チェーンシャドー

「届けに来たぞ~棺桶を~♪お前の入る~棺桶を~♪」

【名前】 チェーンシャドー
【読み方】 ちぇーんしゃどー
【声】 森田順平
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第3駅「思いこんだら命がけ」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 ノア夫人
【闇形式】 ノハ1023-3
【闇装備】 クロス系棺桶
【作戦運行】 自身の能力で人間を縛り上げ、棺桶の中の不思議な空間に閉じ込め、その恐怖から闇を集める
闇駅名】 死の谷
【心の闇】 (監禁されての死の)恐怖
【シャドー怪人薀蓄】 自身の鎖が茶色いのは長い間悪い事をしている内に生まれた「錆」によるもの
【器物モチーフ】
【その他のモチーフ】 髑髏?
【闇形式の由来】 鉄鎖(て(10=英:ten(ン))っ(2=英:two(ー))さ(3))
【テーマソング】 棺桶のうた

【詳細】

あらゆるものを縛って拘束する能力を有する鎖系シャドー怪人。

常に上記の不気味な歌を口ずさみながら古めかしい錆びた鎖を鳴らし、「クロス系棺桶」という棺桶を引きずって出現する。
クロス系棺桶の中にある邪悪な十字架が輝き出し、人間は縮小化されてから棺桶の中に閉じ込められてしまい、二度と外へ出る事ができない。

キャッスルターミナルの奥底に引きこもっていたところをノア夫人が見つけ、闇を集める為に送り込まれた。
上述の能力で捕縛した人々をクロス系棺桶の中に拉致し、閉じ込められた彼らの恐怖の感情から心の闇を集めようと目論む。

カグラが偶然置き去りにされた真夜中の平和谷駅に時間差で出現し、その駅名を「死の谷」に塗り替える。
人里に向かっている最中にカグラに呼び止められ、5号がクローズと交戦している隙を突き、右腕からの無数の鎖で縛り上げた彼女をクロス系棺桶の中に監禁する。

翌日、平和谷小学校の音楽室で怪談のように不気味に弾き語り、近寄ってきた子供達を次々とクロス系棺桶の中に閉じ込めていく。
シャドーラインの動きを察知して駆け付けた他のトッキュウジャーにクローズを差し向けるが、「カグラも閉じ込められている」と睨んだ1号はクロス系棺桶に自ら突入する。

しかし、子供達が嘆いている姿にカグラは「シャドーラインから人々を守る」というトッキュウジャーの使命に目覚め、既に躍起状態になっていた。
気合を入れ過ぎた彼女の正拳でクロス系棺桶の中枢となる十字架を破壊され、それによりクロス系棺桶が内部から大破し、中に閉じ込められていた子供達も解放されてしまう。

そのまま成り行きで闘争本能を剥き出しにする5号に圧倒されるが、過剰に暴走した彼女の大技「地獄のローリング」が危険だった為に他の4人の乱入で中断される。
必死に制止した1号の説得で5号が正気に戻った後、2人がお互いに乗り換えチェンジした1号ピンクや5号レッドと交戦する。

右腕から鎖を放って攻撃するが、5号レッドのレールスラッシャーで弾かれた鎖に自身が捕縛され、レールスラッシャーから伸びるレールに乗った1号ピンクのテッキョウクローの攻撃に怯み、5号レッドのイマジネーションで発動したレンケツバズーカからのレインボーラッシュが「お仕置きペンチ」という巨大なペンチに変化し、全身の鎖を噛み砕かれて敗北。

その直後、闇暴走を起こして巨大化する。
トッキュウオーの身動きを鎖で封じ、更に地面から出現させた巨大な棺桶にトッキュウオーを閉じ込め、そのイマジネーションエネルギーを棺桶に吸収させるが、「棺桶を破るトッキュウオー」をイマジネーションした1号の発想でレッドレッシャーの部分が迫り出した事で棺桶を破壊され、最期はフミキリケン烈車スラッシュを受け爆散した。

【余談】

髑髏状の下顎をし、幽霊のような不気味な姿から臆病なカグラに「本当にシャドー怪人?」と疑われた。

ゲスト怪人ながら上記の不気味な歌が視聴者の印象に残った為なのか、第25駅の3日後に発売されたCD『キャラクターソング シャドーライン』に闇の皇帝 ゼット4人のテーマソングと共に収録されている。


デザイナー・篠原保氏によれば、「古さを出す手法として錆や汚しなどの『古び』を加える事を試み、当初はごく当たり前な大きさのチェーンで全身をグルグル巻きにしたものを考えていたが、更に全体を錆びさせると煩くなってしまう為にチェーンの要素を一際大きくしてバランスを取ってみた」らしい(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。

最終更新:2020年11月20日 20:04