骨のシタリ

「こんなところでアタシが!?嘘だぁぁぁぁぁ!」

【名前】 骨のシタリ
【読み方】 ほねのしたり
【声】 チョー
【スーツアクター】 大林勝
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
仮面ライダーディケイド
海賊戦隊ゴーカイジャー
【初登場話(シンケンジャー)】 第1話「伊達姿五侍(だてすがたごさむらい)」
【登場話(ディケイド)】 第24話「見参侍戦隊」
【登場話(ゴーカイジャー)】 第40話「未来は過去に」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 錫杖
【モチーフ】 イカ
【名前の由来】 したり
【元ネタ】 福禄寿

【侍戦隊シンケンジャー】

外道衆の幹部。2頭身の老人のような姿を持つアヤカシ。

物腰が軽く飄々とし、全く捉えどころがないが、頭の回転が早い為に頭脳面で外道衆を支える。
三途の川を増水させる作戦を日々考えてはアヤカシ達を呼び寄せて実行するな個人で多くのアヤカシと接点があり、三途の川の深さを調べる役目も担う。

常に持っている錫杖は隙間から人間界を覗き見たり、電撃を放つ事もでき、伸縮自在な触手でシンケンゴールドと互角に渡り合う程に戦闘力も高い。

血祭ドウコクの復活により浮上した六門船に駆け付けて以後、出入りが頻繁にあった幹部の中で唯一、六門船に居続けた。

ドウコクや薄皮太夫とは長い付き合いらしく、彼らに対して人間でいう情のようなものを持つ面もあり、外道衆では一際人間臭さを持つ。
その一方で自身の命に強い執着を持ち(これも外道衆には珍しい)、自身を「御老体」と呼ぶゴズナグモに脅されてドウコクの危機に繋がる作戦に力を貸した事もあった。
筋殻アクマロとは反りが合わず、最後まで反目しあっていたが、ドウコクが水切れで三途の川に沈み、アクマロまで倒されてしまった時は1人になってしまった事を寂しがっていた。

志葉家18代目当主として志葉薫が現れたことで危機が迫っている事に焦り、ドウコク復活の為に自身の生命を半分与える事でオボロジメ三の目となる力を与える。
これによって二の目になる能力を失ってしまうが、これもまたドウコクに対する情がなせた技だったのだろう。

最終幕では反乱した三途の川の水と共に六門船ごと地上に侵攻するが、ドウコクが倒されるや否や船ごと三途の川に押し戻され、崩落する船と共に三途の川の中へと沈んでいった。

【侍戦隊シンケンジャー ファイナルライブツアー】


公演場所によって登場人物のセリフがことなるが、多くの公演でシンケンジャーたちが変身の際、仮面ライダーのセリフを用いている。
また天装戦隊ゴセイジャーがゲスト登場するが、後の『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』とは矛盾している。

【天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー】

【海賊戦隊ゴーカイジャー】

天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』で血祭のブレドランの誘いに乗ると再び現世に侵攻するが、ブレドランが自身の目的の為に外道衆を利用していただけと知ると決裂する。

独自に作り上げた強化ナナシ連中強化ノサカマタによる軍勢を組織し、ブレドランの討伐に乗り出すが、未来から出現したゴーカイジャーが強襲する。
歴代スーパー戦隊にゴーカイチェンジする5人に軍勢を全滅されてしまい、ゴーオンレッド(ゴーカイレッド)のサーベルストレートで空中に打ち上げられた末、最期はカンカンマンタンガンを受け爆散した(上記の台詞はその際のもの)。

ゴーカイジャーが骨のシタリと戦った理由はシタリを寝隠神社を破壊した犯人と思い込んだ兼大いなる力をくれたゴセイジャーやシンケンジャーへの恩返しの為だが、寝隠神社を破壊した真犯人は別に存在し、寝隠神社を破壊した犯人というのは濡れ衣だった。

今作で二の目にならなかったのはオボロジメに自身の命の半分(二の目)を与えた為。

【余談】

外道衆の幹部の例に漏れず、七福神が元ネタとなっている。

錫杖を武器とするイカモチーフの怪人シリーズ第22作目にも登場している所属組織怪人も水棲生物をモチーフにし、和系デザインになっている)。

「本編最終話では生存するが、『VSシリーズ』で倒される」怪人シリーズ第23作目にも登場している
ただ次作品の戦隊の顔見世で倒されるという例は珍しく、さらに攻撃された理由が「勘違い」というのも輪をかけて珍しい。

敵怪人としては記念作品の『ディケイド』と『ゴーカイジャー』の双方に登場した唯一のキャラクターとなっている。

特に言及されていないが、「もしゴーカイジャーが2010年に来ていなかったら、カクレンジャーの大いなる力が失われるどころかシタリの軍勢の介入によりゴセイジャーとシンケンジャーが全滅していた可能性があった」のかもしれない(他の『VSシリーズ』での次回作の戦隊の介入の有無も同様の事が伺える)。
ただし、同じ歴史改変の中で倒されたショットのザンKT0しか『ゴセイジャー』本編に登場しなかった事を考えると、「ゴーカイジャーによって歴史改変された歴史が元々の正史」もしくは「本来の歴史では骨のシタリとショットのザンKT0が相打ちした」という可能性が高い。

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』の初期案では「江戸時代の世界に飛ばされたワレドナイヤーと結託し、3人(イエローバスター、ゴーカイイエロー、ゴーカイピンク)に襲い掛かろうとしたところを江戸時代のシンケンジャーに阻止される」という予定だった(『海賊戦隊ゴーカイジャー』が初お披露目で倒した敵でシタリからすれば自分自身の仇という因縁の相手、『特命戦隊ゴーバスターズ』とは「小林靖子氏がメインライター」という共通点を持つ)。

声を演じるチョー氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となり、『帰ってきたシンケンジャー 特別幕』ではドウコク役の西凛太朗氏と共に顔出し出演している。

最終更新:2020年11月20日 00:47