ジャッジロイミュード

「復讐の時間だ!我が名は『ジャッジ』!悪人どもに正義の鉄槌を下す!」

【名前】 ジャッジロイミュード
【読み方】 じゃっじろいみゅーど
【俳優】 中沢青六
【声】 田久保修平
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 第18話「なぜ追田警部補はそいつを追ったのか 」
第19話「なにが刑事を裁くのか」
【分類】 進化態ロイミュード
【序列】 065(コブラ)
バイラルコア コブラバイラルコア
【求める人間性】 正義感以上に歪んだ憎悪
【事件】 悪人襲撃事件
【特色/力】 武器「ブレードジャッジ」を利用した大電流攻撃と剣道を模倣した気迫ある剣捌き、有線電極「ショックジャッジ」を対象に撃ち込んでの感電
【モチーフ】 剣道家?

【詳細】

下級ロイミュード065が進化した姿。

ボルトロイミュードと同様に電撃を身体から発生させる能力を持ち、腕部に仕込んだ有線電極「ショックジャッジ」を相手に撃ち込んで感電させたり、手にした「ブレードジャッジ」に電撃を上乗せして強力な破壊力を生み出すことができる。
また剣道を主体とした独特の剣術で相手に間髪入れず攻め込む戦法を好み、ベルトさんからも「凄い気迫だ」と敵ながら一目置かれている。

自らが『ジャッジ』を名乗って謎の闇サイト『ジャッジタイム』を立ち上げ、そこに書き込まれた依頼を元に悪徳企業を次々と襲撃する過激な復讐代行を行っていた。

元々この『ジャッジ』とは5年前に現八郎と、停年を迎えて引退した彼の恩師の「鬼の橘」こと真伍が追っていた犯人の名であり、現在と同様に「悪人だけを狙った傷害事件」を引き起こしていた。しかし過去の『ジャッジ』は、2人が追跡調査している中、その犯人と目されていた青年の冬馬が謎の変死を遂げたことで、表向きでは「事件解決」とされたもののその真相は迷宮入りのまま終わっていた。
ただし、過去の『ジャッジ』が悪人個人を闇討ちしていたのに対し、現在に再発した『ジャッジ』は団体単位で大胆に襲うという差異があることが判明している。

なお、見方によれば「人間に加担する」という異端なロイミュードだが、ハートたちによれば表立って見せる「正義感」とは別の(自分たちの進化に有効たる)「もっと歪んだ感情」で成長しているらしい。

詐欺グループを襲撃したことで特状課に存在が発覚。剛が提供した情報で悪徳業者の「天川エンゲル不動産」と不良グループ「ブラックキャンドル」の二手に候補が絞られ、それぞれに進ノ介と剛がマークしていると、前者の不動産の重役を狙って出現。
自分を捕えようと躍起になっていた現八郎を「ショックジャッジ」で感電させ、ドライブと交戦する。

圧倒的な剣幕でドライブに反撃の隙を与えない猛攻を仕掛け、強力な一撃を目晦ましに逃走する。

その後、今度は『ジャッジ』に対して挑発動画を投稿していた「ブラックキャンドル」たちの前に出現。
前回の敗因を学習して対電撃機能を追加した「ピコピコ3号」を装備した現八郎に迫られるが、得意の剣術で物理的に往なしてしまい、ドライブやマッハと交戦する。

相当の戦闘力を持ち合わせていたが、2対1という不利な状況に加え、デッドヒートに変身したドライブの攻撃に圧されると、チェイスの介入でその隙に逃亡する。
しかし、先刻の剣撃をこの身に自ら受けた現八郎に正体が真伍のコピーだと悟られ、彼に問われると素直に人間態に変化。
愕然とする現八郎に向けて不敵な笑みを見せると、再び怪人態に戻って逃走する。

続く19話では、事実を追及しようとした現八郎と進ノ介がオリジナルの真伍の自宅を訪問。
彼からロイミュードの力を借りた真意が「自分が世間を騒がせることで本物の『ジャッジ』を誘き寄せて逮捕すること」だと伝えられ、刑事としての誇りを捨てたことに失望した現八郎が去った後、残った進ノ介がロイミュードを動かすほどの強い意思(感情)の正体が、「免罪を着せられて殺害された冬馬の遺族の妹が、理不尽に世間から後ろ指を指されたことへの復讐」だと見抜くと、そこに姿を現して生身の彼を感電させて逃走する。

その後、何故か街を歩いていた剛を一方的に『(本物の)ジャッジ』であると因縁をつけ、状況が全く理解できない彼と互いに「いや、お前が『ジャッジ』だろ?」と水掛け論を言い合う支離滅裂な戦いの果てに完敗させる。

実は本物の『ジャッジ』の正体は、「ブラックキャンドル」たちに絡まれた際に剛に助けられていた青年の壮であり、自分を救った剛に目を付け、彼を自分の影武者の『ジャッジ』に仕立て上げた動画を撮影して配信していた(その影響で、事態が呑めない剛はロイミュード以外にも街中の若い女性たちから『ジャッジ』とラブコールを送られていた)。

居場所が掴めない壮の逮捕は不可能かと思われたが、彼の復讐サイトを逆に利用した霧子と現八郎の囮捜査で『ジャッジ』と化した本人を誘き寄せることに成功し、さらに進ノ介が仲間のシフトカーを総動員して冬馬の死亡現場の周辺の泥底から見つけた指紋の付いた遺留品のボタンを発見したことで過去の犯罪の証拠が露呈してしまう。

そこに真伍とともに姿を現すと、「真犯人を逮捕することさえできたら満足」だという真伍の横で、自分の目的が「進化に必要な真伍の憎悪の感情だけ」だと本性を明かし、真伍を見限って壮の抹殺を宣言する。

そして、それを妨害しようとするドライブと交戦。
途中で乱入してきたチェイサーにはデッドヒートに変身したマッハが引き受け(相手にクロッサーが使われないよう、わざわざバイクを置いて徒歩で来たらしい)、タイプワイルドにチェンジしたドライブと戦いを続ける。
得意の剣術による猛攻でドライブに攻め込んでいたが、『ダンプ』のドリルとハンドル剣の二刀流に逆転され、最期は「ドリフトスラッシュ」と『ダンプ』のフルスロットル技の合体攻撃で爆散した。

なお、己の『正義』、『善悪』という二律を象徴するものか、頭部のデザインはどちらも怪物染みてはいるが左右非対称で雰囲気が異なる。

最終更新:2015年04月12日 17:38