「キュウレンジャーに遅れを取った…。そうだな、エリードロン?反逆者キュウレンジャーを抹殺せよ」
【名前】 |
ドン・アルマゲ |
【読み方】 |
どん・あるまげ |
【声】 |
谷昌樹 |
【登場作品】 |
宇宙戦隊キュウレンジャー |
【初登場話】 |
Space.1「宇宙一のスーパースター」 |
【所属】 |
宇宙幕府ジャークマター |
【役職】 |
ショーグン |
【出身】 |
無し(あえて言うなら宇宙中の生命すべての嘆きと苦しみ) |
【装備】 |
ダークサイズ |
【分類】 |
宇宙思念体 |
【プロフィール】 |
無数の幹部やダイカーン達を統率する宇宙のドン |
【キョダインロウ】 |
無し(自力での巨大化が可能) |
【モチーフ】 |
土偶 |
【名前の由来】 |
アルマゲドン |
【詳細】
全身を覆うようにローブを纏い、表情さえも深く被ったフードの影に隠され窺い知る事はできない。
幹部格の
カローも真の姿は知らず、空中に投影された立体映像を通してカローや
フクショーグンに自ら命令を下している。
ローブの下には脳髄のような形状の器官を剥き出しにした醜悪極まりない姿があり、333年前にタイムスリップしたキュウレンジャーの前にその姿を晒している。
巨大な鎌を武器とし、単体での戦闘力も凄まじく、かつての鳳ツルギもホウオウキュータマの力で入手した永遠の命を捨て去り、刺し違える覚悟で倒さざるを得ない程だった。
反乱分子に対してはどのような存在だろうと許さず、キュウレンジャーに対しても
エリードロンに
上記の台詞で抹殺指令を下している。
地球は彼にとって重要な意味を持つ惑星らしく、Space.4ではキュウレンジャーが地球にやって来た事を知るとエリードロンに対し、何としても彼らを始末するように命じた。
イカーゲンと
マーダッコは直接アルマゲから指令を受け取り行動するヒットマンだが、そのような存在でも本当の姿を知らず、
「ギョイサー」とただ従うのみの関係であり腹心の部下、といったような存在は見受けられない。
こういった首領のそばには右腕となる幹部や、参謀がいそうなものだがそういったポジションは見受けられず、
ショーグンを除いて最も位の高い幹部である
フクショーグンさえも再生技術により何度も蘇る都合のいいコマにすぎない。
そのため何を考えているのか全く解らず、採取したプラネジュームの使用用途や、最終目的など読み取れない事柄があまりにも多すぎ、謎が多く不気味な存在と化している。
ホログラム越しでも衝撃波を放って相手を吹き飛ばしたり、
スコルピオを怪人化させるなどその能力は未知数。
本拠地をミナミジュウジ座系の惑星サザンクロスに置いており、周囲を大軍勢と強固なバリアを張り巡らせ徹底的に敵対者を排除している。
ミナミジュウジ座系の座標も
アキャンバーに一時期操られていたナーガの記憶をバランスが探ることでようやく見つけ出したため、
下手をすればキュウレンジャーはアルマゲの居場所を見つけられず詰んでいた可能性すらある。
現代では上述の通りホログラム越し、しかもローブを纏った姿ではあったが、地球にて活動し次々にカローやダイカーンを葬り、
モライマーズを破壊してプラネジューム採掘の邪魔をするキュウレンジャーを危険視し次々に刺客を差し向けていた。
映像越しでも
スコルピオを異形の姿に変化させたり、凄まじい威力のエネルギー弾を発射するなど、宇宙を支配する者として相応しい能力を見せる。
その支配体制は数百年間続いており、鳳ツルギが333年前にアルマゲを倒しコールドスリープに入り、
キュウレンジャーの尽力によって現代に蘇った際も「ジャークマターによる支配体制が継続している」ことに疑問を持っていなかったあたり、
当時から如何に強固な支配体制が敷かれていたか窺い知ることが出来る。
だがそのトップが今も昔もアルマゲが君臨しているということはすぐに信じなかった。
上述の通りだが、ドン・アルマゲはかつて鳳ツルギが多大な犠牲を払いつつも仕留めたはずであり、ツルギの情報が意図的に隠されていたこともあり、
ジャークマターによる歴史改ざんの可能性が浮上。
トケイキュータマの力でツルギがコールドスリープに入った後、つまりアルマゲが死んだはずの時間にキュウレンジャー達が飛んだ際には何事もなかったかのように変わらず存在しており、
やはり倒されたはずのフクショーグン達さえも普通に生きていた。
シシレッドオリオンとの戦いに破れ、再度撃破されたかに思われたが、キュウレンジャー達が現代に帰還してもアルマゲはやはり生きており、
ジャークマターの宇宙支配は何ら変わる様子がなかった。
そんな中、ホシ★ミナトという宇宙のスターに憑依しその言動を操っていたことが判明。
複数のアルマゲが存在することがわかり、その本体と言える存在はミナミジュウジ座系惑星サザンクロスにいることも判明した。
キュウレンジャー達は惑星サザンクロスの
サザンキングを撃破しついにバリアの解除に成功。
中枢部に潜入したキュウレンジャー達の前には、ラッキーの父でありククルーガの手によって殺されたはずのアスラン王に憑依した
ドン・アスランが現れラッキーの動揺をもたらした。
さらに、今まで集めていたプラネジュームは惑星サザンクロスのコアに一箇所に集め、全宇宙を破壊する程の破壊力を持つプラネジューム爆弾とするためであったことがわかり、
その目的は「全宇宙の破壊」であることを告げる。
だがその目論見はアスラン王が自らを犠牲にすることで防ぐことに成功。
一方でアルマゲは鳳ツルギを自らの元に呼び寄せ、その正体を見せたが、それはクエルボに憑依し、一体化した
ドン・アルマゲ(クエルボ)だった。
333年前、ツルギとその仲間たちによって追い詰められ、彼の捨て身の一撃により大きなダメージを受けたドン・アルマゲだったが、
瀕死の状態だったクエルボに憑依し、その生命をつないでいた。
そしてジャークマターの支配体制を復活させ、自らの分身を多数作り出したりカローやダイカーンを使い統治下においた宇宙全土の星からプラネジュームを採掘。
上述の宇宙を破壊し、新たな宇宙を再生、そこに憑依することで宇宙そのものになるというクエルボの考える最終計画のため数百年もの間人々を苦しめ続けていた。
だが、それはあくまでクエルボの計画であり、憑依しているアルマゲ本体は、ホウオウキュータマの力で不死身の力を有する鳳ツルギを新たな憑依先として狙っていた。
クエルボを活かし、彼に主導権を握らせていたのも、ツルギに強い執着を持つクエルボにツルギを追い詰めさせ、彼にクエルボを倒させること。
【余談】
最終更新:2018年08月24日 00:54