宇宙幕府ジャークマター

【名前】 宇宙幕府ジャークマター
【読み方】 うちゅうばくふじゃーくまたー
【登場作品】 宇宙戦隊キュウレンジャー
【名前の由来】 邪悪+暗黒物質(英:dark matter)

【詳細】

『キュウレンジャー』に登場する敵組織。

現在よりも遥か未来、88の星座系をほぼ全て支配し、その支配率は全宇宙の99%にも及ぶ大帝国である。

「ショーグン」と呼ばれるドン・アルマゲを頂点とした絶対的ヒエラルキーが存在する。
惑星にそれぞれ配置されるダイカーン、彼らを束ねるカロー、更にその上に立つ最高幹部のフクショーグンなどがいる。

上位の存在に対しては「ギョイサー!」(「御意」と「イエッサー!」を組み合わせたもの)という掛け声を持って従うのが基本であり、命令に逆らう事は決して許されない。

惑星を構成するエネルギー「プラネジューム」を採取する一方、惑星の民を苦しめて支配しているが、その惑星を担当するダイカーンによって圧政状況は異なる。
基本的にカローは1つの星座系、ダイカーンは各惑星につき1人と1機のモライマーズが配置されている。

その中でもチキュウはジャークマターにとって重要なポジションであるようで、数多くのモライマーズが配置され、複数のダイカーンも置かれて細かい地区を統治しており他の星に見られない厳重な支配体制が敷かれている。
複数のモライマーズが配置されていることから大量のプラネジュームが埋没していると思われるが、実は鳳ツルギがコールドスリープしていたアルゴ船が眠っているな明らかにされていない秘密がある。

その支配は数百年間にも及び、過去の世界でアルマゲがホウオウソルジャー/鳳ツルギに一度倒された筈だが、何事もなかったかのようにその支配体制は継続していた。
同様に倒された筈のフクショーグンも何事もなかったかのように生存するなど、不可思議な事が起きていた。

Space.42で各惑星から採取したプラネジュームを何に使っているのか、採集の目的は何なのかが明らかとなる。
ミナミジュウジ座系にある惑星サザンクロスの核にある巨大な爆弾にプラネジュームを注ぎ込み、プラネジューム爆弾によって宇宙全体を消滅させる事が目的だった。

Space.43でただ宇宙を消滅させるのではなく、ドン・アルマゲの手で新たな宇宙を作り出す事で真の目的だった事が判明する。
そしてドン・アルマゲとしてジャークマターを支配していたのはツルギのかつての仲間であったクエルボだった。

【余談】

「全宇宙のほとんどを支配している巨大組織」という点は『海賊戦隊ゴーカイジャー』の宇宙帝国ザンギャックに非常に近い。
皇帝を「ショーグン」、親衛隊を「フクショーグン」、艦隊司令を「カロー」、行動隊長を「ダイカーン」に置き換えるとより近くなる。

更に「戦隊側が敵組織に指名手配されている」という例も酷似している。

「物語開始時点で世界どころか、宇宙征服をほぼ成し遂げている」という前代未聞の敵組織であり、メインとなる地球は第1話冒頭のアバンで既に征服されていた。

最終更新:2022年07月12日 01:10