彼を
「復讐の樽学者ブクラテス」という表記で紹介している書籍もある。
頭部の髪の毛には本のページをパラパラと捲った時のような意匠が見られる。
「イリエスの父親、或いは母親の弟」なのか、「イリエスの伯母、或いは叔母の夫」なのかは不明。
「星を滅ぼされた身だった」とは言え、追放の原因となった姪の立場の為に仲間を陥れた行動を取った点では彼にも非があり、「ヒュウガを復讐の道具扱いする」といった自分勝手で逆恨みとも取れる同情し難い行動だが、最後の最後で
善人となった。
声を演じる茶風林氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となり、同じ東映の特撮作品『ビーロボカブタック』でスパイドン役としてレギュラー出演している。
「作品が違う」とは言えども、これ程の短期間で2度特撮作品で声を演じる例は当時としては珍しい。
最終更新:2017年10月23日 19:33