ケットシー

「あぁ、もう。お前、嫌い!」

【名前】 ケットシー
【読み方】 けっとしー
【声/俳優】 ベルナール・アッカ
【登場作品】 仮面ライダーウィザード
【登場話】 第4話「人形とピアニスト」
第5話「決戦のコンクール」
【分類】 ファントム
【宿主】 外国人の男性(氏名不詳)
【狙ったゲート 高木栄作
【特色/力】 軽快な身のこなし、鋭い爪攻撃、両腕の爪を刃に変形させる能力
【怪物モチーフ】 ケット・シー
【その他のモチーフ】

【詳細】

ネコの姿を模したファントム。

軽快な動きで相手の攻撃を回避し、全身に備えた鋭い爪による反撃を得意としている。
更に両腕の爪を剣のように変形させる能力を有し、強力な攻撃を繰り出して、ゼロ距離の相手に不意討ちを仕掛ける事ができる。

とある音楽大学のピアニスト・高木栄作を狙って襲い掛かるが、ウィザードの出現によって撤退する。
その後、人間の姿で高木の家を訪問するが、コヨミにファントムと見破られてしまう。

ピアニスト生命を断たせて絶望させようと目論むが、スランプに陥って自暴自棄になっていた高木が自ら両手を差し出し、逆に自身が動揺する事態となる。
駆け付けたウィザードの魔法に翻弄されるが、晴人が魔力切れによって変身を解除し、「興が冷めた」として撤退した。

その後、ゲートのピアノ発表会の日時にフェニックスから与えられたグールと共に襲撃する。
しかし、それを阻止しようと会場の外で待ち伏せていたウィザードと交戦するが、「コピー」の魔法によって分身したウィザードにグールを一掃され、最期はハリケーンスタイルのハリケーンスラッシュを受け爆散した。

【余談】

「ケット・シー」はイギリスのスコットランドなどのケルトの伝説に伝わり、人語を理解する巨大な黒ネコの姿の妖精として知られている。

テレビ朝日公式サイトには「ケット・シーは黒い猫の姿をしている」と記述されているが、同個体は体色が白い。
更に本作に限らず、多くのフィクション作品でも様々な体色の個体が登場している。

かなり怠慢な性格(「絶望させる事よりも直接殺害した方が楽」と主張し、ユウゴから共感されている)らしく、何度も泣き言のように「今度こそ俺、降りていいですか?」とゲートを狙う役をドロップアウトしたいと訴えていた(「ワイズマンの意思に背く」と判断したミサの逆鱗に触れ、最終的に強要される)。

平成仮面ライダーシリーズにおいて外国人が怪人を演じる例を除けば、『仮面ライダー555』のクロコダイルオルフェノク以来となる(『仮面ライダーW』のユートピア・ドーパント役のコン・テユ氏も外国人だが、役は日本人の為に俳優が外国人を演じるのは8年振りとなる)。

生前の人間に成りすましての暗躍が目的ではない為、ベルナール・アッカ氏のクレジットはそのまま「ケットシー」と表記されている。

最終更新:2014年06月27日 23:09