ハンタジイ

「フハハハハハ!これは楽しい狩りになりそうじゃ。じわじわと追い詰めてやる」

【名前】 ハンタジイ
【読み方】 はんたじい
【声】 中博史
【登場作品】 動物戦隊ジュウオウジャー
【登場話】 第14話「ウソつきドロボーおバカ系」
第15話「戦慄のスナイパー」
【所属】 デスガリアン
【分類】 プレイヤー
【所属チーム】 チームジャグド
【リーダー】 ジャグド
【対応機種】 G(ジイ)-15ライフル、ヒゲメラン
【ジャンル】 スナイパーシューティング
【コンボ技】 楽しい狩りじゃ
【メダル投入口】 左腹部
ブラッドゲーム 24時間以内に、計1000人の人類を狙撃して人形へ変える
【無機物モチーフ】 引き金
【その他のモチーフ】 老人、狩人
【名前の由来】 ファンタジー?orハンター+爺?

【詳細】

チームジャグドに所属していたベテランのハンター。

「G-15ライフル」という愛銃で武装し、狙った獲物を正確に狙撃する事ができる。
ロングレンジからライフルの狙いのスコープを定め、特殊な弾丸で撃った獲物を可愛い人形に変えてしまうコンボ技「楽しい狩りじゃ」を得意としている。

上述の弾丸は生物以外にも効力があり、武器のG-15ライフルは硝煙などの痕跡を残さない特殊仕様のものである。
タスクの嗅覚でも探知できないが、連射できない欠点があり、一度撃つと次の弾丸を装填するのに最低3秒の空白が生まれてしまう。

自身の口に生えた鋭利な曲線状の髭を「ヒゲメラン」として取り外す事ができ、ブーメランのように投擲したり、手に直接持つ事で接近戦用に使用する。
更に全身が砲身として機能もあり、両肩や両脚の踵から弾丸を発射する他、老人ながらもスナイパーとして視力に優れ、自身への陰口を聞き逃さない程の聴覚も併せ持つ。

ジャグドが倒されたことで空いたチームリーダーの座を狙い、第14話冒頭でサジタリアークに姿を現す。
同じく元チームジャグドのドロボーズと伴に訪れると、どちらがジニスを楽しませるか(新リーダーになる資格があるのか)競い合うことになるが、ドロボーズの方からゲームの順番をじゃんけんにするよう提案。本人は一度、指がでかくて不利なドロボーズに対して「本当にそれでいいのか?」と忠告はしてみたもののおバカキャラな彼にはその意味が伝わらずあっさりと勝ってしまうが、激しく悔しがるドロボーズに情けをかけたのかゲームの順番を彼に譲る(先に彼とジュウオウジャーを戦わせて、その戦力を探ろうとしたとも考えられる)。

ドロボーズが撃破されると、翌話でブラッドゲームにエントリー。
サジタリアーク内でのデモンストレーションとして、ナリアが上方に投げたメーバメダルのど真ん中を早撃ちで穴を開け、ジニスやクバルを感心させると「1000人の人間を仕留める。それも一日で」と自身のゲームの目標を宣言。
その去り際にアザルドが自身を批判する陰口を言うと彼が手に取ろうとしたグラスも銃で破壊し、「いずれ同格のリーダーになる。少しは老人を敬え」と警告を放って出撃する。

既に街にいた何十人もの人間を人形に変えていたようで、その場に気配を察知して駆けつけた大和たちが出現。
当初は人形ばかり散らばった光景に状況が分からなかった彼らの中でセラに狙いを定め、発射音を彼女に気付かれるもヒットさせて人形に変える。すかさず残りの4人がジュウオウジャーに変身し、散らばる人形の正体と自身の戦法を悟られて警戒されるが、イーグルの視力で自身が遠方のビルの屋上にいるのを見つけられると同時にタイガーを狙撃し、彼女を庇ったイーグルに弾丸を当てて人形にする。

自身の位置が特定されない状況に加え、探索に優れた五感を持つ大和とセラが先にやられた事を不利と判断したエレファントの一存により残り3人を撤退すると、自身も上記の台詞を呟きながら去る。

その後、目標の過半数を越えた事で一度サジタリアークに帰還し、祝杯を上げると再度出撃。

人ごみが多い場所を狩場に選択して狙撃を続行すると、その場に再びタスクたちが登場。
3秒の装填ラグの穴をついた彼の囮作戦で、アムを人形に変えるとだいたいの方向を特定されてしまうが、自分の方へ疾走してくる2人の様子からタスクの作戦に気付き場所を移動。

