牙鬼萬月

「いい月だなぁ。やはり忍者の恐れは美味い!」

【名前】 牙鬼萬月
【読み方】 きばおにまんげつ
【声】 置鮎龍太郎
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの39「牙鬼の息子、萬月あらわる!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 幹部/妖怪
【好きな物】 狩り
【好きな場所】 常に高所
【攻撃力】 ★★★★★★
【不思議な技】 ★★☆☆☆
【大暴れ】 ★★★★★
【モチーフ】
【名前の由来】 満月

【詳細】

牙鬼幻月有明の方の間に生まれた実子。自称「戦国のサラブレッド」。

斜めに切られた顰の面と、武将、蜘蛛の糸に群がる亡者の手をイメージさせる手の意匠が混ざり合った姿をしている。

444年間恐れの力を貯め続けた有明の方からついに38話ラストで誕生。
ヒャッカラゲを部下にし「お菓子狩り」と称して子供達からお菓子を取り上げ、ちょっとしたダメージで慌てふためくなど「バカ殿」といった動きをしていたが、
その本性は晦正影をも欺くほど狡猾であり、有明の方の胎内からずっとニンニンジャーのことを見続け分析していた。
戦闘力も極めて高く、刀を武器とし肉弾戦以外にも炎や雷を操り、ガマガマ銃の一斉射撃も跳ね返して射撃手本人にぶち当てるなどその強さは本物。
また鼻が効き、森のなかに潜んでいた十六夜九衛門を見つけ出したりニンニンジャー達の擬態を見破っている。

父親の復活のために忍者の恐れを集めるべく、「騙しやすい」として目をつけた霞をその演技で誤った作戦を立てさせ本性を表して圧倒。
彼女を絶望させ恐れを集め、ニンニンジャー達を撤退させた。
その後彼女と他のメンバーが改めた作戦に引っかかるも巨大化して対応。
シュリケンジンとゲキアツダイオーに追い込まれるも有明の方の親心から呼び出されたガシャドクロに守られ悪態をつきつつ撤退した。

本性を表してからは母親を足蹴にするなど暴君とも言える言動を取っているが、父親を復活させようとする思いは本物であるようで、
忍者の恐れを集め、ニンニンジャーを倒さんと様々な策略を張り巡らせる。
その一方で十六夜久右衛門を怪しみ、霞が開発した機会を使って彼の口を割らそうとしたがあと一歩のところで失敗してしまった。

その後忍びの41にて幻月不在の間牙鬼家当主として君臨するためのお披露目会を行うとしてニンニンジャーを呼び出し、超上級妖怪シュテンドウジを作り出し、
余興として彼との五番勝負を提案する。
シュテンドウジが巨大化しゲキアツダイオーでニンニンジャーが戦い始めると、シュテンドウジの息を吸い込んだサムライハオーを乗っ取り、覇王シュリケンジンを操ってゲキアツダイオーを攻撃。
その猛攻で大きなダメージを与えた。

なお幻月が遺した「444年後、もう一度天下を恐怖で支配せん」という予言には続きがあり、「その全てが息子が成し遂げる」と言い残していたらしい。

そして続く忍びの42にてゲキアツダイオーを大破させその場を離れたニンニンジャーをおびき出すためにシュリケンジンで破壊活動を開始する。
どうにかしてシュリケンジンを奪還しようとする天晴らは、旋風をかつて拠点の場所を探しだした妖怪ネコマタの姿に魔法で変身させ潜りこませることに。
その情報によって荒野へ移動し、拠点は幻だったもののその場にニンニンジャー達がいたためシュリケンジンにシュテンドウジを残して出撃。

やはりニンニンジャー達を圧倒するも、シュテンドウジまでもが加勢に向かったためヒャッカラゲ達だけとなったところを獅子王と旋風がコクピットを奪還。
半人前の彼らに出し抜かれたことに怒りを覚えるも、だからこそ家族一丸となって戦うと叫んだニンニンジャーは究極奥義を発動。
その攻撃によって大きなダメージを受けたため、巨大化して決着をつけようとする。

操縦に慣れていない旋風と何故か徳利を差し込んでシュリケンジンを操作する獅子王、ゲキアツダイオーを圧倒するも、
重い腰を上げた好天がシュリケンジンの操作に加わり、拘束を破ったライオンハオーとバイソンキングが合流。
さらにゲキアツダイオーの必殺技でシュテンドウジが撃破され、覇王シュリケンジンの必殺技で追撃を受けるも応援に駆けつけた母親の操るガシャドクロを盾にしてしまう。
使えるものは何でも使うと豪語する萬月にアカニンジャーは激怒し、覇王ゲキアツダイオーとシュリケンジンの同時必殺技を叩きこまれ爆散。

かろうじて等身大に戻り瀕死の状態で荒野をさまようも、その先にいた九衛門の正体を告げられ、その真実に愕然としたまま力尽きた。

【余談】

『天下無敵』によれば、幹部の帯デザインのデザインストックとして斜め掛けに区切って身体が妖怪に見えるようデザインされている。また全身の無数の手は「蜘蛛の糸」に登場する亡者たちのイメージに肖ったもの。

最終更新:2016年07月20日 00:58