デーボ・タイリョーン

「ワシは暴れたり、人間を苦しめたりしとらんぜよ」

【名前】 デーボ・タイリョーン
【読み方】 でーぼ・たいりょーん
【声】 梁田清之
【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー
【登場話】 ブレイブ34「ふっかつ!ブラギガスしゅつげん」
【所属】 デーボス軍
【分類】 デーボモンスター
【創造者】 百面神官 カオス
【考え】 「魔洞湖に沈んでる『ある物』を釣り上げる」
【集める感情】 なし
【成分】 カジキ、投網、大漁旗、漁船、など
【配合】 ガッ釣り竿、海鮮山モリ
【特記事項】 釣りのマナーが悪い人間に対しては、我慢できない
【その他のモチーフ】 青鬼?
【名前の由来】 大漁

【詳細】

カオスが「ある目的」のために作り上げたデーボモンスター。
魔力を帯びた自慢の「ガッ釣り竿」を使い、本来特殊な力が働いて「釣る」事ができないはずの水源から物体を釣り上げることができる。
また、相手の攻撃を顔面に受けても微動だにしないほど恐るべき耐久力を持つ。ただし、これは本人の説明によれば「単に我慢強いだけ」で、ダメージや痛覚が皆無というわけではない。
この辛抱強さは「釣りは己との勝負ぜよ」と本人が言うように自身の「釣り人」という本質にも反映し、目的の獲物を釣り上げるまでただひたすら待ち続ける強靭な精神力にも繋がっている。

キョウリュウジャーたちがいよいよ最後の「ディノスグランダー」の秘石の手がかりをつかんだ矢先、その石とブラギガスが眠るとされる「魔洞湖」に出現。
出撃したキョウリュウジャーと対峙するが、彼らに対して全く戦意を見せず、上記の弁解を呟きながらひたすら釣りをしていた。
正論で開き直られて流石のキョウリュウジャーも拍子抜けするが、何も釣れないはずの「魔洞湖」の底からガラクタを釣った様子からグレーに秘石を狙っていると危険視され、自分の護衛のために総動員された三戦騎や大量のカンブリ魔に戦闘を任せて釣りを続行する。

唯一自分のもとにたどり着いたレッドの「ガブティラ岩烈パンチ」が頬に直撃しても無視するが、攻撃を続ける彼が鬱陶しかったので一本釣りで湖の対岸まで吹き飛ばしてしまう。
しかし、対岸でドゴルドと戦っていたレッドのもとにダンテツが合流して加勢。親子の力でドゴルドを退いて遂に秘石の入手に成功し、同時に湖からせり上がった最後の獣電竜ブラギガスも復活してしまう。

ところが、それとは別に「ある物」が漸く釣れると歓喜しながらラッキューロに献上し、自分の「当初の役目」を終えたことで改めてキョウリュウジャー迎撃に向かう。

武器の「海鮮山モリ」を手に勇猛果敢に立ち向かい、キョウリュウレッド・カーニバルの「獣電カーニバルフィニッシュ」すら自慢の「我慢強さ」で耐え凌ぐが、8人分のブレイブを「ビクトリー」と「マキシマム」に込めた「八獣電ビクトリーマキシマムフィニッシュ」の痛さには流石に我慢できず吹き飛ばされてしまう。

飛んだ先にラッキューロに懇願し、自らスクスクジョイロをかけてもらいカンブリ魔2体と巨大化。
しかし、カンブリ魔たちはブラギガスの初陣に「アロメラス」や「アーケノロン」の力で一方的にやられ、自分もブラギガスが超カミツキ変形したギガントブラギオーの前に手も足も出ず、最期は「タンマ!タンマ!」と必死に制止するものの「超獣電ギガブレイブフィニッシュ」の一閃で斬り伏せられて倒された。

だが彼の活躍により、カオスの本来の目的は達成されていた。

【余談】

以前登場したキビシーデスやカンブリ魔と同様に、右腹に3つの感情を司る「顔」がある。
口調は何故か土佐弁。
様々な要素が混ざり合いながらも、カジキの両肩など創造者であるカオスを彷彿とさせるデザインとなっている。

ちなみに自分の「我慢強さ」を自慢する際に、褌をクイっと引き上げるような動作をし、下品にも「チン!チン!」と変な効果音が響いた。

マイペースで、敵味方問わず周囲がどんなに騒いでも、どっしりと構える図太さを持つ。
反面自身に課せられた任務には忠実で、正反対の怠け癖のあるラッキューロから「仕事熱心」と評された。

最終更新:2014年02月10日 05:11