魔化魍バケネコ

【名前】 魔化魍バケネコ
【読み方】 まかもうばけねこ
【声】 塩野勝美(響鬼)
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
仮面ライダーディケイド
【登場話(響鬼)】 二十六之巻「刻まれる日々」(猿橋)
二十七之巻「伝える絆」(猿橋)
四十二之巻「猛る妖魔」(鳩山)
四十四之巻「秘める禁断」(館林)
四十五之巻「散華する斬鬼」(さいたま、長瀞)
四十七之巻「語る背中」(狭山)
【登場話(ディケイド)】 第18話「サボる響鬼」
第28話「アマゾン、トモダチ」
第29話「強くてハダカで強い奴」
【分類】 等身大魔化魍
【特色/力】 尻尾を切り離して分裂(親のみ)、俊敏な動きと集団による連携攻撃
【妖怪モチーフ】 化け猫
【生物モチーフ】
【登場地域】 山梨県大月市猿橋町
埼玉県鳩山町
群馬県館林市
埼玉県さいたま市
埼玉県秩父郡長瀞町
埼玉県狭山市
『響鬼の世界』
『アマゾンの世界』
『ディケイドの世界』

【詳細】

「化け猫」の伝承を各地に残す、夏に出現する等身大の魔化魍の一種。
人間のような手足を持つ猫の怪物。

餌として人間などの動物の生き血を好み、太陽の光を嫌うため屋根裏などの薄暗い場所で成長する。
猫のような鳴き声をあげるが個体によって差があり、毛色も異なる。

素早い動きと爪、牙を武器とし、親は成長すると尾が増殖する。
これは一本一本がバケネコの子供で、ある程度成長すると身体から切り離して増殖するという性質を持つ。
大量に生まれる子供達との連携攻撃を得意とするが、尻尾が増えるのは親のみに見られる特徴であり、分裂前の段階で尻尾を直接狙われた場合、分裂前の子には対処手段がないため直接音撃を叩き込まれると弱い。

故事では女性に化けるとも言われているがこれは姫の目撃例を混同したためと考えられている。
また猫が長生きすると尻尾が別れて化け猫になるとも伝えられており、かつては自然発生した個体もいたようだ。

【仮面ライダー響鬼】

【猿橋のバケネコ】

猿橋地方の土地に出現。気温25℃前後、湿度80%の環境によって成長した。
今回は古寺を巣として成長した。

一度目は森林の中に出現。
響鬼と交戦し、子の一体が灼熱真紅の型を叩き込まれて爆散、親は逃走した。
巣である古寺を察知されたため増殖した子達と応戦、響鬼と轟鬼に音撃鼓を打ち込まれ数を減らしていった。
最期に残った親は鬼と互角の戦闘力で苦しめるも、まだ尾として身体にくっついていた化け猫の幼体を轟鬼に倒され、その隙に灼熱真紅の型を叩き込まれ吹き飛んだ先に居た童子と姫もろとも爆散し消滅した。

【鳩山のバケネコ】

鳩山地方に出現。

本来夏の期間にしか出現しないはずなのだがオロチ現象により大量に出現し、鳩山のオオアリと共に響鬼と交戦するが、鬼神覚声によって全滅した。

【館林のバケネコ】

館林地方に出現。

やはりオロチ現象によって大量に出現。
ほとんどは装甲響鬼と威吹鬼に倒されたが、数体が体力を使いきった斬鬼を奇襲し殺害した。

しかしかつての弟子を遺して死ぬわけには行かなかったザンキは…

【さいたまのバケネコ】

埼玉県さいたま市地方に出現したバケネコ。

オロチ現象によって大量に出現し、人々を襲うが装甲響鬼の鬼神覚声を受け多数の魔化魍もろとも倒された。

【長瀞のバケネコ】

長瀞地方に出現。

オロチ現象により大量に出現し、長瀞のカエングモと共に轟鬼の入院していた病院を襲撃した。
大群で斬鬼と戦うも、カエングモの吐き出した火炎弾の巻き添えを受け倒された。

【狭山のバケネコ】

狭山地方に出現。

オロチ現象によりに2匹出現して、弟子である京介と明日夢と共に修行中の響鬼に襲いかかるも、弟子達に「鬼の力を持ち、それを用いて戦うということ」がどういうことなのかを実感でわからせるために敢えて変身せず戦った響鬼の音撃棒と烈火剣を受け倒された。

【仮面ライダーディケイド】

【響鬼の世界】

「響鬼の世界」の街中に出現。

どこで生まれたのかは不明だが、3体出現しそれぞれ斬鬼と威吹鬼の音撃とディケイドのディメンションキックを受け倒された。

【アマゾンの世界】

「アマゾンの世界」に出現。

大ショッカーの怪人として他の怪人達と共にディケイド達と戦うがディメンションキックを受け敗北。
原典の黒ネコ獣人を意識している。

【ディケイドの世界】

「ディケイドの世界」に出現。

多くの怪人たちとともにライダーたちと戦うが全滅している。

【余談】

モチーフとして、それまでの仮面ライダーシリーズで最も生物的であった黒ネコ獣人とクロネコ怪人をモチーフにしたと語られている。

スーツは魔化魍ドロタボウを改造したもの。
そのためバケネコは後々何度も再登場しているが、ドロタボウが再登場することはなかった。

最終更新:2024年02月22日 02:24