ロイミュード005

「分かるか?俺はお前にシンパシーを感じたのさ。魂が共鳴したんだ!」

【名前】 ロイミュード005
【読み方】 ろいみゅーどぜろぜろご
【声/俳優】 野間口徹
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 type ZERO
type TV-KUN
ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート
【分類】 下級ロイミュード
バイラルコア バット型
【事件】 ネオシェード模倣事件(type ZERO)?
アルティメット・ルパン模倣事件?(type TV-KUN)
【特色/力】 銃器と融合しての強化?
【求める人間性】 復讐心
【モチーフ】 コウモリ

【詳細】

バット型の下級ロイミュード。
テレビ本編では語られない「ロイミュードの一斉蜂起(グローバルフリーズ)」の前日談を描いた第0話の『type ZERO』(『MOVIE大戦フルスロットル』の入場者に数量限定で先着配布)、児童雑誌の付録についている『type TV-KUN』という『シークレットミッションシリーズ』に登場。
小説版やVシネマにも登場する等、本編への露出が少ないながらも外伝にはほとんど登場しているという異質なキャラクター。
どちらもエピソードの主犯格に位置すると同時に、2つの物語をリンクさせる重要なトリックスターのような側面も持つ。

【type ZERO】

他のロイミュードたちが一斉蜂起に向けて集合し、あるロイミュードが演説している中、独断行動に走って暗躍する。
当時まだ特殊班に所属していた進ノ介が相棒の明と伴にテロリスト集団「ネオシェード」を調査している最中、その真犯人である犯罪心理学者にしてコピーキャットの光也の悪しき心に共感して着目。
とある倉庫で彼が「本物のネオシェードとは無縁の模倣犯」であることを見抜いた進ノ介と明が抗争しているのを窓から監視し、彼が逮捕されそうになると突然弾丸を発射して進ノ介たちを妨害、逮捕から逃れようと光也が倉庫の外へ飛び出した瞬間に「重加速」を発生させ、「どんより」に拘束された彼の姿をコピーする。
そのまま上空へ飛翔し、用済みになったオリジナルの光也を落として転落死させようとするが、突如姿を現したプロトドライブに地上に激突寸前だった光也を救われて失敗し、憤慨して交戦に入る。
未知の敵に対して超音波攻撃で返り討ちにしようとするが、ギアを上げた『スピード』の戦法に反撃され、翼を展開して空中へ逃げようとするも必殺キックを浴びて爆散する。

当時のプロトドライブの段階ではコアを完全破壊する能力を持ち合わせていなかったことから、本体は数字のコアの状態で何処かへと逃走するが、肉体を構成していたバイラルコアがプロトドライブに回収され、そこに記憶されていた演説の様子から「グローバルフリーズ」の計画が露呈。
結果的に仲間たちの「一斉蜂起」の失敗の要因を生んでしまう。
ぶっちゃけグローバルフリーズの失敗の原因。

【type TV-KUN】

データ状に変化してネットワーク上を彷徨っていたところをブレンに発見され、「グローバルフリーズを失敗させた責任を取らせるべき」と考えたハートから与えられたバイラルコアで実体化して再生する。
その際、コピー元の光也が自分にコピーされる直前に抱いた「自分の犯罪計画を破って逮捕した進ノ介への怨み」と自身の「自分を倒したプロトドライブへの怨み」が混ざり合い、ネット空間にいる間に著しく増幅。自分の欲望に忠実だった以前とは打って変わり「仮面ライダー」を憎悪する復讐鬼と化していた。

ドライブを倒すためにシフトカー捕獲を目論み、道端を走行していた『モンスター』を襲うが、仲間割れを起こしながらもそれを庇った『ハンター』の方を捕えて撤収。

その後、オリジナルの光也と同様に「アルティメット・ルパン」という伝説の怪盗の名を騙る模倣犯を演じ、高価な絵画と一緒にそれを所有していた大財閥の社長令嬢を誘拐。意図的に光也の「ネオシェード模倣」との類似点を見せつける事で進ノ介を倉庫に誘い込む。

進ノ介が投げた『シャドー』の力で「重加速」が緩和されて令嬢に逃げられると、ドライブに変身した彼と交戦。
「グローバルフリーズ」での明の負傷を咎めたり、「ミニカー(シフトカー)が新しいお友達」だと煽ってドライブを挑発し、さらに本命である捕獲した『ハンター』を見せつけ、手にしたハンドガンを取り込んだ右腕を巨大な砲身に変化させて脅迫する。

