センチピードオルフェノク

「いい姿ですね……北崎さん?」

【名前】 センチピードオルフェノク
【読み方】 せんちぴーどおるふぇのく
【声/俳優】 山崎潤(555)
永岡卓也(ディケイド)
【登場作品】 仮面ライダー555
仮面ライダーディケイド
【分類】 オルフェノク/ラッキークローバー
【生物モチーフ】 ムカデ
【その他のモチーフ】 朱ムカデ、鉄輪、拘束具

【詳細】

ムカデの特質を備えたオルフェノク。

時速200㎞の高速移動を可能とし、全身から生えた体足は激痛を惹き起こす有毒物質を分泌する。
更に20mも伸びる鞭で相手を打ち据えて動きを封じる攻撃を得意とする。

【仮面ライダー555】

人間態はラッキークローバーの一員・琢磨逸郎。
非常にプライドが高いが、それが崩されるともろく人前で泣き出すこともあり、影山冴子に子供のように甘えたりもしていた。
自分より強い者には怯えており、北崎にはなすがままに虐められていた(終盤ライダー達によってダメージを受けた彼を積年の恨みを晴らすかのように打ちのめした)。

他のオルフェノクよりも戦闘力が高いが、後半になるとライダー達に圧倒されるようになり、ロブスターオルフェノクと共にアークオルフェノクを守護するが、北崎を殺して貪り食い、冴子から人間の身体を排除したアークオルフェノクの力に怯え、1人で戦場から逃走。
最終回のラストでは残された寿命を人間として生きていくことを決意し、工事現場で懸命に働く姿が描写され物語は終了した。

放送当時発売された格闘ゲームでは使用可能キャラの1人として登場。
鞭による攻撃を必殺技とするが、その威力はクレインオルフェノクと並び、他のキャラより弱く設定されている。

【仮面ライダーディケイド】

「ファイズの世界」でラッキークローバーの一員として登場。この世界では城金という眼鏡の男子生徒が変化する。
ファイズドライバー奪取を目的として行動するが、最期は仮面ライダーディエンドのディメンションシュートを受け灰化した。

【余談】

琢磨を演じる山崎氏は『仮面ライダーアギト』で北條透役としてレギュラー出演している。
更に『555』の脚本家・井上敏樹氏が最終話で現場監督役としてゲスト出演している。
なお、初登場時は残忍だった幹部でありながら「ヒーローと和解するわけでもなく足を洗って人間社会に生存する」という珍しい形で退場したが、実際のところ他のラッキークローバーと違い、(人間、オルフェノク問わず)誰かを明確に殺害した描写がほとんど描かれていない

デザイナーの篠原保氏によれば、「全身が刺だらけ+鉄輪で締め付けられたような姿は琢磨の持つ本質的な加虐嗜好(サディズム)と被加虐嗜好(マゾヒシズム)が反映されたもの」らしい。
『キカイダー01』のレッドハカイダーの怪人態・朱ムカデのオマージュでもある。

最終更新:2015年03月24日 16:30