魔化魍オオアリ

【名前】 魔化魍オオアリ
【読み方】 まかもうおおあり
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
仮面ライダーディケイド
【登場話(響鬼)】 九之巻「蠢く邪心」(藤岡)
四十二之巻「猛る妖魔」(鳩山)
四十七之巻「語る背中」(本栖湖)
【登場話(ディケイド)】 第1話「ライダー大戦」(夏海の世界)
【分類】 大型魔化魍
【餌】 人間
【特徴音】 「ギリギリギリ」(大顎を歯軋りさせる音)
【特色/力】 鋭利な大顎、蟻酸、落とし穴を掘る
【妖怪モチーフ】 大蟻
【生物モチーフ】 アリクモ
【登場地域】 群馬県藤岡市地方
埼玉県鳩山地方
山梨県本栖湖地方

【詳細】

地中で成長するタイプの大型魔化魍。

鋭い大顎と口から吐き出す岩をも溶かす蟻酸を武器としている。
複眼の他に紫外線や赤外線を捉える単眼を持ち、それらを組み合わせる事によって暗闇でも獲物を捉える視力を有する。

巣の周囲に落とし穴を作り、その穴に落ちた人間を食らうとされる。

【仮面ライダー響鬼】

【藤岡のオオアリ】
藤岡の洞窟に出現した個体。平均気温8℃前後と平均湿度約69%の環境で成長した。

オオアリの童子と姫を倒した響鬼が巣としていた洞窟内部に入ってきたため暗闇から蟻酸を吐きかけ不意打ちを仕掛けるも避けられてしまい交戦。正面対決となると特訓を経て強化した響鬼になす術もなく、音撃打・一気火勢の型を受け倒された。

【鳩山のオオアリ】
鳩山の森中に出現した個体。オロチ現象によって発生した。

鳩山のバケネコなどと共に暴れ回り、響鬼に襲い掛かるが、装甲響鬼の鬼神覚声を受け倒された。

【本栖湖のオオアリ】
本栖湖の洞窟に出現した黒色の個体。「オロチ」の現象によって発生した。

湖辺で音撃打の訓練をするヒビキ達の前に出現し、大顎と蟻酸で威吹鬼を圧倒するが、参戦した轟鬼の音撃斬・雷電激震を受け倒された。

【仮面ライダーディケイド】

【夏海の世界】
崩壊しつつある「夏海の世界」に出現した白色の個体。

魔化魍と共にディケイドに襲い掛かるが、ディケイドがカメンライド・ヒビキで変身した響鬼の烈火弾を他の魔化魍と共に受け全滅した。

【余談】

「大蟻」という妖怪の伝承はなく、「鳥の顔をした妖怪『金槌坊』の持つ金槌によって叩き潰された人間がアリの化け物になる」という記述しかない。

アリの顔を持つ蜘蛛の怪物。
フルCGの魔化魍だが、CGモデルはツチグモのものを流用しているとのこと。

アリモチーフの怪人が蟻酸を吐くというのはいくつか例があるが、この蟻酸とは最も構造の簡単なカルボン酸。
毒性があるが、人体では蟻酸を分解するのに時間がかかるため残留しやすく影響しやすいという理由から。
ジョン・レイというイギリスの学者が大量のアリの死骸を蒸留することで初めて単離することに成功し、それに伴い蟻の酸で蟻酸という名前になった。
実際のアリが吐き出す例は少なく、ヤマアリ亜科とカタアリ亜科という針を失った種類のアリが武器として使うのが確認されている。

最終更新:2024年02月22日 03:22