ティーレックス・ドーパント

「素敵な翔ちゃん、愛してる。だから…喰ってあげるわ」

【名前】 ティーレックス・ドーパント
【読み方】 てぃーれっくす・どーぱんと
【俳優/声】 山内明日/飯島肇
【スーツアクター】 渡辺淳
【登場作品】 仮面ライダーW
オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
【登場話】 第2話「Wの検索/街を泣かせるもの」
【分類】 ドーパント
【変身者】 津村満里奈
【メモリ】 ティーレックスメモリ
【綴り】 T-REX
【頭文字デザイン】 口を開けたティーレックスの横顔(t)
【生体コネクタ位置】 左肩
【特色/力】 巨大な顎部による破砕、衝撃波咆哮と磁場生成による巨大化
【モチーフ】 ティラノサウルス

【仮面ライダーW】

市販されている「ティーレックス(ティラノサウルス)」のガイアメモリでアパレルメーカー「ウインドスケール」の元デザイナーだった津村満里奈が変身したドーパント。

ティラノサウルスの頭部から手足が生えているという思い切った衝撃的なデザインで、巨大な顎による噛み付きは直径1mの鋼鉄版も瞬時に噛み砕くほど強力。
衝撃波を伴う咆哮による広範囲の攻撃技も持ち、さらに全身から磁場を発生させ周囲の物体を引き寄せることで、ビッグ・ティーレックスと呼ばれる状態へと変貌する。
身体を構成する瓦礫を反発させる事で高速発射して攻撃することも可能。

満里奈は翔太郎の幼馴染みで、かつてスパイダー・ドーパントと鳴海荘吉が戦う場面を翔太郎と共に訪れたメリッサのコンサートで目撃している。
翔太郎が生身で怪物に立ち向かう荘吉の姿に感銘を受け後の人生に大きな影響を受けたのとは対照的に、彼女は皮肉にも犯罪者への道を歩く事になった。

自身を切り捨てたウインドスケールへの復讐のためマグマメモリをティーレックスメモリと共に購入し各所の支店を破壊していた。
だが、戸川陽介がメモリの力に飲まれ暴走し、行方知れずとなったために幼馴染みである左翔太郎の元を訪れる。
彼の居場所を突き止めメモリブレイクしたダブルの跡を追って出現し、人間体に戻った戸川を殺害した。

自身も既にメモリの力に飲まれていて、なおも事件を探る翔太郎に対し襲いかかるなどの行動を取る。
正体が暴かれると翔太郎の説得も耳をかさず、メモリの力を使って警官を蹴散らして逃走。

ダブルと交戦、その途中で破壊した瓦礫を使ってビッグ・ティーレックスへと巨大化するも、ヒートジョーカーに殴り飛ばされ、その直後に再び逃走。
自動車道からビルを駆け上がり、屋上でハードタービュラーを駆るダブルに瓦礫の弾丸を発射し応戦するが、ヒートメタルのメタルブランディングを受けメモリブレイクされた。

彼女は翔太郎が戸川の事を「彼氏」だと解釈した際、否定はしなかった。
しかし、戸川がメモリブレイクされた後に(メモリの中毒症状に冒されていたとはいえ)口封じの為に何の躊躇も無く殺害していたり、ダブルとの戦闘中に翔太郎に対しての想いを吐露している点を見る限りでは、実際の戸川との関係は単に「共犯者」というだけで恋愛感情は無かったものと思われる。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。団地で「風麺」を襲うが、ダブルに迎撃される。

【余談】

スーツは親子丼・ドーパントに改造された。
その後、『レッツゴー仮面ライダー』でティーレックスとして登場するが、胴体は親子丼・ドーパントのままになっている。
恐らくTレックスと親子丼は頭部パーツをすげ替えただけのコンパチ改造だったのだと思われる。
あのデザインでは一体成型として作るのも難しいだろう。

ティラノサウルスは研究が進むに連れてその全体図が大きく変わることでも有名な恐竜である。
ゴジラ体型から前傾姿勢になり、鳥のようなとさかを持ったりと復元図は年代によって変化を遂げる。

このTレックス・ドーパントはそれら学術など関係ねえ!と言わんばかりにティラノサウルスに手足が生えた怪人が動き回るという初見のインパクトに極振りした外見が特徴的。

満里奈や陽介が解雇されたアパレルメーカー、WINDSCALEだが、彼女たちの事件が公になっても倒産などしたりせず経営は続いている模様。
「最低の重役」の手によって職を失うことになったらしいが、それら背後関係は描写されなかった。
満里奈はデザイナーとして勤務していたとされているため、自分のデザインを奪われたか盗作疑惑をでっちあげられたかした可能性も考えられる。

最終更新:2022年08月26日 02:50