「団体名で呼ぶなっ!ミーの名は"流感のウチュセルゾー"ザンス!」
【名前】 |
流感のウチュセルゾー |
【読み方】 |
りゅうかんのうちゅせるぞー |
【声】 |
中尾隆聖 |
【登場作品】 |
天装戦隊ゴセイジャー |
【登場話】 |
epic5「マジカル・ハイド」 |
【所属】 |
宇宙虐滅軍団ウォースター |
【分類】 |
ウォースター構成員/バグンテス星人 |
【出身星】 |
バグンテス星 |
【特技】 |
強力なクシャミで天才風邪ウイルスをばら撒く |
【任務】 |
天才風邪で子供をビービのように改造し、捕獲する |
【趣味】 |
ウイルス研究 |
【生物モチーフ】 |
カメムシ |
【器物モチーフ】 |
風邪予防マスク、薬用器の目盛り |
【名前の由来】 |
宇宙戦争、うつせるぞー? |
【出身星の由来】 |
カメムシ(英:stinkbug) |
【詳細】
体内に特殊な流感ウイルスを備蓄する袋を持ち、今回は
彗星のブレドランが開発した「天才風邪ウイルス」を備蓄し撒き散らす作戦に従事する。
天才風邪は子供だけが罹り、この特殊な病気で最初は頭が良くなるだけだが、後に苦しみと共に
魔虫兵ビービのような姿に変貌し凶暴化してしまう。
巨大な口からの火球と左手の鉄球を武器とし、全身を硬い甲殻で覆っている上に口にもマスク状の防具を装着しているため鉄壁の防御力を誇る。
街中に出現し、クシャミをすると同時に天才風邪ウイルスを周辺に散布し始める。
「『感染すると天才になれる』という事で親達が嫌がる子供達に率先してウイルスを感染させる」という事態になり、自身がばら撒く必要もなしに大勢の子供達がビービに姿を変えられてしまう。
西澤大学ウイルス研究所の主任教授である敷島蓮子を襲撃中、駆け付けたハイドが変身するゴセイブルーと河川敷で戦ったが、攻撃を弾く装甲に守られているものの、マスク状の部位で守られた口こそが弱点であると見抜かれる。
しかし弱点を常に晒しているわけではなくすぐに弱点をマスクで覆い、ハイドへ突撃していったがそこへアグリが駆けつけてくる。
ランディックアックスを使ったブラックアタックを額にまともに喰らって負傷してしまい、ゴセイジャー2人を相手取り左手の鉄球による一撃で吹き飛ばしたものの、斃れながらもシーイックボウガンを放つハイドの攻撃が、先程アグリに割られた額に直撃したことに怯み、目を光らせて爆発を起こすとその場から撤退する。
その後、ハイドが敷島教授と協力し、「ワクチンが完成した」という偽のニュースを流す策に釣られてまんまとおびき出される。
敷島教授目掛け火球を吐き出して攻撃し悦に浸っていたものの、弱点である口を晒した状態で完全に油断していたためそこに銃撃を受けて負傷する。
実は敷島教授は本人ではなく、カモミラージュで外見を擬態したハイドであった。
ハイドの作戦に載せられてしまい慌てたものの、教授が襲われると思い駆けつけたアグリと戦い、一度は自分の装甲を割ってきた攻撃力を警戒したのかひらりひらりと彼の攻撃を避けつつ、左手の鉄球でアックスを受け止めた直後に火球を直撃させるなど巧みな戦いぶりで圧倒する。
そこへハイドも加勢に現れ強固な外殻の余裕を見せ、アグリが取り落としたランディックアックスを掴みその重さに怯んだハイドを嘲笑したが、「怒涛のシーイックパワーを見せてやる!」と凄む彼はシーイックボウガンを上へと放り投げ両手持ちでランディックアックスを構えて突撃。
一撃は鉄球で弾くも、弾かれた勢いと遠心力を利用した攻撃を腹部にまともに喰らってしまう。
さらに傷ついたそこへ落ちてきたボウガンを掴んだハイドがブルーチェックを発動し身体を貫かれてしまった。
体液が付着したボウガンの矢はアグリによって敷島教授へ届けられ、さらにはビービに変化した子供達を天装術で封じ込めたアラタ達も合流。
弱点となってしまった腹部のことをハイドから知らされたゴセイジャー達はゴセイウェポンで集中攻撃し、さらにゴセイダイナミックを受け敗北(その際に「シェー」のポーズをとっている)。
その直後、
ビービ虫に噛み付かれて巨大化する。
非常に高い防御力でゴセイグレートの攻撃を防ぎドラゴンソードを奪い取ってしまう。
奪ったソードを振るってゴセイグレートを苦戦させるが、罪もない子供達を病気で苦しめた挙げ句ビービに変えてしまったウチュセルゾーに対する怒りに反応し新たなゴセイヘッダーを召喚するカードが誕生する。
呼び出されたシーイックブラザーとゴセイグレートが合体したシーイックゴセイグレートのシーイックアナライズによって分析され、その怒涛の攻撃はウチュセルゾーの防御力を上回っていたため防ぐこと敵わず追い詰められる。
最期はシーイックストライクを受け倒れ伏し爆散した。
敗北後、彼の体液から特効薬が作られ、子供達の天才風邪も完治した。
【余談】
一人称は「ミー」。二人称は「ユー」。「~ザンス」が口癖。某六つ子作品に登場するとあるキャラクターの言動が近い。
というかキャラクターはそれをモデルにしているのだろう、等身大で敗北した際に思い切り「シェー!」と言いつつポーズを決めていた。
名前の由来となっている『宇宙戦争』は地球侵略に来た宇宙人に非力な人類が勇敢に立ち向かうSF大作だが、実は彼の象徴であるウイルスが物語の核心に関わっている為、詮索するとネタバレ的な意味で非常に危険な存在となる怪人でもあった。
またネーミングは「移せるぞ」との語呂合わせにもなっている。
昆虫モチーフはカメムシ。
あまり採用例は無く、
王様戦隊キングオージャーでは
カメジム・ウンカという敵幹部のモチーフとして採用されるまでウチュセルゾーからカメムシモチーフの怪人はいなかった(最もカメジム・ウンカはキボシマルウンカというカメムシの一種モチーフのため、厳密にカメムシがモチーフなのかは読本などの資料待ち)。
器物モチーフは風邪予防マスクらしく、口元の防具と口の横にかけ、それらしいデザインになっている。
全身の至る部分にある赤いラインは薬用器の目盛りを表している。
最終更新:2024年03月06日 04:28