ジャックインザボックスシャドー

「トッキュウジャー……どうした!?戦う前からボロボロだぞ!?」

【名前】 ジャックインザボックスシャドー
【読み方】 じゃっくいんざぼっくすしゃどー
【声】 水島大宙
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第20駅「笑顔は危険」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【闇形式】 グハ12985-20
【闇装備】 鳩時計系ドア、ジャグリング系棍棒
【闇駅名】 大笑井
【心の闇】 「笑い」で吹っ飛ばされる混乱
【シャドー怪人薀蓄】 ボディの箱は、「笑いの地獄」を見せるネタの宝庫
【モチーフ】 びっくり箱、ピエロ?、鳩?、鳩時計?
【闇形式の由来】 び(ひ)っくり箱?

【詳細】

とても名前が長いびっくり箱系シャドー怪人。

指を鳴らすと様々な「笑い」を誘発させる現象を引き起こし、それを見て笑ってしまった相手を地面から出現したスプリングで吹き飛ばす、という限定的ながらも恐ろしい能力を持つ。
また、胸部の鳩時計型の扉から鳩を模したエネルギー体を撃ち出して攻撃する。

グリッタ嬢の指令で街へ赴き、上記の能力で人々を襲って「心の闇」を集めようとした。

自分の街に訪れたトッキュウジャーを、まずは通りすがりのサラリーマンが下着姿に変わるというギャグで先手を打って攻撃。
そこに明(ザラム)が現れて自分の手の内を明かされるが、トッキュウ1号との交戦中に不可思議な行動を始める二人の力士の姿を見せ、笑ってしまったトッキュウジャーたちを再度攻撃(「っていうか、「笑い」の沸点低すぎでしょ?俺達」とヒカル談)。
しかし、ぶっきら棒で笑顔を見せない6号には効果が無く、彼の反撃を受けて撤退する。

その後、街の住人を次々と吹き飛ばして混乱を招いていたが、意地になったライトが発端で車掌の地獄の「笑い」の特訓を受けたトッキュウジャーが現れると、あまりの変わりように思わず上記のツッコミを入れてしまう。
トッキュウジャーが繰り出した「おかしな名乗りポーズ」というネタをあまりのつまらなさに難なく受け流すが、逆に自分も謎の海賊に扮した芸人の幻を生み出して国名に因んだギャグを見せるも、相手に耐え抜かれてしまう。

しかし、そこに愛用のハーモニカを紛失して何故かリコーダーで颯爽と現れた明が素で音を外してしまったことに、両陣営が笑って吹き飛ばされ、ネタ勝負も痛み分けに終わる。
そして、「最初からまともに戦えば良かった」と反省するトッキュウジャーと改めて交戦。
「自分が手塩にかけて作ったギャグよりも、天然な明の無自覚なネタの方が受けた」という現実に塞ぎ込んでしまった1号を除き、彼からレッドレッシャーを借りて次々とレッドへ「乗り換え変身」する4人のトッキュウジャーにクローズは全滅(一応、1号も自分と同じく落ち込んで隣に座っていたクローズを容赦なく倒している)。

自身は6号とサシの勝負に挑むが、ポーカーフェイスの彼に自分の能力が通じないからと、胸から鳩ビームを出して応戦する。
だが、戦闘能力の高い彼の敵ではなく、ユウドウブレイカーで貫かれて爆散した。

直後、闇暴走を起こして巨大化。
先ほどの傷心で「じいちゃんと戦いたい」と鬱になる1号が呼び出したディーゼルオーと、他の4人が搭乗するトッキュウオー、そして6号のビルドダイオーに対し、クライナーロボ2体を呼び出して3対3で対戦する。

ところが、突然6号が発狂したかのように笑い出す予想外のアクシデントに双方で困惑(実は操縦席に匿っていた子猫が彼の身体をくすぐっていた)し、いつまでも笑い続けることに苛立ったトッキュウオーとディーゼルオーがビルドダイオーをド突くと、それに巻き込まれて吹き飛ばされたクライナーロボ1体が大破。

さらに1号のフィニッシュ宣言を受けると残りのクライナーロボの背後に回って自己防衛に走るが、トッキュウオーとディーゼルオーの援護射撃でもう1体のクライナーロボも破壊され、最期は無防備になったところを(笑いながら迫る)ビルドダイオーの「ビルドダイオーバケットブレイク」を受け爆散した。

【余談】

以前登場したタイプシャドーと同様、道化師を彷彿とさせる姿を持つ怪人。
しかしタイプシャドーが陽気で飄々とした人格だったのに対し、こちらは本人は至って冷静沈着。
とくに主であるグリッタ嬢の「適当に闇を集めろ」という命令に対しても、「俺はいつでも全力だ」と不満を訴えるなど、自身のアイデンティティにかなりのプライドを持っている、いわば「真面目にギャグに走る」タイプ。
更にシュバルツを利用し、そのグリッタ嬢すらも自身の術中にはめるなど、強かな一面も見せた。

声を演じる水島氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

最終更新:2014年07月18日 22:13