ジャベル

「お互い、惨めですな…」

【名前】 ジャベル
【読み方】 じゃべる
【声/俳優】 聡太郎
【登場作品】 仮面ライダーゴースト
【初登場話】 第9話「堂堂!忠義の男!」
【分類】 眼魔
【名前の由来】 不明

【詳細】

アラン/仮面ライダーネクロムの父親である「大帝陛下」の指示で彼を補佐するべく眼魔の世界からやってきた男性。

軍服を着込んだ厳つい印象を与える人物であり、変身用の眼魔眼魂を使うことで眼魔スペリオルへと変身する。
眼魔スペリオルへの変身は眼魔の中でも幹部クラスの者のみが変身を許されるとされ、彼の立場が比較的高位であることを示している。

アランに対し忠実に振る舞うも、眼魂の力に関して彼の兄であるアデルの指示で意図的に秘匿しているなど、
心からアランに仕えているわけではない様子。

スペクターに変身する深海マコトに対しては眼魔側であるという認識であるものの、
彼が自分の私欲のため(を蘇らせること)に眼魂を使おうとしていると知ると、「裏切り者」であるとして制裁の許可をアランに対し求めるなどあまり良く思っていない。
初登場した9話ではアランの要請を乱暴に断ったという理由でマコトを一方的に叩きのめしたほど。

15の全ての眼魂が出揃い、それを仮面ライダー達から奪うためゴーストとスペクターの二人の仮面ライダーを急襲。
眼魔スペリオルとなって二人を圧倒するも、漁夫の利を狙っていた西園寺主税の横槍で眼魂を全て奪われてしまう。

そしてグレートアイが起動するとそれに焦り、眼魂を奪うためアランの計画の一部を利用してグンダリを呼び寄せるも、
ゴーストドライバーがない限りグレートアイには近づけず失敗。

再び飛び散った眼魂を今度こそ奪うため、森に落下した2個の眼魂を拾い(グリムとサンゾウ)、スペリオルに変身して再度仮面ライダー達に戦いを挑む。
ゴーストチェンジを繰り返す両者の攻撃を捌きつつ攻撃を加えていくが、息のあった二人の連携に押されていき、ダブルライダーキックはグンダリ1匹を犠牲にして逃れるも、
窮地を脱するためとはいえ貴重なグンダリを勝手に使ったことをアランに咎められ、彼の指示でその場から撤退した。

その後、アランが眼魂に関して兄に問い質しに向かうと、独断で汚名をすすごうとタケルの元へと現れ、スペリオルへと変身して圧倒。
駆けつけたスペクターも一蹴し、ついに刻限を迎えたタケルが消滅してしまうも、父である天空寺龍の力で復活した彼は闘魂ブースト魂へと強化変身。
その圧倒的な力を前に為す術もなくライダーキックを受け爆散。変身用の眼魔眼魂も砕け散った。

だが15話にて復活。
以前よりも好戦的になっており、戦いを楽しむ余裕のような態度を見せるようになった。

スペクターとの決戦の末グンダリ融合し、彼に猛攻を加えるもフーディーニの魂と共鳴しフーディニ魂へとゴーストチェンジしたスペクターの変幻自在な動きに翻弄され、
鎖で動きを止められた後、オメガドライブ フーディニをグンダリとその内部で融合していた本体もろともくらい爆散した。

第22話ではアランを始末するためアデルにより生身の肉体を与えられて復活。
さらにアデルからウルティマ眼魔眼魂を受け取り、眼魔ウルティマへの変身能力を獲得した。
生身となったことでネクロムへのエネルギー供給がうまく行かず大幅に弱体化したアランを圧倒し、物体を腐食させる能力でスペクター、ゴーストをも圧倒。

だが恐怖を吹っ切ってグレイトフル魂となったゴーストのパワーに押されたところでガンマイザーの干渉を受け、
眼魔ウルティマ・ファイヤーへと変貌(炎の力ということでガンマイザー・ファイヤーであることが示唆されている)。
意思を乗っ取られ機械的にゴーストを排除しようとするも、オメガドライブ グレイトフルを食らい敗北した。

