ナイトメア・ドーパント

「私の姿を見たからには、もう、帰れないぞ♪」

【名前】 ナイトメア・ドーパント
【読み方】 ないとめあ・どーぱんと
【声/俳優】 加藤康起
【登場作品】 仮面ライダーW
【登場話】 第29話「悪夢なH/眠り姫のユウウツ」
第30話「悪夢なH/王子様は誰だ?」
【分類】 ドーパント
【変身者】 福島元
【メモリ】 ナイトメアメモリ
【綴り】 NIGHTMARE
【頭文字デザイン】 三日月と幽霊(N)
【特色/力】 夢の中へ自在に入り込む能力、捕まえた対象を夢の中に閉じ込める夢空間拘束器具「ドリームキャッチャー」
【デザインモチーフ及び容貌】 不気味かつ左右非対称な人形風の怪人
【生体コネクタ位置】 左腕

【詳細】

市販されている「ナイトメア(悪夢)」のガイアメモリで風都大学脳科学研究室に所属する福島元が変身したドーパント。

他人の夢を自在に操る能力を持ち、夢のなかに入り込んではその人を夢に捉え「眠り病」と呼ばれる夢から覚めない状態にしていた。
夢のなかにおいては絶対的な権限を持ち、夢の世界で様々な現象を発生させたり、倒されたとしてもすぐに復活が可能。
捉えた人にドリームキャッチャーと呼ばれるネットを被せることで眠り病にし、眠り病に陥った人間は額に「H」の文字が浮かぶ(元と姫香のH)。

一連の行動は自分に好意をもつ雪村姫香(実際は元本人がそう思い込んでいるだけ)が他の人にも色目を使うことに腹を立て、姫香を眠れないようにすることが目的だった。
自分に疑いがかからぬよう、あえて眠り病になったと思わせ密かに退院し、研究室にこもって続けざまに人々を捉えていた。
しかし、囮となって眠り病になった樹子の「寝言を任意で話す」という謎の特技により翔太郎に正体が露見され、居場所を突き止められる。

フィリップがエクストリームメモリに吸収され行方不明となったことでダブルに変身ができない翔太郎をいたぶるが、解放されたフィリップが間に合い、ダブルに終始圧倒され続けた上で最期はルナメタルのマキシマムドライブ「メタルイリュージョン」を受けメモリブレイクされた。

現実世界で翔太郎が彼の目の前でダブルに変身した際、「お前、本当に仮面ライダーだったのか!?」と驚いており、夢の世界での変身は単に翔太郎が「仮面ライダーになりきっていた」だけと思っていたらしい(実際に亜樹子も夢の世界でダブルになりきって変身しており、都市伝説による「仮面ライダー」の知名度が高かった故に文字通り「夢にも思っていなかった」と考えられる)。

夢の世界に入り込めるが、本体はあくまで現実世界におり、3つある頭部のうち鳥の形をしている部分から火炎弾を発射できるが総合的な戦闘力はさほどでもない。また自身も人を惑わす能力者でありながら、ダブルのルナの力には戦慄していた。

【余談】

ナイトメアとは「悪夢」を意味する。
人体模型や人形、怪しい笑みを浮かべる仮面等、おおよそ夢で見たら魘されそうな要素を集めた正しく「悪夢の怪人」。

装備しているドリームキャッチャーは「夢を捕まえる」というナイトメアの能力による命名と思われるが、
北アメリカ先住民が作る装飾工芸品として実際に「ドリームキャッチャー」というものがあり、モチーフはそれ。
輪の中に網の目状の糸を張り羽やビーズなどで飾り付けたものであり、「良い夢は網を通り抜けるが悪い夢は網に引っかかり夜明けに消え去る」…とされる。

このドーパントが登場したエピソードでは「夢」という非現実の空間で繰り広げられる映像が強く印象に残るもので、
ガイアメモリではなく木札に変換されたアイテムで変身するダブル(舞台が江戸時代だったため、音声もエフェクトも和風に変換)、
翔太郎の代わりに亜希子がボディサイドを担当し彼女が主導権を握るダブル、等多くのギャグ要素が盛り込まれている。

最終更新:2022年10月01日 02:05