デスガリアン

【名前】 デスガリアン
【読み方】 ですがりあん
【登場作品】 動物戦隊ジュウオウジャー
【初登場話】 第1話「どきどき動物ランド」
【名前の由来】 死(英:death)+狩り+異星人(英:alien

【詳細】

『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場する敵組織。

オーナーのジニスが頂点に立ち、命を奪う事を遊びとして楽しむ無法者で構成され、ゲーム感覚で生物を甚振る「ブラッドゲーム」を行う宇宙の邪悪な集団。
拠点となるサジタリアークで宇宙を飛び回り、今まで99個の惑星を遊び場として滅ぼした後、記念すべき100個目として地球に目を向けて襲来する。

構成員は他にも秘書のナリアチームリーダーアザルドクバル(の他、第1話で退場したジャグド)、2人のどちらかのチームに所属するプレイヤー、戦闘員のメーバがいる。

ジャグドを含むチームリーダーはジニスを楽しませる為に傍にいるに過ぎず、更にジニスに対しては「自分達の欲望を満たしてくれる存在」という認識で忠誠心は低い。
特にクバルに至っては自分の故郷を滅ぼしたジニスに対し、長年復讐心をたぎらせ続け、その生命をずっと狙っていた程である。

実質上はナリアがたった1人でジニスに付き従っているだけであり、紋章がジニスの頭部を象っている事も「彼だけが全て」という組織の体質を象徴としたものと言える。

数多くの惑星を滅ぼしてきた為に宇宙を長い間旅してきたらしく、かつてクバルの出身星を滅ぼし、宇宙を漂っていたアザルドを回収して、仲間に引き込んでいる。
しかし、同様に巨獣専門のハンターとして宇宙を放浪していたバングレイは彼らの事を知らず、宇宙海賊として名を馳せたゴーカイジャーも特に反応を示さなかった。

基本的に残虐且つ破壊行動に快楽を覚える危険人物の集まりである為、ある程度の統率は取れているが、全ての基準がジニスを楽しめるか否かであり、最も楽しませたチームには褒美が与えられ、複数あるチームはその褒美を得る事を考えていた辺り、ジニスが「オーナー」という扱いなのはチームがジニスに対して「娯楽」を運んでくる対象であると思われる。

しかし、ジュウオウジャーの活躍でチームリーダーが全滅し、ジニスに同情を示したナリアもその行為が彼の逆鱗に触れた事で抹殺され、ジニス自身も下等生物としての醜い正体を晒した挙句にジュウオウジャーに倒された事で壊滅した。

【余談】

『東映ヒーローMAX Vol.53』での対談によれば、「ヒーロー側のジュウオウジャーが動物をモチーフにしているのに対抗し、同組織のモチーフは無機物(鉱物)を意識している」らしい。

本作が「(スーパー戦隊シリーズ)40週年記念作品」という事もあるのか、命を奪う事をゲームとして楽しむ敵組織として『仮面ライダークウガ』のグロンギの他、「999個の惑星を壊滅させ、地球を1000個目の標的として狙っている」組織として『地球戦隊ファイブマン』の銀帝軍ゾーンといった過去の敵組織との共通点が見られる。

最終更新:2020年05月16日 14:32