仮面ライダーウィザード

「さぁ、ショータイムだ!」

【番組名】 仮面ライダーウィザード
【読み方】 かめんらいだーうぃざーど
【放送開始】 2012年9月2日
【放送終了】 2013年9月29日
【話数】 全53話+劇場4作品
【TV朝日公式サイト】 公開終了
【東映公式サイト】 http://www.toei.co.jp/tv/wizard/
【前作】 仮面ライダーフォーゼ
【次回作】 仮面ライダー鎧武/ガイム

【あらすじ】

西暦2012年。
ごく普通の青年である操真晴人は、何者かが行ったサバトと呼ばれる謎の儀式に巻き込まれる。

同じように儀式に巻き込まれた人間達が次々とファントムと呼ばれる怪物へと変貌していく中、晴人は儀式を乗り越えて生き残り、「魔法使い」となる資格を得た。
そして、魔法の指輪を作る職人である輪島繁が経営する骨董品屋、面影堂を拠点とし、同じくサバトで生き残ったコヨミという少女と共に、指輪の魔法使い「ウィザード」として、ファントムを生み出す「ゲート」と呼ばれる人々を救うために戦い続ける。

平成仮面ライダーシリーズ第14作目。
魔法の力を宿す「宝石」が埋め込まれた指輪で変身し、魔法を駆使し悪と戦う仮面ライダーウィザードが主人公。

前作であるフォーゼを踏まえ様々な点が対照的となる作品でも有り、SF路線でありフォーゼがメカニカルな器具で変身やフォームチェンジを行っていたため、本作では通常ありえない現象を引き起こす「魔法」やそれを使用するために必要な要素である「魔力」が登場するといったファンタジー路線となった。

またスイッチを「集める」フォーゼに対し、一部ではあるがウィザード側が被害者に指輪を「配る」ライダーとなっている。

主人公像もフォーゼ主役である如月弦太朗が明るいキャラだったのに対し、今作の主人公である操真晴人は戦いを通して様々な困難や厳しい逆境の狭間に晒され苦悩し、敵側では怪物となってしまった人間の苦しみや人としての心のあり方、力の使い方に焦点が当てられるなど平成ライダーシリーズの初期で見られた要素も組み込まれた。

ちなみに本作品以降、全編のメインカメラがこれまでのパナソニックの「VARICAM」から、アーノルド&リヒターの最大120コマのハイスピード対応型フルHDカメラ「ALEXA」に変更されている。

仮面ライダーW以降の平成仮面ライダーシリーズ作品は平成ライダー10周年記念作品である仮面ライダーディケイドを繋ぎ番組として8月に終了させ、9月初旬開始 - 翌年8月末終了という放送スタイルを取っていたが、本作品では放送期間を9月末まで延長し、次番組である仮面ライダー鎧武/ガイムを10月初旬開始としている。

このためウィザードの本編としては第51話で実質完結しており、続く第52話と第53話は仮面ライダークウガからフォーゼまでの主役仮面ライダー、登場敵怪人が集結するお祭とも言えるストーリーとなっている。
52、53話では仮面ライダーディケイドとして門矢士、声のみではあるが電王ソードフォームに変身しているとしてモモタロスが同じキャストで出演。
また夏の劇場版で自作品のライダーがゲスト登場するのがここ数年の恒例となっていたが鎧武の放送時期の関係上か鎧武は劇場版に登場せず、52、53話で仮面ライダー鎧武として葛葉紘汰も声のみではあるが特別出演を果たした。
なお同エピソードの脚本は仮面ライダーディケイドを第1クールまで担当した會川昇氏が担当。
一度はディケイド成分が多すぎるとしてボツになったようだが、実質ディケイド版ウィザードの世界に、ウィザード本人が迷い込んだかのようなエピソードとなっている。

最終更新:2021年09月26日 01:58