【詳細】
「
ゾディアーツスイッチ」を使った人間(スイッチャー)が物質化したコズミックエナジーによるエネルギー体を纏って変身した怪人。
スイッチャーが与えらた星座の運命によりそれぞれの個体に変貌している(個別ページではそれぞれの星座名を記載しておく)。
怪人の個別ページで特筆すべき点がなければ、スイッチャーは天ノ川学園高等学校に在籍する生徒となっている。
賢吾は「アストロスイッチでコズミックエナジーのチャネルを開き、そのエネルギーをマテリアライズしてニュークリーチャーになる」と説明している。
わかりにくいが、簡単にまとめると、アストロスイッチと同様の能力を持つゾディアーツスイッチでコズミックエナジーを物質化して身にまとい強化された肉体を手に入れる、という感じだろう。
スイッチャーの多くはゾディアーツの姿を「人間を超える力」、
エリーヌ須田は「人類が宇宙で生きていく為に必要な身体」、
我望は「生体ワープの為の超進化生命体」と認識している。
ドライバーや補助ツールを介し安全にコズミックエナジーを運用するフォーゼ側に対し、ゾディアーツが用いるスイッチは危険性が高く、特に
ホロスコープスに進化した者はその進化が進むにつれ、スイッチを失うと消滅してしまう危険性がある。
通常のゾディアーツも変身を繰り返す内に本体の人間を体内から排出し、排出された人間の精神だけで活動する。
ラストワンになる前は普通に倒してもコズミックエナジーが消滅し、変身が解除されるだけでスイッチャーやスイッチ共に損害はなく、スイッチャーが再びスイッチを使用すれば同じ形態に変身できる。
倒す為にはスイッチを排出させた上でオフにし、スイッチ自体を消滅させる必要があるが、最終形態である「ラストワン」はスイッチャーがいる状態から大幅にパワーアップをしており、内蔵するエネルギー量も多い為にそのまま倒すと広範囲に被害が及ぶ事があり、その場合は宇宙などとにかく広い場所で倒す必要がある。
更にコアの1つ・最輝星の輝きが増す者はホロスコープスへの進化の可能性を持つ。
通常はモチーフとなったものに準じる能力を有するものが、スイッチャーの技量などに合わせて能力が進化するケース(
ユニコーン、
アルターなど)も確認されている。
幹部格としてホロスコープスと呼ばれる「黄道十二宮」がモチーフのゾディアーツが存在し、彼らは金の装飾が入った黒い羽織を纏っている。
ちなみに『When You Wish upon a Star』によると、彼らは身体のどこかに幾何学模様が刻まれている。これはゾディアーツの生物学上での分類を意味し、同系の生物なら同じ模様がある。
もっとも多く出てきたタイプはレオやハウンドなどの「獣型」であり、彼らには噛みつく牙を思わせる「3つの楔(テトラゴンタイル)」が描かれている。
とは言え、星座(ゾディアーツ)は多種多様のモチーフがあるので、「三つ巴の三角形(トライゴンタイル)」が刻まれた人型はオリオンやペルセウスなど少数に限られる。さらに「渦巻き(スパイラル)」が刻まれた爬虫類型はカメレオン、「3つの丸」が刻まれた魚型はピスケス、「3枚の羽根」が刻まれた鳥類型はキグナスと各自1体しか登場していない。
またスコーピオンとキャンサーでは同じ甲殻類型でありながら異なる紋章を持つ。
【余談】
名前は「星座」と「宇宙飛行士」のそれぞれの英語名の「zodiac」と「astronauts」を合わせた造語となっている(後者の方はエンディングを歌うユニット名にも使用されたりしている)。
ネーミングは「モチーフとなった星座を意識した名前+ゾディアーツ」という法則で付けられている模様。
無機物モチーフのゾディアーツには昆虫モチーフが加えられている(昆虫をモチーフとした星座は
はえ座しかなく、節足動物という括りにしても
さそり座や
かに座を含め、3体しか存在していない)。
人間が変身するという部分もドーパントと同様、ドーパントがライダーに倒されるのを「メモリブレイク」というのに対し、ゾディアーツは「リミットブレイク」という必殺技をかけられ、この2つは用途が似ているが、劇場版でWがゾディアーツ集団をメモリブレイクで一掃した為、実際にこの2つは共通する概念があると考えられる。
最終更新:2015年04月15日 01:03