コインシャドー

「そんなお風呂、今時ないでしょ~!?」

【名前】 コインシャドー
【読み方】 こいんしゃどー
【声/俳優】 倉貫匡弘
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第26駅「銭湯で戦闘開始」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 ネロ男爵
【闇形式】 ネハ510-26
【闇装備】 シャドーライン系コイン
【作戦運行】 自身の能力で銭湯の親父を誑かし、多額の借金の返済分として人間の負の思念が溜まる「闇だまり」のある土地の所有権を奪い、新たなターミナルを建設する
闇駅名】 なし
【心の闇】 なし(闇だまりの確保)
【シャドー怪人薀蓄】 自身の身体のコインは人間から巻き上げた金銭でできている
【器物モチーフ】 硬貨
【その他のモチーフ】 ゼニクレージー、ギエン
【闇形式の由来】 コイン(コ(5)イ(1)ン(0))

【詳細】

金銭を自在に操る能力を有する硬貨系シャドー怪人。

全身に蓄えたコインを投げ付けて爆撃させる「コインばら撒き」、相手の腕部にいつの間にかコインを貼り付けて爆発させる「袖の下」などの得意技を用いる。
武力による肉体労働よりも狡猾な作戦を練る智略に優れ、「印西輝男」と名乗るインテリ系の青年への変身能力を有する。

月川町で人間の負の思念が蓄積された「闇だまり」を見つけ、それを確保する事で新たなターミナルを建設し、シャドーラインの拠点に加えようと目論む。
その土地で銭湯を運営している主人を騙しては多額の借金地獄に追い込み、立ち退きを促す事で土地の所有権を奪おうと暗躍していた。

しかし、立ち退き当日に「銭湯を移動させたら取り壊しされない」と安直に考えたカグラと明がビルドレッシャーで銭湯を地盤ごと持ち上げ、その地下にあった闇だまりが出現した。
「銭湯を取り壊す手間が省けた」と人間の姿でライト達6人の前に姿を見せるが、最初からシャドー怪人である事を見抜いていた明によって作戦が露呈され、正体を現して交戦する。

いきなり特攻してくる6号に動揺し、上述のコインばら撒きと袖の下でトッキュウジャーを反撃するが、「人々の憩いの場となる銭湯を愚弄した」と言う6号の憤慨は消えなかった。
更に1号と乗り換えチェンジした5号レッドも加わり、レールスラッシャーからのレールで身動きを封じられ、レールスラッシャーの斬撃で大ダメージを負う。

5号レッドのレールスラッシャーから伸びるレールに乗って突進する6号のユウドウブレイカーの一撃で吹っ飛ばされ、闇だまりの底に落下して敗北。

その直後、闇暴走と同時に闇だまりに蓄積されていた大量の闇を吸収して巨大化する。
上述の理由でビルドダイオーは出撃できず、トッキュウオーやディーゼルオーと交戦し、大量の闇を吸収した影響で2大ロボを寄せ付けない程の驚異的なパワーを発揮するが、超トッキュウオーの超トッキュウキャノンの砲撃に怯み、自身のキャパシティを越えた闇を吸収した副作用で立ちくらみを起こしてしまう(6号曰く「湯あたりのようなもので上せる状態」)。

何かを閃いた5号によって超トッキュウオーはファイヤーレッシャーを武装した事で超トッキュウオーファイヤーとなり、「上は洪水、下は大火事、これな~んだ?」(答え:風呂)という典型的ななぞなぞに見立てた放水と火炎放射の二段攻撃に怯み、最期は超熱湯スプラッシュを受け爆散した(その際に「いい湯じゃな~い!」と叫んでいる)。

【余談】

本編において人間態への変身能力を有する初のシャドー怪人(闇の皇帝 ゼットザラムを除く)となり、第13駅以来のネロ男爵配下のシャドー怪人ともなる。

明は彼と初対面の時に「シャドー怪人」という事に気付いていたが、逆に彼の方は明の存在を何故か気にも留めなかった(明のシャドーライン時代に面識がなかったと思われる)。

闇の皇帝の配下に共通する全身が光っている怪人の為なのか、ゼットも今回の作戦に興味を抱いている様子を見せていた(視聴者に正体を知られないようにする為なのか、ゼットとの謁見時には声がエコー音声になっていた)。

デザイナー・篠原保氏によれば、「コインがモチーフとなれば、『正義のシンボル コンドールマン』のゼニクレージーが頭から離れず、そこでお金繋がり(?)から『未来戦隊タイムレンジャー』の敵役・ロンダーズファミリーのギエンも裏モチーフ的に入れ込んだ」らしい(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。

同駅で『帰ってきたウルトラマン』の岸田文夫隊員役、『宇宙刑事ギャバン』のサン・ドルバ役、『忍風戦隊ハリケンジャー』の日向無限斎/ハムスター館長役などを演じた西田健氏が銭湯の店主役としてゲスト出演している。

演じる倉貫氏は『タイムレンジャー』でタイムグリーン/シオン役としてレギュラー出演している(同戦隊は「未来から来た犯罪集団を逮捕する」という治安を守るヒーローの為、同駅で倉貫氏が演じた「詐欺師」とは真逆の設定。デザイナー・篠原氏も倉貫氏が人間態と声を演じる事に驚いた模様(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より))。

最終更新:2015年01月11日 19:52