未来戦隊タイムレンジャー

時間保護法違反により逮捕する!

【番組名】 未来戦隊タイムレンジャー
【読み方】 みらいせんたいたいむれんじゃー
【放送開始】 2000年2月13日
【放送終了】 2001年2月11日
【話数】 全51話+OV1話
【前作】 救急戦隊ゴーゴーファイブ
【次回作】 百獣戦隊ガオレンジャー

【あらすじ】

「西暦3000年の未来人達と、1人の男が出会った。新しい時を刻むために…」

時は西暦3000年、既に宇宙航行と異星への交流は日常化し、タイムワープ技術が確定したのはわずか10年程の平和な「今」を守るべく設立された、不法な歴史修正などを監視する公的機関「時間保護局」。
ここに一つの警報が鳴り響く。それは大物マフィア、ドン・ドルネロが、自身の配下ごと日本へ逃亡したというものだった。

時間保護局の特殊部隊「タイムレンジャー」隊長のリュウヤはユウリら4人の新人隊員とともに逮捕に向かうが、これはドルネロ一味の策略で、隊長もドルネロの情婦・リラが変装した偽者。
彼らはドルネロが収容されたロンダー刑務所ごと時間保護局の船と一緒に西暦2000年の日本へと飛ばされてしまう。

船から放り出され西暦2000年の日本に到着し気を失ったユウリ達を助けたのは、何故かリュウヤ隊長に瓜二つの容姿を持つ20世紀人nの浅見竜也(あさみ たつや)。
ユウリ達は圧縮冷凍を解除されて暴れる刑務所の服役囚達を鎮圧すべく、緊急時用の強化服システムを着用=変身しようとする。
だが、着装システム「クロノチェンジャー」は時間保護局の1チーム規定人数である5名がいなければ初起動ができないというプロテクトがかけられていた。
本来ならばリュウヤを含めての構成であったため、困った彼らは自分達を介抱してくれた竜也を半ば強引にメンバーとして変身を遂げ、1人目の囚人の収容に成功する。

成り行きでタイムレッドになった竜也であったが、「自分の運命は自分で決める」という固い意志の元、己の意志でタイムレンジャーに志願する。

一方、ユウリ達4人は何とか時間保護局本部と連絡することに成功するが、本部からはドルネロの逃走によって生じた歴史の歪みを拡大しないために、ドルネロと、ドルネロによって「ロンダーズファミリー」と名付けられた服役囚達を全員逮捕するまで20世紀に留まるよう厳命されてしまう。

こうして4人は、竜也と共に2000年の現代で暮らしながら、ロンダーズ構成員達の犯罪行為の阻止および逮捕に取り組むこととなる。

スーパー戦隊シリーズ第24作目にして、20世紀と21世紀の節目を跨ぐこととなった作品であり、「時間」などのテーマが取り入れられている。
また『ゴレンジャー』からのスーパー戦隊シリーズ25周年となったため、OPの冒頭に「スーパー戦隊シリーズ」のロゴが初めて使用され、これ以後定例となっている。

しばしば、「子供が歌えない」などと言われる英語交じりの主題歌や目的の現実味が強い敵組織など、高年齢層も対象に取り込んだ作風が特徴。
キャスト表記も初期は「俳優名」にのみと思われがちだが、実は「画面左右からヒーロー名と配役がスライドしてきた後俳優名が表示される」という演出がなされていた。
だが、わかりにくいと不評だったため、中盤からは両方が共に表示される演出になっている。

最終回はCase File 50でCase File 51は次作が25作の節目である事から特別編が放送された。

メインライターは後に『仮面ライダー電王』を担当する小林靖子氏であり、スーパー戦隊作品では星獣戦隊ギンガマンで初参加して以後、幾度かメインライターとして携わっている。

メンバーの内4人が未来人という構成で、メインカラーが赤の戦士が2人登場する。
また、『電磁戦隊メガレンジャー』以来のレッドがリーダーではない戦隊でもある。

VSシリーズでは次作のガオレンジャーとの絡みはない(『轟轟戦隊ボウケンジャーVSマジレンジャー』も存在しないが、その代わりの作品にはマジイエローとマジシャインが参戦している)。

最終更新:2023年09月20日 17:10