チェアシャドー

「秘技!座らずにはいられな~い♪……椅子です。どうぞ!」

【名前】 チェアシャドー
【読み方】 ちぇあしゃどー
【声】 松野太紀
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第31駅「ハイパーレッシャターミナル」
第32駅「決意」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人ダイニングセットブラザーズ
【主】 ネロ男爵
【闇形式】 ネシ13-31
【闇装備】 片刃系トビグチ
【作戦運行】 自身の能力で街の人々を椅子に貼り付けてパニックを引き起こし、トッキュウジャーをハイパーレッシャターミナルから引き離す陽動作戦
闇駅名】 裏返市
【心の闇】 人間を椅子から立てなくする自身の能力とあらゆる物をひっくり返す兄の能力とのコンビネーションによる混乱
【シャドー怪人薀蓄】 自身のクッションは闇が詰まっており、とても柔らかい
【器物モチーフ】 椅子
【闇形式の由来】 椅子

【詳細】

座った椅子から立てなくする能力を持つ椅子系シャドー怪人。ダイニングセットブラザーズの弟(たち)。

椅子やベンチといった「人が腰を掛けるもの」とそれに座った人間を磁石の様に強力に貼り付ける能力を持ち、この力で人々の動きを封じては、兄テーブルシャドーの「秘技!卓袱台返し」でひっくり返して襲うという大胆な手口で闇を集める。
また、自身が椅子に変形し、誘導されて座った相手を電気椅子のように攻撃する「秘技!座らずにはいられない」という隠し技を持つ(ただし、単純なライトだけが引っかかったので、催眠術の類ではなく、あくまで心理的な誘導だと思われる)。
常にテーブルシャドーを「兄貴」と慕い、彼の作戦運行や戦闘をアシストするよきサポーターである。

レインボーラインの中枢部「ハイパーレッシャターミナル」の存在を察知したモルク侯爵の発案で、ネロ男爵によってトッキュウジャー陽動のために隣駅に出現。
闇駅「裏返市」を作り出すと、兄の能力と合わせた上記の方法で街の人々を吹き飛ばしていた。

そこにトッキュウジャーが駆け付け、ネロとテーブルシャドーを含めた6対3で交戦。
途中でターミナルの異変に気付いて離脱した1号とネロと対戦中だった6号を除き、4人のトッキュウジャーたちに気付かないうちに様々な椅子に座らせると兄の術中にはめて大ダメージを与える。

しかし、何かを閃いた4号の扇動でトッキュウジャーたちが逃走したためそれを追跡すると、道のど真ん中に放置されていた謎の炬燵を発見する。
あからさまな罠だと警戒していたが、「炬燵を見ると無性にひっくり返したい」という兄の性を制止しきれず、彼が「卓袱台返し」をすると炬燵の中からトッキュウジャーたちが出現。
あっけに取られて無防備なところに、4人のトッキュウブラスター(ウチマスモード)が放たれると無残にもテーブルシャドーの盾にされてしまい、その仕打ちを訴えながら絶命する。

直後闇暴走で巨大化すると、「その怒りはトッキュウジャーにぶつけろ」という兄の命令で矛先を彼らに向け、1号と合流したトッキュウオーと交戦。
「秘技!座らずにはいられない」でトッキュウオー(を操縦する1号)を操って自分の上に座らせて電撃攻撃で襲うが、二撃目を繰り出そうとすると座らせる直前にサポート烈車3台を追加した超トッキュウオーに合体され、その重量を支えきれずに自滅。
「超トッキュウオーフルバーストフィニッシュ」で貫かれて爆散した。

実はダイニングセットブラザーズは四人兄弟で、この倒された個体は三つ子のチェアシャドーの末っ子。
翌話では残り2体のチェアシャドーがテーブルシャドーやクローズ軍団とともにハイパーレッシャターミナルを直接破壊しようと出撃する。
自分たちの真相(自分らがイマジネーションで大人の姿を借りた児童であり、このまま戦闘を続ければ元の肉体に戻れなくなる危険性を孕んでいる)を知ったライトたちが戦意喪失している中、唯一例外扱いで単身でターミナルを守護しようとする6号を圧倒。
途中で葛藤を振り切って駆け付けた1号も追い詰めるが、彼に呼応して同じく悩みを振り切った残りのトッキュウジャーも援軍に加わり形勢が逆転。
1号がハイパートッキュウジャーに変身すると、ダイカイテンキャノンの「ハイパー5連結クラッシュ」と6号のユウドウブレイカーの「トルネードビーム」をテーブルシャドーとともに喰らって爆散する。

直後、闇暴走で巨大化し、超トッキュウオーポリス&ファイアーとビルドダイオーシールドと交戦。

机に擬態したテーブルシャドーを投げつける「秘技!巨大卓袱台返し」で二大ロボを窮地に陥れるが、レインボーラインの総裁の許可でハイパーレッシャが加勢に来ると、初撃の光線がヒットした1体が爆散。
残りの1体も形勢が逆転したトッキュウジャーたちの「超トッキュウオーフルバーストフィニッシュ」と「ビルドダイオーバケットブレイク」の同時攻撃を浴びて爆散した。

【余談】

巨大化戦では自分の攻撃を「合体して、より重量を増やす」という作戦で破られているが、実際のところこの合体でのカーキャリア―とタンクの武装箇所は膝下であり、実質上このシャドー怪人に負担が掛かっていた追加部分は上半身のディーゼルレッシャー2両分のみである。

最終更新:2014年10月27日 13:50