仮面ライダー鎧武 > ガイム

【番組名】 仮面ライダー鎧武/ガイム
【読み方】 かめんらいだーがいむ
【放送開始】 2013年10月6日
【放送終了】 2014年9月28日
【話数】 全47話+劇場3作品
【TV朝日公式サイト】 公開終了
【東映公式サイト】 http://www.toei.co.jp/tv/gaimu/
【前作】 仮面ライダーウィザード
【次回作】 仮面ライダードライブ

【あらすじ】

「君はその力、どう使う?」

西暦2013年。
巨大企業「ユグドラシル・コーポレーション」の企業城下町としてきた地方都市、沢芽市。

企業の介入によって急速な発展を遂げたことで人々が豊かな暮らしを送る一方、閉塞感を覚えた若者たちはストリートダンス、ひいてはダンスをするためのフリーパフォーマンスステージを取り合う、
特殊な錠前であるロックシードを用いて「インベス」と呼ばれる怪物を戦わせる対戦競技インベスゲームに没頭していた。

そうしたショーに参加するビートライダーズと呼ばれる若者たちが熾烈なランキング争いに身を投じ、「インべス」、ロックシードは一般市民にも馴染みのある存在となっていた。

かつてビートライダーズのチームの一つである「チーム鎧武」に所属していた青年、葛葉紘汰は大人への『変身』を願い、チームを抜け家系を助けるべくアルバイトに励んでいた。

その彼のもとにチームメイトだった高司舞が現れ、チーム鎧武のリーダーである角居裕也の失踪とチームの窮状を訴え、救援を要請してくる。
紘汰は自分の現状に悩みながらもチームメイトの頼みは断れず、裕也を捜索しているさなかで、街中に奇妙な切れ目を発見した。

それは「クラック」。

その向こうに広がる世界に足を踏み入れた二人は、やがて全世界を巻き込む、【運命】を決める戦いに身を投じる事になる。


平成仮面ライダーシリーズ第15作目。
昭和ライダーを通してシリーズで初めての戦国武将を全体のモチーフとし、錠前を使ってフルーツの意匠を持つ鎧や武器を装備して戦うアーマードライダーと呼ばれる戦士達を描く。

ディケイド以降、仮面ライダーWからはファンの間で「平成2期」と称されるが、「平成1期」で、龍騎やカブトなどで描かれた多人数ライダーによるライダーバトルを全面に押し出した作品となっている。
だがこの作品の特色として、その多くのライダーは個人個人で動くというよりも特定のチームに所属し、それぞれのチーム同士の激突が起きるという趣の違ったものとなっている。

仮面ライダークウガから555にかけての平成仮面ライダーの初期に立ち戻ることを目標とし、今までの定番となっていた2話完結前後編構成のスタイルを崩し、他特撮とのコラボとしての番外編をはさみつつ、物語としては、平成ライダー初となる連続ストーリーとなっている。

そのため結末までの構成を当初から決めており、序盤から伏線となるシーンが多数挿入されていた。
その中でもオーバーロードインベスや、バロンのパワーアップなど当初の予定になかった事柄もストーリーに含まれているが、話の大筋は変わらなかったようだ。

龍騎並に登場するライダーが多く、さらにはフォームチェンジも極めて多彩な作品となったが、その分登場したインベスは他の作品に比べると数が少なかった。
ライダーの方も既存ライダーのスーツを改造したものがおおく、特に鎧武外伝に登場したライダーはリンゴ系列を改造したライダーが多い。

また外伝のOVA発売が作品終了後1年経過しても行われているという息の長い作品になっており、その外伝に登場するロックシードもデザインこそ既存ロックシードの流用が多いが、
プレミアムバンダイ限定とはいえ発売されるなど玩具展開も長く続いている。
そして2020年になってもジオウに葛葉紘汰役の佐野岳氏が本人役として出演した以外にも舞台版が公開され、その続編の製作発表が行われるなど未だにその物語は続いている。

最終更新:2020年10月16日 17:05