アリエス・ゾディアーツ

「この昴星はもう僕の王国だ。君達も僕にひれ伏さないようなら、余の天罰を受ける事になるぞ」

【名前】 アリエス・ゾディアーツ
【読み方】 ありえす・ぞでぃあーつ
【声/俳優】 川原一馬
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【登場話】 第30話「先・輩・無・用」~第32話「超・宇・宙・剣」
第36話「本・気・伝・歌」
第45話「天・秤・離・反」
【分類】 ゾディアーツ/ホロスコープス
【スイッチ】 アリエススイッチ
【最輝星】 ハマル?(黄色・額、もしくは左胸・水色)
【スイッチャー】 山田竜守
【特色/力】 人の生体活動を活性化、または鈍らせ眠らせる
【星座モチーフ】 おひつじ座
【その他のモチーフ】 王様

【詳細】

「アリエス」のゾディアーツスイッチで天ノ川学園からの交換編入生・山田竜守が変身したおひつじ座のパワーを宿すホロスコープスの一員。

元々は「うさぎ座」の力を宿すスイッチャーだったが、覚醒によりおひつじ座の使徒になった。

生体エネルギーを自在に操作する力を持ち、「コッペリウス」と呼ばれる杖から放つオーラで人間を眠らせる事で無力化する能力を持つ。
この攻撃はコズミックエナジーの力を肉体に反映されるフォーゼのシステムにも効果があり、攻撃がヒットしただけでその部位のモジュールをオフ状態にしてしまい、その力で自身が作った脚本通りに動かない昴星の生徒や教師を眠りに落としていた。

超新星の力はスコーピオンなどのように変貌せず、身に着けているマントが収納され、角の形状が変わり、姿が微妙に変化している。
この状態では額からエネルギー弾を放つなど、コッペリウスがなくても戦闘が可能な程に強化される。

仮面ライダーメテオ/朔田流星が探索していた入院中の友人・井石二郎を助ける為に必要な存在。
生体エネルギーの操作により活性化させ、眠りから解放する事が可能な為、その能力を使おうと考えるが、タチバナはあくまでアリエスを倒した後にスイッチを回収し、研究する事で二郎を助けるというが、それに納得の行かない流星は山田と取引し、スタンパーモジュールの衝撃炸裂により吹き飛ばされ、リミットブレイクされかけたアリエスを守り、フォーゼを攻撃する。

その後、二郎を救済し、自身の脚本に反抗したライダー部を処刑しようとするが、流星に邪魔された為にダスタードに攻撃させる。
杖から放つ爆撃で変身できない流星を圧倒するが、コズミックスイッチの力で復活を果たした弦太朗が新たに変身したフォーゼコズミックステイツに攻撃を弾かれ、スイッチの力を駆使した攻撃の数々になす術もなく圧倒される。

超新星の力を用いた強力な攻撃を繰り出すが、コズミックステイツが発動したバリズンソードのワープドライブにより宇宙に運ばれ、ライダー超銀河フィニッシュを受け爆散した(DC版では爆発の後にフォーゼが助けに行くシーンがある)。
スイッチはヴァルゴに回収され、山田自身は皮肉にも後遺症で記憶も喪失し眠り続ける事となった(DC版ではヴァルゴがその辺りの話を説明している)。

第36話ではアリエススイッチをレオが使用する事で再登場した。
コッペリウスによる生体活動を鈍らせる力が強化され、メテオストームの動きを鈍らせた。

第45話でもレオが変身する形で再登場を果たした。

【余談】

「王様」を自称しており、占星術において「牡羊座(白羊宮)」は大アルカナ(タロット)の「皇帝」を意味している。
上記のように前身は「うざぎ座(Lepus)」だと判明しているが、前身の正式名称は不明となっている(東映にもスコーピオン・ゾディアーツのように言及されていない)。

演じる川原氏は『仮面ライダーディケイド』で仮面ライダーレンゲル/黒葉ムツキ役としてゲスト出演している。
リブラ役の天野氏が『仮面ライダー剣』のギャレン/橘朔也役を演じている為、新旧の『剣』のライダーが共演した事になる。

「竜守」はおひつじ座の神話で神の遣いとして少年を運んだ「ひつじ」から貢がれた「金の羊の皮」を幻獣の「竜が守っている」という裏ネタからと思われる。

同エピソードで『侍戦隊シンケンジャー』の姫シンケンレッド/志葉薫役の夏居瑠奈氏が白川芽以役としてゲスト出演している(第30話にも若干登場)。

デザイナー・麻宮騎亜氏はアリエス・ノヴァが「出たとこ勝負」だという事をツイッターでネタにしている。

平成シリーズとしては初の「最強形態が最初に倒した幹部」となり、劇中ではフォーゼに倒された初の幹部でもある(一時的にフォーゼによって前線から外されたスコーピオン、キャンサーは最終的にメテオに敗退する形をとっている)。

確認されている上では、唯一天高以外のテリトリーでザ・ホールの恩恵を受けずに覚醒したホロスコープス。
実際に30話でタチバナ(ヴァルゴ)が覚醒した事を察知できず、彼からの報告を受けた流星も「ゾディアーツが覚醒するのはザ・ホールの影響下にある天高だけだと聞いているが…」とにわかには信じられないと答えていた。

東映公式サイトではその顛末に関して当初は「ダークネビュラに送られた」と誤記述されていたが、すぐに「記憶を失い入院中」に修正された。

キャンサーこと鬼島とは入れ替わりで登場したが、大喜利では「山田くん」の愛称で親しまれ、息の合ったサポートで大文字に罰ゲームを執行した。

同エピソードではコズミックステイツが初登場し、それと同時に仮面ライダー部に正体を知られた流星が彼らと「真の友情」を結ぶ佳境となった。
2012年10月には未公開シーンを追加したディレクターズカット版『天星の絆』が発売された。

最終更新:2013年02月01日 16:07