「フ…安心したまえ、インサーン。別に君の仕事を奪うつもりはない…」
【名前】 |
大科学者ザイエン |
【読み方】 |
だいかがくしゃざいえん |
【声】 |
中田譲治 |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー |
【登場話】 |
第30話「友の魂だけでも」 |
【所属】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【分類】 |
大科学者/幹部級怪人 |
【プロフィール】 |
元々は「巨大な脳『先天頭脳』を持ち、成人のIQ平均値が300を超える」という頭の良い宇宙人 |
【強化改造】 |
満点頭脳、氷点触手 |
【特殊任務】 |
バリゾーグ量産化献体地球人拉致作戦 |
【生物モチーフ】 |
クラゲ |
【その他のモチーフ】 |
脳、大教授ビアス |
【名前の由来】 |
科学者(英:scientist) |
【詳細】
ザンギャックの大科学者。
巨大な頭脳「先天頭脳」を強化し、「満点頭脳」を取り付ける改造手術を自ら施している。
その高い知能を評価されザンギャック本部に専用のラボを持ち、人体改造と邪悪兵器の開発だけに没頭している。
捕らえたシド・バミックを
バリゾーグに改造した張本人でもある。
その人体改造は「生体部分は全て機械化し、素体となった人物の能力だけを残して反映させる」という特殊なものとなっている。
一度改造された人間は2度と元に戻る事ができず、科学アカデミアの研究員、イエローライオンこと大原丈に「あのザイエンって奴は天才かもしれん、それも質が悪い方で…」と言わしめている。
自ら作り上げたバリゾーグの様子を見に
ギガントホースに来るが、
ワルズ・ギルの発案したバリゾーグ量産計画の
行動隊長として地球に降り立つ。
優れた肉体を持つ人間を拉致する為にボクサーを攫おうと目論むが、そこへ駆け付けたブルーとピンクに
ゴーミンを差し向け、デンジブルーとデンジピンクに豪快チェンジした2人のデンジアッパーに怯むと撤退を余儀なくされる(その際にバリゾーグの設計図を落としてしまう)。
その後、捕らえた大勢のスポーツ選手をギガントホースに連れ去ろうとするが、駆け付けたブルー以外のゴーカイジャーに阻止される。
両肩の氷点触手からの冷凍ガスで氷漬けにした5人を
スゴーミンに砲撃させ、ワルズ・ギルへの貢ぎ物に5人を改造しようとするが、ブルーの参戦によって形勢が逆転してしまい、ライブマンに豪快チェンジした5人に圧倒され、火球で抵抗するもブルーには通用せず、一刀流ソウルブレードを受け敗北。
その直後、
巨大化ビームをスゴーミンと共に浴びて巨大化する。
ゴーカイオーと豪獣神をスゴーミンに攻撃させるが、ライブマンの大いなる力によって召喚されたスーパーライブロボにスゴーミンを一掃され、最期は風雷丸の必殺奥義・乱れ桜と豪獣神の豪獣トリプルドリルドリームを同時に受け爆散した(その際に
自身の敗北を認めない台詞を言い残している)。
【余談】
皇帝親衛隊と同様、
ダマラスと並ぶ上位幹部クラスの存在らしい。
インサーンは彼に対して敬語を使っているが、ポジションが被る為なのか、彼女からの感情はあまり良くない模様。
ワルズ・ギルとは「信頼できる唯一の部下」でもあるバリゾーグを与えた為なのか、良好な関係を築いている。
彼の方もワルズ・ギルが「自身の最高傑作」を重用している為なのか、ダマラスやインサーンのように悪感情を吐露する事はなかった。
体の良いスポンサーのような認識かもしれないが。
同話で『超獣戦隊ライブマン』の元イエローライオン/大原丈が登場する。
単なる偶然だが、『ライブマン』第30話は「シリーズ初のスーパー合体ロボットが登場する」という特別なエピソードとなっている。
原画集『ザンギャックワークス~LOG~』によれば、「彼が使用する端末は地球とは違う高度な技術で作られた事を意識して三角形状になっている」らしい。
デザイナー・韮沢靖氏は「これがおにぎりにしか見えない」とお遊び要素でラフに具(「UME」、「SHAKE」)を書いていた模様(実物では文字は消えているが、名残として赤とオレンジのボタンがそのまま再現されている)。
てれびくん2012年1月号の『宇宙ゴーカイ新聞・全戦全勝ゴーカイジャー名勝負ベスト10!!』で第9位の相手となった。
声を演じる中田氏はライブマンの敵組織「
武装頭脳軍ボルト」の首領・大教授ビアスを俳優として演じている。
ザイエンにも彼に関係する単語が以下の通りに盛り込まれている。
【ビアス】 |
→ |
【ザイエン】 |
大教授 |
→ |
大科学者 |
千点頭脳 |
→ |
先天頭脳(それを超えた「満点頭脳(万点頭脳)」) |
評点 |
→ |
氷点触手 |
金の義手 |
→ |
銀の鉤爪 |
「私のコンピューターメモリに敗北という文字はインプットされていない」 |
→ |
「私の辞書に敗北の文字はない」 |
更に中田氏はそれ以前にも『超新星フラッシュマン』のサー・カウラーを俳優として演じている。
自ら実験材料としての生物を集めた点ではサー・カウラーの要素も盛り込まれている。
声優としての出演は『光戦隊マスクマン』のグロンドグラー以来で24年振り、スーパー戦隊シリーズでの出演は
上述のビアス以来で22年振りとなる。
最近では『
仮面ライダーオーズ/OOO』のナレーションも担当し、彼の出演は「監督の希望によって決まった」という経緯がある。
最終更新:2022年10月18日 03:22