魔化魍ウブメ

【名前】 魔化魍ウブメ
【読み方】 まかもううぶめ
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
仮面ライダーディケイド
仮面ライダージオウ
【登場話(響鬼)】 十三之巻「乱れる運命(さだめ)」(鎌西湖)
二十一之巻「引き合う魔物」(浅間山)
二十二之巻「化ける繭」(浅間山)
四十二之巻「猛る妖魔」(東秩父)
四十七之巻「語る背中」(日高)
【登場話(ディケイド)】 第1話「ライダー大戦」(夏海の世界)
【登場話(ジオウ)】 EP47「2019:きえるウォッチ」
EP48「2068:オーマ・タイム」
【分類】 大型魔化魍
【特色/力】 マッハ3での飛行、武器となる尻尾と牙
【妖怪モチーフ】 産女
【生物モチーフ】 鳥、深海魚
【登場地域】 埼玉県毛呂山地方
浅間山
埼玉県東秩父地方
埼玉県日高市
「夏海の世界」
「セブンイレブンの世界」

【詳細】

体長の長い深海魚に翼の生えた姿を持つ「産女(ウブメ)」と呼ばれる大型の魔化魍。

水中で育つタイプで人間の子供を餌とし成長する。
成体まで成長することで飛行能力を持つようになり、育った沼を巣としマッハ3ものスピードで飛行し、広い範囲を狩場とすることが可能。
この状態になると自力で餌を取れるようになり、口から光る唾液を出し、それに触れた子供を餌とするという。

武器は長い尾と鋭い牙。

【仮面ライダー響鬼】

【鎌西湖のウブメ】

毛呂山地方の沼に出現。

幼体として出現したが居場所をイブキ達に見つかってしまい、ウブメの童子と姫が迎撃するも、事前に童子達はクグツから謎の塊を与えられており装甲を身にまとった鎧童子、鎧姫へと変化したがそのうち童子が乱れ童子と呼ばれる姿へ突然変異し、
育ての親に捕まり幼体のまま捕食されてしまった。

【浅間山のウブメ】

浅間山地方の土地に出現。気温15℃前後、湿度65%の環境によって成長した。

体色は青と銀色。劇中では初めて登場した成体のウブメである。

出現を察知した威吹鬼らを童子と姫ともに迎撃し、逃走。
その途中、餌があるにも関わらず見向きもせず浅間山山頂付近へと向かった。
そこで合流した浅間山のヤマアラシと激しい戦いを繰り広げた末、ヤマアラシの首筋に噛み付いて致命傷を与えるも自分も尻尾で絞め殺され共倒れとなり、
クグツの力で合体魔化魍となり再誕する。

【東秩父のウブメ】

東秩父地方に出現。

体色は金と茶と青。

オロチ現象により川原を突き破るようにして複数で出現。
しかし、威吹鬼の音撃射を受け全滅した。

【日高のウブメ】

日高地方に出現。

体色は赤と茶と青。

日高のイッタンモメンと共に大量に現れたが、威吹鬼の音撃射によって全滅している。

【仮面ライダーディケイド】

【夏海の世界】

崩壊する「夏海の世界」に出現。

様々な色の固体が大量に出現し、空が緑色の廃墟に出現した個体はカメンライド ヒビキによって響鬼に変身したディケイドの烈火弾によって全滅。
しかし大量に残っていた個体は「夏海の世界」のイッタンモメンらと共にレイドラグーンなどと共食いを始めた末、ビルに落下して夏海の世界を爆発に巻き込んだ。

【セブンイレブンの世界】

「セブンイレブンの世界」に出現。

【仮面ライダージオウ】

響鬼ライドウォッチが破損した影響で出現。
様々な怪人たちと共に街で暴れ回った。

【余談】

「産女」とは難産の末死んでしまった妊婦の亡霊、もしくは子供をさらう妖鳥の妖怪。
姑獲鳥とも書くが、中国で似た伝承を持つ妖怪が存在し、日本に伝来した後産女の伝承を混ざったともされている。

デザインはリュウグウノツカイをメインに鳥の翼を組み込んだキメラ。蛇のような尾と書かれているサイトもあり、幼体も蛇のような胴体を持つことから蛇もモチーフに入っているかもしれない。
鳥の羽を持つのは姑獲鳥の伝承で、子供を餌とするのも自分の子を抱けずに死んだ無念から他人の子供を奪ってしまうという伝承によるものと思われる。
妊婦の亡霊等とも伝えられているのは、ウブメの姫の目撃例からとされている。

幼体は人形が作られたが、成体はCG。
そのためディケイドやジオウなど、響鬼の怪人がクロスオーバーで登場する作品への参加率が高い。

劇中では猛士のデータベースに登録されている情報が一部確認できるが、それによると獲物の捕食は「巨大な口で獲物をひと飲みにする」とある。


最終更新:2024年04月04日 00:47