ピンスポシャドー

「なるほど!裏方の自分は本来、表に出ぬ者。ですが、闇を集める為ならば、舞台へ上がりましょう!」

【名前】 ピンスポシャドー
【読み方】 ぴんすぽしゃどー
【声】 二又一成
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第25駅「おとぎ話が飛び出して」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 闇の皇帝 ゼット
【闇形式】 ゼハ134-25
【闇装備】 ピンスポット系フラッシュ、6連系フラッシュ
【作戦運行】 自身の能力で絵本の中の主人公達を実体化させ、キラキラを集める→彼らを物語と共に消滅させる事で闇を集める
闇駅名】 おとぎ
【心の闇】 不明
【シャドー怪人薀蓄】 自身の頭部は子供が持つ絵本を狙いやすいように低い位置にある
【器物モチーフ】 舞台照明
【その他のモチーフ】 舞台、パーマセル
【闇形式の由来】 陽射し(ひ(1)ざ(3)し(4))

【詳細】

あらゆる物語の登場キャラクターを実体化させる能力を有する舞台照明系シャドー怪人。

頭部のピンスポット系フラッシュから「ピン・スポット!」の掛け声と共に絵本を狙って光線を発射し、その登場キャラクターを現実に実体化させる事ができる。
この光線を人間が直接浴びた場合はその者が心の中に秘めたヒーロー像なども実体化し、他にもボディの6連系フラッシュを全力照射させる事で高熱を圧縮した攻撃用の光線を放つ。

上述の能力で絵本の中の主人公達を実体化させ、ゼットの求めるキラキラを集めようと目論む(ゼットは自身がグリッタ嬢の力でどれだけキラキラを得られたのかを確認したかった)。

しかし、おとぎ話の主人公を実体化させると本来のキャラクター像とは比べ物にならない程の粗末な人格に変貌してしまい、そんな光景に失望したゼットに見限られてしまう(ネロ男爵曰く「純粋な存在だから闇の力の影響を予想よりも大きく受けてしまったのが原因」)。

その場を預かったネロの提案で「実体化させたおとぎ話の主人公を物語と共に抹殺し、大量の闇を生み出す」という作戦に変更し、クローズと共に意気揚々と彼らに攻撃を仕掛ける。
しかし、ネロと共に6号と交戦している隙を突かれ、おとぎ話の主人公を匿おうとする他のトッキュウジャーにクモの子を散らすように逃げられてしまう。

その後、河原の橋の下に逃げていたトカッチと謎の戦士・リョーナイトの他、クローズを欺く為に赤ずきんちゃんとシンデレラにそれぞれ変装したミオとカグラを発見して交戦する。
自身は3号や5号と交戦し、途中で参戦した6号の相手となり、2号の相手を引き受けていたネロの方は2号がリョーナイトに激励され、駆け付けた1号や4号との連携技に怯んで撤退した。

トッキュウジャーの集結後、2号の「(相手が)おとぎ話のイメージを悪くした」という提案によって1号のイマジネーションで発動したレンケツバズーカからのレインボーラッシュの「おとぎ話大集合」という自身が実体化させたおとぎ話の主人公の連続攻撃を受け敗北(それと同時にリョーナイトとおとぎ話の主人公達も消え去った)。

リョーナイトの消滅後、闇暴走を起こして巨大化する。
6連系フラッシュからの全力照射で攻撃し、ビルドダイオーのショルダービームとトッキュウオーシールドの光線を打ち破るが、6号が勝手に烈車武装して誕生したビルドダイオータンクの強烈な連続パンチに怯み、最期はトッキュウオービルドのトッキュウオーバケットクラッシュを受け爆散した(その際に「やはり、裏方でいるべきだった…」と言い残している)。

第39駅で巨大ボセキシャドーの能力によって巨大な姿で復活した

【余談】

謙った性格らしく、自身を日陰者の「裏方」と呼んでいる。

上述の能力で実体化したキャラクターは桃太郎、赤ずきんちゃん、シンデレラ、裸の王様、リョーナイトの5人となる(上述の通りにおとぎ話の主人公達は粗末な人格に変貌したが、自身の敗北と同時に闇の力が消えた影響なのか、消え去る直前に本来のキャラクター像に戻った)。

デザイナー・篠原保氏によると「前後に長いスポットライトを頭部に置くとスーツアクターが覗けなくなりそうなので胸部に配置し、代わりに頭部はイメージ処理的な『舞台』にして、身体の随所に『照明』から連想される物を配置し、腰部には照明部のスタッフが常備している『パーマセル』らしい物を付けた」らしく、他にも「(胸部に配置した)スポットライトの下の顔は分かり辛かった」とコメントしている(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。

同駅で『侍戦隊シンケンジャー』のリチャード・ブラウン(自称「シンケンブラウン」)役のジョン・カミナリ氏が裸の王様役としてゲスト出演している。

最終更新:2015年01月11日 20:02