ボルトロイミュード

「そう、ボルト。それが進化して得た僕の名前だ!」

【名前】 ボルトロイミュード
【読み方】 ぼるとろいみゅーど
【声/俳優】 あご勇
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 第9話「どうすればクールボディになれるのか」
【分類】 進化態ロイミュード
【序列】 024(スパイダー型
バイラルコア スパイダー
【求める人間性】 狂気的な小説の再現
【事件】 連続火災事件→暗黒の聖夜(イヴ)事件
【特色/力】 放電攻撃、電気を纏った格闘攻撃、電磁エネルギーを利用した物体操作
【モチーフ】 テスラコイル

【詳細】

スパイダー型の下級ロイミュード024が進化した姿。

名前の通り電気を操る能力を持ち、両腕のプラグから強烈な電撃を放出って攻撃する他、その両腕を前に翳して発生させた電界の防壁で相手のエネルギー弾を無力化、さらに自分を電磁石のようにして巨大な物体を動かすなど多彩な能力を有する。

人間態は3ヶ月に病死したはずの作家の「美波護郎」の姿をコピーしたもので、輝彦という少年から「発明おじさん」と慕われていた白髪の男。

オリジナルの護郎が執筆途中で没した未完の小説『暗黒の聖夜(イヴ)』の終盤を再現(大都市規模の停電)しようと暗躍する。
目的のために「電力吸収装置」を発明して街中から電力を奪う計画を立てていたが、何らかのアクシデントが発生して蓄えた電気が逆流し一晩のうちに周囲に連続火災を発生させてしまう。

翌日、部下のコブラ型の037、バット型の103がスーツ姿に扮して火災事故現場を徘徊していると、現場の調査中にそれを不審に思った進ノ介と霧子に勘付かれ追跡され、変身したドライブと彼らとの交戦中に自分も下級ロイミュードの状態で電撃攻撃を繰り出しながらこの姿に進化する。
3人がかりでドライブを攻めるが、タイプワイルドに変身したドライブのハンドル剣による「ドリフトスラッシュ」で037が倒されると、電撃を放出して周囲を破壊し多くの怪我人を出して逃亡する。

その後、とある乗用車廃棄所で103と一緒にいたところにチェイサーが出現すると自分の失態を弁解して処刑を免除してもらうが、それを偶然盗み見ていた輝彦少年の存在に気付くと彼の前で本性を現して拉致。

そして、特状課の捜査で火災現場周辺で一番怪しいと思われるポイントに進ノ介と霧子が到着すると、輝彦を内部に閉じ込めていた装置の安全装置を外し、蓄積した大量の電気を暴走させて昨夜の火災以上の被害を出そうと目論む。

しかし、その卑劣な行動で怒りの沸点に達した進ノ介は逆に「クール」な感情を得たことで、今までなれなかったはずのタイプテクニックに変身。精密な処理能力で装置の解除と、自分たちの攻撃に対する応戦、そして少年の救出を軽やかに実行されて装置も破壊されてしまう。

逃走を目論み、待ち伏せしていたトライドロンに廃棄されていた乗用車を電磁エネルギーで投げつけるが、タイプテクニックに変形したアームに投げ返され、ドライブと交戦。
しかし、『グラビティ』の重力に縛られると、ドア銃による必殺技の前に敗北し、「僕はまだ死なない」と謎の言葉を遺して爆散した。

実は先の安全装置は自身の計画の要と同時に本人の新たなコアとして機能して(ベルトさん曰く「あの装置こそがボルトの本体」)おり、第10話では爆散と同時に地面に投擲していたその装置を媒介に内部の残留プログラムと蓄積された電気エネルギーから自分のコピーのボルトゴーストを誕生させていた。

【余談】

人間態及び声を担当したあご勇氏は仮面ライダーWにてバーバー「風」のマスター役として出演して以来の登場となる。

スーツは一部塗り替えてボルトゴーストとして登場した後、シュートロイミュードに改造され、Vシネに登場したリベンジャーロイミュードに改造された。

最終更新:2019年07月25日 15:35