しかし、背後から『ハンター』を救おうと接近していた『モンスター』の存在に気付けず、その真意を悟ったドライブの挑発に今度は自分の方が乗せられてしまい、『モンスター』と救出された『ハンター』のダブル攻撃に怯む。
倉庫の外に出て戦闘を再開するが、この2つのシフトカーのタイヤ交換とハンドル剣を駆使するドライブに攻撃され、最期はジャスティケージとモンスターの顎を合成させた檻に閉じ込められ、さらに真上からハンドル剣の必殺技を発生したドライブによって檻ごと潰されて圧死した。

【小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ】

type TV-KUNの事件で再びドライブに破れ、コアも消滅したはずの005だったが、微小な残留思念が倒されてもなおネットワークに残っており、
かつてプロトドライブに破れコアの状態でネットワークをさまよっている時に発見したアニマシステムを独自にコピーして保存、
残留思念になりながらもアニマシステムに集まる他のロイミュードの無念を吸収し、ミスターXを名乗り暗躍していた。

サイコパスだけが最終面をクリアできるスマートフォン用アプリゲーム「ラビリンス・オブ・アニマ 魂の迷宮」というゲームを配信し、それをクリアできた者を洗脳して信者として集め、
かつてのコピー元である西堀光也を裏から操ってロイミュード犯罪の模倣犯罪を引き起こし、犯罪者たちの復讐心と被害者たちの恐怖心を吸収。
それらを媒介としてついに消滅したはずのコアを復元することでロイミュードとして復活を遂げる。

仮面ライダー達への復讐心はさらに強いものになっており、テロ予告で泊進ノ介の結婚式を中止させると行った嫌がらせや、
計画の最終段階として光也の娘である西堀令子を瀕死に追い込み令子がかつて犯罪に巻き込んだ詩島剛を再び憎しみに染め上げることで、
彼の手で進ノ介達を殺害させることで計画を完遂させようと目論む。

消滅したはずのコアを再構築するまでに至った膨大な復讐心は彼をリベンジャーロイミュードという進化態にさせ、強大な力でチェイサーマッハとの激闘を開始。
フリーズロイミュードやシーカーロイミュード等様々なロイミュードの力を駆使し、剛の復讐心を増大させようとしたが、半分ロイミュードの力を持つチェイサーマッハには通じない。

そしてかつてエンジェルチェイスに授けたライノスーパーバイラルコアをベースに改造したシグナルバイラルコアを使って変身した超デッドヒートマッハには手も足も出ず、
ライダーキックを受け爆散。
コアも消滅した。

だがアニマシステムを使って復活したことから、「復讐心」が集まればまた復活する可能性があるとされ…

【ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート】

チェイス復活実験にて偶発的に蘇ったハート、そしてブレンメディックの意識に呼応して作られたロイミュード5886
仮面ライダーとなったハートに破れ消滅したかに思われたが、完全消滅の直前005は自らのコアだけを分離することに成功。
光也のデータを利用して復活し、自分の目論見をぶち壊した剛と、光也の娘の令子を完全に闇に染めることを目的に行動する。
人間の髪の毛を発射して相手を締め上げる能力を使えるようになった、

令子が子供の事愛読していた「十三番街の絞殺魔」という小説を模倣した犯罪を引き起こし、
社会的地位のある人間の娘を洗脳して父親を呼び出し、上述の能力で父親を殺害。その現場を令子に一部始終見せつけることで彼女を闇に落とし、
その状態の令子を取り込もうと企んだ。

だが「幸せになりたい」と自分の闇を振り払った令子、そして絞め殺したと思った剛の反撃に合い、リベンジャーロイミュードの姿でマッハと交戦する。
やはり戦闘力は強大でマッハを圧倒するが、シグナルライドチェイサーを使って変身したマッハチェイサーには歯が立たずライダーキックを受け爆散。
コアの状態でなおも逃げようとあがくも、マッハチェイサーに捕まり断末魔の悲鳴を上げながら彼にコアを握りつぶされた。

【余談】

幹部クラスを除けば、テレビ本編でも例が少ない「仮面ライダー抹殺」を目的としたロイミュード。

なお、ドライブとの戦闘中は上記のように様々な事実を押し付けて挑発していたが、この個体がどのような方法で情報を収集していたのかは不明(捕えた『ハンター』から情報を抜き出したと思われる)。

最終更新:2021年06月11日 01:11