マーダッコ

「このタコ!」

【名前】 マーダッコ
【読み方】 まーだっこ
【声】 喜多村英梨
【登場作品】 宇宙戦隊キュウレンジャー
【初登場話】 Space.6「はばたけ!ダンシングスター!」
【所属】 宇宙幕府ジャークマター
【役職】 刺客(キュウレンジャー担当)
【出身】 惑星クリスタコスカル(ハチブンギ座系)
【クリスタコスカル星人特有器官】 肉体の一部に強い回復力
【装備】 タコヤキラー、ショックシューター、テンタクレイモア、タコスミスト
【分類】 軟体宇宙人
【プロフィール】 ジャークマターに反抗する者を「このタコ!」呼ばわりしながらタコ殴りにして排除する宇宙のマーダー
キョダインロウ 不明
【モチーフ】 タコ
【名前の由来】 マダコ?
【出身星の由来】 水晶髑髏(英:CrystalSkull)+タコ

【詳細】

イカーゲンと共に1000を超える惑星を破壊してきたジャークマター屈指の刺客。

串に刺さったタコ焼きのような武器「タコヤキラー」、タコ壺を模した銃「ショックシューター」などで武装している。
その実力はイカーゲンを加味してもショウ・ロンポーに強いトラウマを植え付ける程である。

肉体の一部に強い回復力を持つクリスタコスカル星人の中でも更に特異体質であり、身体の一部が残っていれば、何度でも完全に復活できる特別な再生能力を有する。
その凄まじい再生能力で触手の一部からでも瞬時に全身を再生できるが、再生する度に脳細胞まで作り直してしまうのか、性格がリセットされてしまうデメリットがある。

更に再生能力は高いが、更に復活する度に強化される訳でもなければ、一度受けた攻撃に耐性ができる訳でもない。
本人曰く「私だって何度も死ぬのは嫌」という点から精神面での影響も強いが、復活する度に人格が一新されるのは死の恐怖から元の人格を守る為の自己防衛の一種かもしれない。

Space.6でドン・アルマゲの命によりキュウレンジャー殲滅の為にチキュウに襲来した。
この初期状態ではヤンキー系姉御といった性格で、のんびりと余裕を見せるイカーゲンとは対象的に、短期かつ攻撃的。

「このタコ!」と良く口癖にしているがイカーゲンやショウからは「タコは君」と言い換えされたりしている。宇宙にもタコがいるらしい。チキュウに来て知ったのか?
イカーゲンとともにキュウレンジャーを餌に、かつて仕留めそこねたショウ司令をおびき出して一網打尽を目論むも、彼が真の救世主として覚醒したリュウコマンダーへと変身すると圧倒されてしまい、ドラゴクラッシュを受け撃破された。

その後Space.11にて逃走したイカーゲンが破片を回収していたため、そこから全身を復元。
ですわ口調のお嬢様系の性格となり、イカーゲンを前に置き自分は一歩下がった位置に傅くようになった。

続くSpace.12にてイカーゲンが戦死すると、新たに地球にやってきたスコルピオの秘書ポジションとなり彼のサポートを行うように。
しかしスコルピオの思惑から彼に猛毒を打ち込まれたことで死亡してしまう。

前回のように肉体が四散していないためか復活に然程時間はかからず、毒殺だったにも関わらず後遺症などは無く完調の状態で復活。
最早再生能力というよりも別次元の復活能力の片鱗すら見られる。
今回は蠱惑的な言動で男を翻弄するタイプのお姉さんキャラになった。
スコルピオのドン・アルマゲを超え宇宙最強になるという考えに賛同し、彼を補佐する形になるも、
ラシンバンキュータマをキュウレンジャー達から奪い取ったいざこざでブラックホールに飲み込まれてしまい、別の宇宙へと飛ばされてしまう。
そこはギャバンやデカレンジャーが存在する宇宙であり、ギャバンTYPE-Gからドルギランを強奪して元の世界に戻ろうとするも、
デカレッドとギャバンTYPE-G、ヘビツカイシルバー、シシレッドが放った必殺技を受け爆散する。

さすがに別の次元で死亡したので復活できなくなった、と思いきやスコルピオは彼女の破片を所持しており、
そこから全身を復元して復活。
一人称が「俺」の男装の麗人を思わせるタカラジェンヌタイプの性格になった
最早中の人の七変化には感服するしか無い。この時点で人格は4つ目になる。
自分を蘇らせてくれたスコルピオに感謝し、彼を「俺のスコルピオ」呼びするほどの愛情?を向けていた。
なおこのバージョンから武器としてテンタクレイモアが追加されている。

スコルピオがスティンガーとの戦いに破れ戦死すると、ドン・アルマゲが地球破壊命令を下したため、
モライマーズを大量に起動しプラネジュームを吸い尽くして破壊してしまおうとするが、
キュウレンジャーが復活させたアルゴ船の内部にいた鳳ツルギことホウオウソルジャーにビッグモライマーズを破壊されてしまい、
自身も一撃で切り伏せられ爆散した。

その後Space.25にてフクショーグンの一人、テッチュウが破片の一つを持っており、それによって復活。
今度の性格はドルヲタ。
語尾に「ござる」をつけ、キュウレンジャーをアイドルのように崇めるようになり、彼らと戦わず抱きつこうとしたり、サイリウムを片手にヲタ芸を披露するなど、
最早キャラ崩壊レベルの凄まじい暴れっぷりを見せた。
最もこの頃には鳳ツルギを加え、激戦をくぐり抜けてその力を増してきた究極の救世主達には実力が追いつかなくなっており、
フルメンバーが揃った彼らに感激し奇声をあげるもまともな戦闘は行わずオールスターインパクトの集中砲火により撃破された。

その場にいたテッチュウも戦死したが、ジャークマターラボに破片が回収されていたらしい。
復活した上でアントン博士のサイボーグ手術を受け、メカマーダッコとして強化され、その上でペルセウス座系カローへの昇進を果たした。

【余談】

タコがモチーフ故なのか、相手を「タコ!」と罵倒する癖がある。

声を演じる喜多村氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となる。

オーパーツモチーフはイカーゲン同様に水晶髑髏。
出身がハチブンギ座系なのはタコの足が8本に由来する。同じくイカーゲンもイカの足が10本からミナミジュウジ座系出身と設定されている。

デザインを担当したK-SuKe氏によれば、タコの足を縛って人形になっているという設定でデザインしたとのこと。
切り落とされた腕を触手のように操れるのはその設定が採用されているからだろうか。

最終更新:2022年07月13日 02:16