妖怪カマイタチ

「忍びなのに、派手過ぎるーーーっ!」

【名前】 妖怪カマイタチ
【読み方】 ようかいかまいたち
【声】 稲田徹
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの1「俺たちはニンジャだ!」
忍びの4「でたゾウ!パオンマル!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪
【好きな物】 風の音
【好きな場所】 工事現場
【攻撃力】 ★★★☆☆
【不思議な技】 ★☆☆☆☆
【ぶった切り】 ★★★★★
【集める恐れ】 大鎌を振り回しながら人々を襲い、刃に切られる事によって生み出される恐れ
【妖怪モチーフ】 鎌鼬
【器物モチーフ】 チェーンソー
【その他のモチーフ】 ジェイソン・ボーヒーズ?

【詳細】

とある公園の工事現場にあった「チェーンソー」が封印の手裏剣と融合し、牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「鎌鼬」伝承を受け継いで変化した妖怪。

チェーンソーが変化した大鎌を両腕に備え、そこから三日月型の真空波を放ち、離れた相手などのあらゆる物を切り裂く事ができる。
刃物のスペシャリストでもあり、専用のクナイも隠し持ち、投擲して攻撃する場合もある。

牙鬼が復活した影響で街中にヒトカラゲが跋扈している中、上記の経緯で誕生し、その直後偶然その場にいた天晴達に攻撃し彼らの「恐れ」を集めようとした。

しかし、臆病な凪達はその切れ味を前に畏縮していたが、「生まれこの方『恐怖』を感じた事がない」と言う天晴に逆に挑発され、彼の勇姿に奮い立たされた他のメンバーが一致団結し、旋風が持ってきた忍者一番刀でニンニンジャーに変身させてしまう。

未知の戦隊に警戒しながらもヒトカラゲと共に迎え撃つが、彼らの変幻自在の忍法でヒトカラゲ達を殲滅され、自身もカラクリヘンゲンを駆使したモモニンジャーとシロニンジャーの『弓』の射撃、伏兵のキニンジャーの『剣』による不意打ち、更にアオニンジャーの『爪』による追撃を喰らい、最期はアカニンジャーが一番刀から繰り出す「忍烈斬」と「忍者一閃」の連撃に斬り伏せられて倒される。

その直後、十六夜九衛門肥大蕃息の術によって再生巨大化する。
ニンニンジャーを背後から襲い掛かり、彼らを大鎌で吹き飛ばし、彼らが召喚したオトモ忍と交戦するが、変幻自在の忍術に振り回された挙句、オトモ忍が手裏剣合体して誕生したシュリケンジンには歯が立たず、勇猛果敢にも接近戦を挑むが、シュリケンジンから一時分離したシノビマルの奇襲に怯み、最期は天晴切りを受け爆散した。

忍びの4では妖怪本体ではないが、ニンニンジャーの特訓シミュレーションのターゲットとしてホログラムのダミーが登場。
しかし、独り善がりで独走するアカによってヒトカラゲともども一掃された。

【余談】

残忍な性格の持ち主でもあり、「チェーハッハッハ」という独特な笑い声が特徴。

「ヒトカラゲの大量発生で街が大混乱になっていた」とはいえ、子供達の利用頻度の高い公園、それも彼らの手の届く場所に危険物があった状況を考えれば、この妖怪が誕生した事実は別の意味で恐ろしいものかもしれない。
だが工事員がすぐ近くにいたため、恐らく作業中の状況であり、放置されていたわけではないと思われる。

なお、巨大化戦時にシノビマルをビルの縁に追い込んだ際に「壁ドン」という当時の若者ワードのネタを発している。予想外のギャップに意表を突かれた視聴者も多いだろうが、後の公式サイトでこのアドリブの誕生秘話がコラムで語られている。

デザイナーであるK-SuKe氏によると「伝承にある鎌鼬は『3体がグループで行動する』という言い伝えもある為、両腕がチェーンソーになった3体の鎌鼬が折り重なったデザインにした」らしく、他にも「イタチ用に誂えたホッケーマスクのような顔にしたのは某映画モンスター(『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズ?)をあくまでイメージした」とコメントしている(DVDの映像特典の「忍者秘伝ノ書」より)。

声を演じる稲田氏はシリーズ第33作目でも妖怪をモチーフにした怪人の声を演じている(所属組織怪人も妖怪がモチーフになっており、鎌鼬をモチーフにした怪人が登場している)。

最終更新:2016年02月07日 09:06