サーベルシャドー

「レディース&ジェントルメン!ガキ&ジジババ!」

【名前】 サーベルシャドー
【読み方】 さーべるしゃどー
【声】 志村知幸
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第2駅「俺たちはここにいる」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 ネロ男爵
【闇形式】 ネハ818-2
【闇装備】 護拳系サーベル、4連系マグナム
【作戦運行】 自身の能力で街の人々に無理矢理武器を持たせ、「デュエルタイム」による決闘を強制し、傷付け合わせる事で闇を集める
闇駅名】 決闘ヶ原
【心の闇】 (「他人を倒さないといけない」という)絶望
【シャドー怪人薀蓄】 自身の両肩が大きいのは相手の攻撃から自身の頭部を守る為
【器物モチーフ】
【闇形式の由来】 刃(や(8)い(1)ば(8))

【詳細】

刀剣の扱いに長け、刀剣で貫く能力を有する剣系シャドー怪人。

自身でも他者でも「決闘」を好み、決闘を盛り上げる為には相手の言い分も聞き入れてしまう程の戦闘狂でもある。
切れ味抜群な2本の護拳系サーベルで武装し、運行中の烈車の上のような状況でも軽やかな二刀流で戦闘する他、4連系マグナムをぶっ放す荒々しさも兼ね備えている。

主であるネロ男爵の命により「決闘ヶ原」という闇駅を作り上げ、その街の人々に「デュエルタイム」と称し、武器を渡しては不定期に決闘を強制していく。
「いつ隣にいる人間を倒さないといけないのか分からない」という人々の絶望から心の闇を集めようと目論む。

管轄下にライト達5人が下車した時には「デュエルタイム」が偶然開始され、人々の決闘に唖然としていた5人を「ルール違反」と称してクローズと共に制裁しようと交戦する。
決闘せずに隠れていた少年・ヨウタを攻撃しようとしたところを1号に阻止され、彼もまた決闘しなかった臆病者として護拳系サーベルによる激しい攻撃で苦戦させる。

しかし、「来たばかりでこの街のルールなど知る由もない」と1号に反論され、「それも一理ある」として素直に戦闘を中断する。
トッキュウジャーに街のルールを律儀に教え、「次はちゃんと決闘しろ」と言い渡して撤退した(その際に1号からも「俺はお前を決闘の相手にする」と宣戦布告されている)。

その後、デュエルタイムを再び開始しようと動き出し、合図として巨大なコインを打ち上げる。
しかし、ライトに破壊されたコインの破片の直撃に遭い、1号の宣言通りに「決闘の相手」と認め、他の4人がクローズとの交戦中、自身は1対1の勝負を1号に持ち込む。

決闘が過熱する際中、「自分達の戦いに相応しい戦場で戦おう」とクライナーを召喚し、1号もレッドレッシャーを召喚する。

レッドレッシャーはサポートに駆け付けた4号が搭乗するグリーンレッシャーと連結し、大空を縦横無尽に駆け回る2組の烈車を足場に激しく切り結ぶ。
その途中で足を滑らせた1号が上空から落下し、4号の操縦する烈車が真下で彼を受け止めると自身はクライナーから飛び移り、今度はレッドレッシャーの上で決闘を繰り広げる。

しかし、大技を繰り出そうと両腕の護拳系サーベルを振り上げた瞬間、レッドレッシャーが地上のトンネルを通過した拍子に護拳系サーベルの刀身が折れてしまう。
突然のアクシデントに絶句している隙を突かれ、1号のレールスラッシャーの斬撃をすれ違い様に受け、そのままレッドレッシャーから落下して敗北。

その直後、闇暴走を起こして巨大化する。
4連系マグナムを武器に今度はトッキュウオーに決闘を臨み、西部劇のように5カウントからの撃ち合いを行い、数え切る前に不意打ちで4連系マグナムをぶっ放して攻撃するが、その寸前でトッキュウオーが合体を解除した為に銃弾を全て回避されてしまい、最期はフミキリトッキュウショットを受け爆散した。

劇場版VSキョウリュウジャーでは再生シャドー怪人としてコインシャドーとともに現れた。

【余談】

両肩のプロテクターは西洋サーベルの護拳部分を象り、両腕自体が巨大な剣のように見える。

デザイナーを担当した篠原保氏によると「サーベルは形が捉えやすい為に装飾の方にウエイトを置いた」らしく、他にも「アンティーク感を演出する為に『装飾は必要不可欠』と考え、
基本的に100~150年ぐらい昔の物を想定しているが、この時代は懐古趣味もあったりして、様式にかなり幅があるのも堅苦しくなくて良い」とコメントしている(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。

声を演じる志村氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となる。

最終更新:2020年09月08日 23:37