敗れたその後も命じられたアランの始末を実行するべく彼に挑むが、同時期に行われていたイゴールの大気改造計画の影響を受けたこと、
生身の肉体でありながら長い間眼魔として(恐らく)食事など取らずに行動していたためか、アラン同様ろくな栄養補給もしていなかったため瀕死の状態となってしまい、
弱体化していたネクロムとの肉弾戦で両者引き分けに終わり、不便な生身の肉体であることをアランに愚痴りつつ撤退。
さらにイゴールからも用済みの烙印を押されてしまう。

そんな状態でもなお任務を果たすために天空寺を訪れ、そこで偶然出会った御成を始末しようとするもついに肉体が限界を迎え倒れてしまう。
しかし御成はそんな彼を見捨てずにアカリが作った中和剤とおにぎりを差し出し、情けは人の為ならずと助けの手を差し伸べる。

そしてその一宿一飯の恩義として、イゴールに襲われていた御成達を助太刀に参戦。
眼魔スペリオルへと変身するとイゴールが変身していた眼魔スペリオル・パーフェクトを叩きのめし去っていった。

その後しばらく出番がなかったが、サンゾウゴースト眼魂の導きを受け修業を終えたアランの前に現れ最後の決着を望み、戦いの末敗北。
ネクロムサンゾウ魂が呼び出したお供を「家来」と称するも、アランから「仲間」と言い換えされ立ち去った彼を呆然と見送るしか無かった。

その後森の中で度重なる敗北から自暴自棄となって暴れていたが、そこを御成らに見つかり、彼と川に落下するハプニングがあるも、二度目となる食事の提供を受けメンチカツを頬張る(第38話)。

そしてアデル主導の元開始したデミアプロジェクトで人々がアデルに取り込まれていく様子を見て驚いていた。

暴走したガンマイザーグレートアイを取り込んだアイザージャイアントが人々を消し去っていく中、
発射された光線がアランに当たろうとした瞬間身を挺してかばい、

「悪くないですな、誰かの為に体を張るのも」


と言い残し消滅。
最終話にてタケルがグレートアイに人々の救済を願ったことで復活し、眼魔の世界に戻ることなく何度も自分に救いの手を差し伸べてくれた御成の弟子として大天空寺に身を寄せることになる。
修行僧として雑巾がけを行う姿勢にナリタとシブヤが感激し、御成ではなくジャベルに対して好意的になるという場面もあり想定外の事態に御成が頭を抱えることに。
ラストカットにも大天空寺メンバーとして参加していた。

そして時代は動き令和。
仮面ライダーセイバーとゴーストのコラボスピンオフ、「仮面ライダーセイバー×ゴースト」にて再登場を果たす。
師である?御成の影響を受けたようで、僧侶の見た目や言動が御成とほぼ同じとなり、ダントン派の残党と深海カノンコピーを巡る物語でゴースト側キャラクターの代表として行動する。

【余談】

演じる聡太郎氏はスーパー戦隊シリーズ第31作目『獣拳戦隊ゲキレンジャー』でゲキチョッパー/久津ケン役としてレギュラー出演している。
ケンの好物はメンチカツだが、第38話にて実際に食している。

15話終了の時点でまだ役者のオールアップ宣言が出ていないため、三度復活する可能性も考えられる。
というか何度撃破されてもしぶとく復活することや、グンダリを無駄に使ったことからネタになることも多い。
ファンからの通称は「グンダリ無駄遣いおじさん」。

紆余曲折を経て御成の影響を受けまくった姿でセイバー×ゴーストに搭乗することになったジャベルだが、You Tubeで公開された座談会にて「脚本の段階でジャベル役で呼ばれたはずなのに台詞が全部御成になっていた。誤植かな?と思った(意訳)」と聡太郎氏自身が語っている。
なお現在はニューヨークで活躍している「本物の御成」こと柳喬之氏に連絡したところ「自分(御成というキャラクター)がまだ息づいていることに喜んでいた」らしい。

最終更新:2022年11月18日 02:44