自分がいたビルの屋上に一足遅く彼らが到着すると別の場所から狙撃を再開して襲い、別のビルの倉庫内まで追い込む。
その後しばらく倉庫の入り口が監視できる場所で待ちぼうけしてると、意を決したのか2人が固まって外に現れ、レオ、そしてタスクを順に撃って人形へ変えてしまう。
ジュウオウジャー全員を始末したことに歓喜し、ブラッドゲームを続けようと去ろうとするが、何故か倒したはずのレオによって不意打ちでライフルを奪われ、銃身を破壊されて人形にしていた皆が戻ってしまう(大和とセラとアムの人形は、念のためにレオの懐に託されていた)。
実はレオだと思って撃った標的は彼らが逃げ込んだ倉庫で偶然見つけたマネキンにモップの鬘を被せた偽物であり、発案して自ら囮になったタスクの新たな作戦でレオに居場所を特定されていた。

5人全員がジュウオウジャーに変身(大和はゴリラを選択)すると、突如空から降ってきたメーバたちとともに交戦。
だが、「わしの本能も覚醒じゃ!」とジュウオウジャーたちに対抗心を燃やして両肩の砲弾を乱射して一掃しようとしたつもりが、連携が悪いのか何故かメーバだけに当たって全滅してしまう
さらにゴリラの鉄拳で飛ばされて地上へ転落し、イーグライザーに5人全員が乗ったターザン形式の体当たりで追い打ちを受ける。

反撃に不規則な軌道を描く「ヒゲメラン」を投げつけるも、剣モードのジュウオウバスターを手に臆することなく向かってくるライオンに接近戦に持ち込まれ、身動きを封じられると前面から戻ってきたヒゲメランが自分に直撃。
さらに至近距離で銃モードのジュウオウバスターを構えていたエレファントにこれまでの自身がして来た行いへの報いとして容赦ない威嚇射撃で追い詰められ、5人のジュウオウシュートを受け敗北。

その後、ジニスの要請でナリアコンティニューメダルを投入され、「コンティニュー」として巨大化する。
ジュウオウキング(1・5・4)とジュウオウワイルド(6・2・3)に両肩と脚部から銃弾を乱射するが、回避する2体への無駄撃ちで即座に弾切れを起こしてしまう。

ヒゲメランを投擲するが、回避と同時に分離した2体にワイルドジュウオウキングへの動物大合体を許してしまい、今度はヒゲメランを手に持っての接近戦で挑むが、装備したクマアックスに弾かれ、最期はクマアックスジュウオウインパクトを受け爆散した(その際に「弾さえあれば。たまや~!」と叫んでいる)。

戦いの後、タスク達によってアトリエ・モリに運ばれた人々が元の姿に戻り、何の事情も知らない真理夫は人々が元に戻ってできた大所帯に困惑していた。

【余談】

かなりの年季が入った老齢のプレイヤーらしく、かつてのチームリーダーだった筈のジャグドやアザルドに対しても「ひよっこ」呼ばわりしている。

しかし、武器のライフルを失った途端、急に形勢が逆転し、ジュウオウジャーに追い詰められてしまい、散々偉そうな事を言いながらの醜態さを見せていた。

自分の砲撃で味方のメーバだけを全滅させたり、ライオンから「遠くからでしか戦えない卑怯者」と罵倒されたり、エレファントの威嚇射撃に逃げ回ったり、ジニスからも「リーダーになると豪語した者がこれで終わりではな」と評価されたり、チームリーダーに昇格できる資質が微塵もなく、野心が大きいだけのプレイヤーだった。

老齢のプレイヤーであるゆえなのか、巨大化した際に日本語「ありがとうよ、ナリア!」と叫んでいた。

これまでのプレイヤーとは異なり、自身が課せたブラッドゲームに明確な制限時間と目標数を定めている。
この点は『仮面ライダークウガ』のグロンギが行う「ゲルル」と共通している(「自分の決めたルールの元、ある法則で人間を殺害する」個体も存在する)。

武器の「G-15ライフル」の「G-15」は使用者本人の名前(ハンタジイ)とブラッドゲームを行った話数(第15話)から来ていると思われる。

なお、襲われて人形にされた人はタスクたちがアトリエ・モリに運んで匿っていたようで、何も知らない真理夫は彼らが元に戻ってできた大所帯に困惑していた(とは言え、再度の襲撃までに既に被害者は500人を越えているので、タスクらが把握してないエリアで他に人形にされて放置されていた人々がいたとも考えられる)。因みに人形にされた大和とセラは喋れない状態ながらも意識はあったが、アトリエに運ばれた人々は自分たちが人形にされていた自覚がないのか、アトリエにいたことに全員が首を傾げていた(撃たれたショックで人形にされている間は気を失っていたのだろうか)。

声を演じる中氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となる。

『野性解放』によれば、模様のテーマは「弾丸」。また体型のバランスは特撮怪人というよりも、アメリカのアニメに出てきそうな悪役キャラに近づくようデザインされている。

最終更新:2018年08月05日 11:02