妖怪カッパ

「貴様!俺の消火器を火事にするとは、あべこべだ!」

【名前】 妖怪カッパ
【読み方】 ようかいかっぱ
【声】 近藤浩徳
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの2「ラストニンジャになる!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪
【好きな物】 相撲
【好きな場所】 レイクサイド
【攻撃力】 ★★☆☆☆
【不思議な技】 ★★★☆☆
【吹雪ガス】 ★★★★★
【集める恐れ】 突然湖から姿を現しては暴れ回り、水辺で襲われる人々から生み出される恐れ
【妖怪モチーフ】 河童
【器物モチーフ】 消火器
【その他のモチーフ】 消防士、スキューバー?

【詳細】

「消火器」が封印の手裏剣と融合し、牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「河童」伝承を受け継いで変化した妖怪。

絶対零度の吹雪を噴霧して攻撃する他、横綱級の相撲の腕前を誇り、自慢の上手投げで相手を水中に叩き落とす事を得意としている。
また腰にぶら下げた無数のチューブからガスを噴射しての飛行も可能。

既に誕生して街中で暴れていたところを、基地のガマガマ銃の感知能力で駆け付けたニンニンジャーと交戦する。

熱血漢なアカを「(色は赤いが)まだまだ青い」と見下して相撲勝負で彼を投げ飛ばし、さらに他のメンバーも冷凍ガスを噴射させて苦戦させるが、エリート肌で忍法を易々と使えるアオの火属性の「めらめらじゃー」で燃やされ、一時撤退する(ちなみによく見ると、去り際に踏みつけられたキにも火が引火していた)。

その後、再び街に出没して暴れていると単身でやってきたアオと交戦するが、慢心している彼の油断を誘い、今度は両手を使って威力を倍増させた冷凍ガスで彼の「めらめらじゃー」を打ち破る。
しかし、八雲を変身解除に追い込んだものの、「本番で強くなる」と自称する天晴の助太刀で妨げられ、2人が変身したニンニンジャーと戦闘を再開。
互いにライバル心を抱いて切磋琢磨する2人を相手に苦戦し、さらに金属性の「きんきらじゃー」の発動に警戒していたが、それが頭上からの盥落としだと気付かず、頭部に直撃して大事な皿を割られてしまう。
そして疲労困憊しているところを二人の必殺技の同時攻撃を受けて爆散する。

その後、九衛門の「肥大蕃息」の力で巨大化し、シュリケンジンと交戦。

お得意の冷凍ガスがドラゴシールドに防がれて無効化されると、背後のジェットで空を飛んで逃走を図り、身軽であっても対空戦術を持たないシノビマルを翻弄する。
だが、ロボの主導権がアオに移った事でシュリケンジンが「シュリケンジンドラゴ」に変形すると形勢が逆転。
自分以上に大空を縦横無尽に飛び回るドラゴに全方位から斬り刻まれて近くの山場に叩き落され、最期は必殺の「ドラゴバースト」を浴びて敗北した。

【余談】

なお、『河童』と言えば頭頂部に水を入れた皿があることで有名な妖怪だが、実は消防士のように頭部に被っているヘルメット全体がそれらしい。

デザイナー・K-SuKe氏によると「『器物に封印の手裏剣が刺さり、それが妖怪になる』という話だった為、消火器の殻を割って、河童が内側から無理矢理出てきたような姿をコンセプトにデザインした」らしく、他にも「『消火』からの連想で頭部の皿を消防士のヘルメットのようにし、泳ぎの得意な河童から消火器をスキューバダイビングの装備のようにした」とコメントしている(DVDの映像特典の「忍者秘伝ノ書」より)。

最終更新:2015年07月19日 22:17