ペルセウス・ゾディアーツ

「人間を捨てれば、より完璧な絵を仕上げられるようになる!」

【名前】 ペルセウス・ゾディアーツ
【読み方】 ぺるせうす・ぞでぃあーつ
【声/俳優】 秋元龍太朗
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【登場話】 第15話「聖・夜・合・唱」
第16話「正・邪・葛・藤」
第29話「後・輩・無・言」
【分類】 ゾディアーツ
【スイッチャー】 元山惣帥
【特色/力】 圧倒的なパワーによる剣撃、石化能力
【星座モチーフ】 ペルセウス座
【その他モチーフ】 メデューサ
【スイッチを手に入れた理由】 絵を描くのに邪魔な物の排除

【詳細】

美術部部長の元山惣師がゾディアーツスイッチの力で変身するゾディアーツ。

巨体から生み出されるパワーで大剣「オラクル」を振るい、巨大なビルさえも打ち砕く事が可能。
また、左腕にはペルセウスが退治したとされるメデューサの力が備わっており、触れた物を石化させる能力を持つ。

ビルを破壊しているところを察知され、フォーゼと交戦。
パワーと石化能力で追い詰めるも、エレキステイツのライダー100億ボルトブレイクと相打ちになり退散する。

その後、屋上で絵を描いていたところに現れた弦太朗に絵を褒められ、(互いの正体を知らないまま)意気投合するが、その絵に破壊されたビルが描かれているのを見た弦太朗に不信感を抱かれる。
そこに聞こえてきたユウキとグリークラブの「はやぶさくんの歌」に耐えられず、弦太朗が去った直後変身。
しかし、「すべてが理想通りに進まないと耐えられないのは悪い癖だ」とリブラに止められる。

その後、音楽室で1人練習するユウキを襲撃(この時「宇宙人」だと思われた)するが、間一髪で弦太朗に助けられる。
正体がバレた事で変身を解除し、その過敏なまでの神経質な性格から周囲の騒音や雑音、さらには景観が自分の作品の完成を妨げていると称し、絵を書くことを邪魔した人間を次々と石化し病院送りにしてきた事を明らかにする。
この気性の荒さは後述の突然変異までに至り、スイッチを渡した速水校長からも「仲間」になる可能性があると、期待を掛けられている逸材だった。

上記の台詞と共にラストワンとなり変身。
遠距離攻撃には弱く、フォーゼファイヤーステイツのライダー爆熱シュートを受け倒されるが、スイッチが爆炎の中に舞い戻りエネルギーを吸収し復活。
メデューサの目から命中したものを石化させる光線を放つ能力を会得し、フォーゼの左腕を石化させる。
弦太朗の説得にも耳を貸さず、繭に包まれた自分の体を蹴り捨てその場を去る。

その後、フラシェキーに居場所を見つけられ、弦太朗に(ユウキよりひどい歌を歌われ)呼び出され、弦太朗が描いた絵が勝っていたら人間に戻る条件付きの絵画勝負を挑まれる。
結果、弦太朗の子供のような出来の絵を破り捨てようとするが、「出来はゴミでも、俺(弦太朗)の全部を込めて描きあげた」絵を破ることはできず、心を揺り動かされる。

しかし、フォーゼに変化したリブラが現れ、変身解除させた弦太朗を「石にしなさい」と命令を下す。
一時は躊躇するが、リブラと同格のホロスコープスになれると聞き、絵を破り捨てて弦太朗を石にしてしまう。

その後、自分の絵を幼稚園に届け、リブラからユウキ達を石にしろとの命令を受ける。
ユウキやグリークラブが幼稚園の子供達を喜ばせる事に一生懸命なのに気づき、さらに教室の壁には自分への感謝を込めた園児達の絵が飾られており、その絵に弦太朗の作品と同じものを感じる。
そこに石化したが、ペルセウスに迷いがあったおかげで元に戻れた弦太朗が現れ、怪物となってもまだ人間に戻る事を応援してくれる弦太朗に涙し、心を改める。

しかし、憤慨したリブラの力によって暴走する

後の第29話でもリンクスと共にある形で再登場した。

夏の劇場版ではフュージョンスイッチを完成する為にライダー部が40個のアストロスイッチを天高の教師や生徒に配る際、スイッチャーだった元山は「スタンパースイッチ」を受け取り、彼の親友である天高グリークラブの阿部純太は「ビートスイッチ」を受け取って、他の教師や生徒などと共に彼らの協力をしている。

【余談】

デザイナーを担当した麻宮騎亜氏によれば、「青鬼をイメージした」らしい。
他にも赤鬼をイメージしたオリオン緑鬼をイメージしたヘラクレスが登場している。

同話で『仮面ライダーアギト』の美杉太一役の田辺季正氏がグリークラブの部長の阿部純太役としてゲスト出演している。

彼がホロスコープスに覚醒していた場合、黄道星座のへびつかい座(十三番目の使徒)のゾディアーツになっていた可能性がある。

同エピソードに登場したグリークラブの1人をリブラがラプラスの瞳で覗いた際、みなみのうお座の星の運命が見えた。

最終更新:2020年04月29日 02:51