スフィンクス

「さて、問題です。ワタシは何をしにココに来たのでしょう?」

【名前】 スフィンクス
【読み方】 すふぃんくす
【声/俳優】 顔田顔彦
【登場作品】 仮面ライダーウィザード
【登場話】 第42話「指輪の小説家」
第43話「白い魔法使いの秘密」
【分類】 ファントム
【宿主】 楠田
【狙ったゲート 西園寺雅文
【特色/力】 炎を操る
【怪物モチーフ】 スフィンクス
【その他のモチーフ】 コブラ

【詳細】

杖を持った慇懃無礼なファントム。

人間態はタキシードにシルクハット、さらにモノクルを付けた如何にも紳士的な風貌の楠田という男性。

本人の趣向なのか、様々な絵画が飾られている狭い個室を根城にしている。

かつてウィザードを苦しめたフェニックスと同様に業火を操る能力を持ち、何も無い空中から火炎弾を降り注がせたり、人間態でも手にした物体を焼失させることができる。
また手に持つ杖は剣にも変形し、接近戦でも戦える。

30年執筆を続ける小説家のゲートを狙い、女性限定の彼のサイン会に現れて襲撃するも、察知したウィザードの妨害に逢い一時撤退。しかし、ゲートが落とした「玩具の指輪」が彼の「心の支え」のキーアイテムであると見抜き、密かに回収する。

「紛失物の指輪を見つけた拾い主」と騙ってゲートを出版社の待合室におびき出して目前で指輪を燃やそうとするも、またもウィザードに阻まれ、ドラゴンタイマーやインフィニティ―を駆使する敵の攻撃をグールの大群を身代りに回避して再び逃走する。

その後、コヨミを「自分の恩人」と確信したゲートが訪れた湖畔で今度こそ指輪を破壊し、絶望した彼から新たなファントムを発生させることに成功する。

しかし、駆け付けたウィザードがゲートのアンダーワールドに入ったことでファントム化は失敗し、自身もビーストハイパーの「マグナムストライク」で倒された。

【余談】

マジシャンのような風貌だが、演じる顔彦氏は本当にマジシャンを兼任している俳優である(ただし本編で物体を燃やしているシーンはマジックではなくもっぱらCGを使っている)。

一見象の顔のように見えるが、よく見ると口元から伸びている「鼻」のような部分は、額から飛び出しているコブラの「尾」である。

同話でコヨミと笛木の関係が明らかになる。

スフィンクスは、エジプトのピラミッドの傍らに佇む石像が有名だが、元々はギリシャを始めとする中東区域で伝えられている人頭のライオンの姿をした怪物。
謎かけが好きで、旅人の前に現れて問題を出しては解答できなかった者を襲っていたとされている。

このファントムも『スフィンクス』を意識してか、作戦達成を「謎解き」と捉え、相手に話すときにも「問い」を出すような形式で発言する。

また、作中に登場した出版社のロビーは、実在の「講談社」の社室をロケに使っている。

最終更新:2013年07月15日 00:01