妖怪ウミボウズ

「坊主が上手に絵を描いた!」

【名前】 妖怪ウミボウズ
【読み方】 ようかいうみぼうず
【声】 宝亀克寿
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの17「グッバイ、スターニンジャー!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪
【好きな物】
【好きな場所】
【攻撃力】 ★★☆☆☆
【不思議な技】 ★★★★☆
【蜃気楼】 ★★★★★
【集める恐れ】 過去に体験した人間の恐怖
【妖怪モチーフ】 海坊主
【器物モチーフ】 ゴムボート
【その他のモチーフ】 武蔵坊弁慶

【詳細】

とある海の磯に放置されていた「ゴムボート」が晦正影によって封印の手裏剣と融合され、牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「海坊主」伝承を受け継いで変化した妖怪。

ゴムチューブから放出する大量の空気で海面の光を屈折させ、上記の掛け声と共に人間が体験した過去の恐怖を幻影として生み出す。
海面に浮遊した状態で胡坐をかき、トゲ付きのナギナタ「ぎざぎざ渚」をパドルのように操り、海上を自由自在に泳ぎ回る事ができ、沖合から海上専用手投げ弾で相手を攻撃する。

キンジを誘き出そうと目論む晦が天晴達に気付かれない(=ガマガマ銃に反応されない)ように結界を張った状態で誕生させた。
上述の能力で大勢の人々を過去に体験した恐怖の幻影で苦しめ、駆け付けたキンジも「自身を庇って命を絶った父親と兄」の幻影で戦意不能に陥れる。

その後、旋風から「妖怪が出た」という情報を得た天晴達5人も遅れて駆け付け、キンジを助ける為に彼の幻影に入り込む。
過去の幻影から解放されたキンジの風の術や他の5人の大火炎の術によって幻影を吹き飛ばされ、ニンニンジャーとの戦闘に移るが、アカニンジャーとスターニンジャーのスターライト忍烈斬を受け倒される(その際に「この現実が幻であって欲しいものだ~!」と叫んでいる)。

戦闘後、好天への弟子入りに意欲を取り戻したスターニンジャーの忍タリティに応え、封印の手裏剣の1枚が新たなオトモ忍シュリケンに変化した。

その直後、十六夜九衛門肥大蕃息の術によって再生巨大化する。
海上からの攻撃で応戦するが、新たなオトモ忍・サーファーマルに翻弄され、最期はシュリケンジンサーファーのシュリケンジン・サーファー波乗り斬りを受け爆散した。

戦いの後、キンジは弟子入り期限が前日までだった事がわかり、好天の弟子とは認められず、サーファマルに乗って戦線離脱する事になった(その後で天晴達5人は九衛門が好天のかつての弟子だった事実を知る事になる)。

【余談】

上記の台詞は早口言葉の「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」から来ている。

海坊主をモチーフにした怪人忍者戦隊カクレンジャーウミボウズ以来となる。

水中戦を得意とするタイプの怪人は数多いが、水上戦を得意とする怪人は非常に珍しい。

器物モチーフが「ゴムボート」なのは、「ウミボーズ(海坊主)」と語感が似てる駄洒落。当初は「坊主」ということで「木魚」型の僧侶の予定だったが、アクション性を考慮して弁慶をモチーフにしている。

牙鬼軍団の妖怪は封印の手裏剣が器物に突き刺さる事で誕生するが、器物がゴムボートだった故に突き刺すと萎んでしまう為なのか、晦はゴムボートに封印の手裏剣を置いて誕生させた。

声を演じる宝亀氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

最終更新:2015年09月22日 21:27